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『日本刀の魂を解き明かすドキュメンタリー作品』

The SOUL of the KATANA "Japanese Sword" 日本刀ノ魂

本編:2023年1月21日  
出演:刀鍛冶 吉原義人氏   居合術家 町井勲氏
制作
Producer: Shuichi Fujiyasu
Director: Hideyuki Kawatani
Director of Photography: Christoph Gelep

「日本刀の至宝!伝説の刀鍛冶と居合家が共演!」

吉原義人(よしはら よしんど)さん(80歳)
22歳で文化庁認定の刀匠となり、39歳にして刀匠の最高位である無鑑査となり東京都無形文化財保持者に認定される。吉原さんの作品は米国のメトロポリタン美術館やボストン美術館にも収蔵されているなど当代随一の刀鍛冶職人として海外からも賞賛されています。
スティーヴン・スピルバーグ氏も吉原さんの刀に惚れ込み道場まで直接足を運び購入された一人。

ドキュメンタリーを作ろうと思ったきっかけ

日本が世界に誇る伝統工芸も職人の高齢化と人手不足に直面している。そんな中テクノロジーが発達していくほど手仕事に備わる精神的価値(ある人は人間らしさと表現していた)が見直されつつあると感じた。世界で新しい工芸の価値が高まっているそうだ。匠が現役で活動されているうちに記録として残すことは文化財産にもなると思い立ちプロジェクトを始めた。

制作過程

2021年6月  取材の申し込み
企画意図を伝えに吉原さんとは3回ほど話し合いを続けた。これまでも沢山のメディアに取り上げられてきているので、新規で撮るなら弟子たちを撮って欲しい、それならいいですよ、と取材の快諾を得る。

2021年11月 撮影(2日間)
日本刀は、「玉鋼」(たまはがね)という素材から作られます。玉鋼の原材料は鉄、または砂鉄で、これらを加工して玉鋼を生成します。ここから様々な工程を踏まえ、あの美しい日本刀が出来上がる。この工程は1000年前から変わらないというから驚きである。

工程1.玉鋼 
工程2.水へし
工程3.積み沸かし
工程4.折り返し鍛錬
工程5.造り込み
工程6.素延べ
工程7.火造り
工程8.生仕上げ
工程9.土置き
工程10.焼き入れ
工程11.樋入れと彫刻
工程12.銘切り

2022年5月 スタジオ撮影
日本家屋(お花茶屋森谷邸)で吉原義人作日本刀 撮影を行う。

吉原義人作 日本刀撮影

2022年5月 鍛冶場 撮影
2022年8月 町井勲氏 試し斬り撮影
町井勲さん
ギネス世界記録を6個保持する修心流居合術兵法創流者。
時速1,440キロの豪速球や6ミリBB弾の居合斬りなど、これまで様々な挑戦に成功してきた居合術家。
今回の動画ではファーストカットは試し斬りで始まり、また日本刀の魅力を刀鍛冶と異なる視点から語ってもらいたいと考えていた。そこで居合術家として著名な町井勲さんに相談した所、快く協力を仰ぐことができた。

町井勲氏 滝前で撮影

2022年10月 編集
2022年12月 完成
2023年 1月 一般公開

制作メンバー

撮影監督 :Christoph Gelep
日本を’ another planet’と興味を持ち6年前に単身でドイツから移ってきた 

演出 :河谷秀行
ロサンゼルス の映画学校で学び活動拠点を日本に移す

プロデューサー:藤保修一
テレビ番組ディレクターを経て映像制作会社クロステリアを設立。
伝統文化を映像に残す活動を行なっている。

刀鍛冶 吉原義人氏と制作スタッフ
居合術家 町井勲氏と制作スタッフ

今回の完成動画が日本をはじめ海外でも多くの方の目に届くと嬉しい。
撮影監督 Christophさんは母国 ドイツのテレビ局で取り上げてもらないかと動いてくれている。演出 河谷さんはショートフィルムへの出展を考えている。プロデューサーの私は、シリーズ化するためのビジネスモデルとスポンサードを考えている。
また機会を見つけ手仕事を録りに行きたいと考えている

伝統文化の魅了を次世代へ


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