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テキレボEX2 おしながき

12/26から、テキレボEX2というイベントが始まった。

元はオフラインの同人誌即売会だったものが時勢的なものでオンライン化したのだが、このイベントが面白いのは主催スタッフが購入代行として、『いくつのサークルからどれだけ買っても』手数料が一律300円+まとめて送るので送料も安価に済ませられる、という点だろう。

詳しくは公式サイトを見てもらうとして、今回は僕がやっているサークル『Survival Sickness City』が頒布している商品一覧を、簡単な紹介とともにまとめていきたい。

あたらしい魔法e.p.

『魔法が危険物の資格くらいに定着した世界』を舞台とした、エブリデイマジックx百合のシリーズ第一作。高校生と部活がテーマ。今回頒布する作品の中では一番古いのだが、シンプルでよく書けていると思う。

つづく光e.p.

シリーズ第二作、と言いつつ人物、物語に関連はなく、世界観が同じというだけ。今回は大学の写真サークルを舞台とした連作短編。作品内容にも自信があるのだが、採算度外視で付けた特典ポストカードの仕上がりが美しいのでぜひ手に取ってみていただきたい。

おわらない、e.p.

シリーズ完結編とは言うものの例によって独立した話。魔法と音楽をテーマに一冊丸々ひとつの話が収録されている。木箱というミュージシャンのライブが魔法のようにすばらしかったこと、故・吉良知彦をはじめとしたもういないすばらしいミュージシャン達のこと、と思いながら書いた。

世界の終わり頃

ブログで連載していた、イノセントとテクスト論をまたぐジュヴナイル小説。他とは若干毛色が違うものの、代表作ということになるのかもしれない。僕の今までに発表した作品の中で一番長い。コスパという意味では一番かもしれない。

狐の嫁入り

『結婚式』をテーマにした百合小説。二転三転の七転八倒で苦労して書いた覚えがあり、しかしその甲斐あって納得のいくものが仕上がったと思う。僕の作品では珍しく甘め。

デュオ(もうひとつの)

父と子のBLでショタが女装、とだいぶ業の深い作品。ビター。タイトルは飛浩隆の名短編と『はる☆ジカ(ちいさな)』から。

カミツカ!

『狐の嫁入り』でお世話になったいなさんと、ニチアサ女児アニメ風、をテーマにコラボした一冊。僕は設定と後半の小説部、製本全般を担当。4クールものでいう、3クールめ佳境で挟まれる鬱回、みたいなのを意識して書いた。

CONSOMME CUBE Vol.01

ZINE、と言っていいのかはわからないがとにかく個人で雑誌を作ろう、という趣旨で始めた本。札幌ハードコア関係のライブレポ、アルバムレビュー、ゲーム、本のレビュー、エッセイ、詩ととにかく思いつくだけ詰め込んだ。

CONSOMME CUBE Vol.02

第二号は札幌の秘宝、水玉さがしのアルバム全レビューとポルノグラフィティのアルバム全レビュー(前編)、引き続きゲームや本のレビュー、エッセイに詩、Spotifyで聴ける『魔法検定シリーズ』のイメージサウンドトラック(プレイリスト)なんかも。

CONSOMME CUBE Vol.03

山田まりん氏の表紙が印象的な第三号はゲーム『VA-11 Hall-A』と南米文学についての特集を軸に、ポルノグラフィティ全アルバムレビュー後編などを収録。『VA-11 Hall-A』と南米文学の論に関してはこちらにも公開しているが、特に自信作。

CONSOMME CUBE 増刊第一号

個人的にセレクトした『平成の名盤30枚』に2枚を追加してレビューし、平成音楽(偽)史を振り返ろう、というもの。音楽評論としてもさることながら、ディスクガイドとして有用なものになったよう自負しているので、音楽好きには是非手に取ってほしい一冊だ。


といったラインナップになっている。通販サイトをまとめて閲覧したいという方はこちらのリンクから。

よろしくお願いします。

投げ銭してくれると小躍りしてコンビニにコーヒーを飲みに行きます。