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365日日本の名建築50

本日紹介するのは茨城県にある茨城県営松代アパートです。

とても大規模な建物でして、私が好きな建築の一つです。

どの辺が好きかといいますと、アパートなのに空中に道があるところです!

1〜3階部分は一般的な集合住宅で、4〜6階部分は空中にある道に面してつくられているので、そちらからアプローチすることができます。

敷地の横に公園があるのですが、そこから大階段が延びていて、そこから空中にある道へアプローチできます。

空中にある道は回遊できるようになっていて、ところどころにポケットパークやベンチなどもあるので、くつろぐこともできます。

ですが現実は必ずしも思い通りにはならないこともあります。

私が訪れた8年前くらいのときはブランコがあったのですが、最近は外されていました。。

なんともノスタルジーを感じる光景です。

建築としてはとても魅力的な建築なのですが、今は使われていない部屋などもあるので少し寂しさを感じます。

このガラスブロックで囲まれたエレベーターホールもノスタルジーを感じます。

名建築に違いはありませんが、設計者の思い通りに使われていくかというと必ずしもそうではないのが建築の難しいところでもあり、楽しいところでもあります。

狙って作ったものが狙い通りにいかず、たまたまできた空間が以外な使われ方をされていることもあります。

そういった研究をするのも建築探訪の楽しいところでもあります。

私は建築の設計者なので、名建築から学んだことを活かしていきたいと思います。

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