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365日日本の名建築38

本日紹介するのは兵庫県にある六甲の集合住宅です。

崖地に建てられた集合住宅で、敷地に沿うように建てられた姿はとても印象的です。

崖地は設計や施工が難しく費用もかさむので避けられがちですが、実際建ててみると見晴らしがよかったりと自然の豊かさを感じることができます。

建てられてから年月がかなり建っているにも関わらず、安藤忠雄さんの特徴であるコンクリートの美しさが今だに際立っています。

この建築の凄さはやはり崖地という場所に多大な付加価値を与えたことだと思います。

よく建築家は芸術的で奇抜なデザインの作品を作り出すことが仕事だと思っている方もいるとかもしれませんが、本来の仕事は土地にどれだけ付加価値を与えられるかということを考えることが大事です。

マイナス要素の多い土地に付加価値を与えられる建築を作ることができる人はこの先も仕事が殺到することでしょう。

そういう意味で六甲の集合住宅は本当に素晴らしい建築でした。

私は安藤忠雄さんの建築を見て、建築の基本的な考え方を学ぶことができたと思います。

この作品を見習って建築を作っていきたいと思います。

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