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4月は毎日日曜日

毎日が日曜日だったら、あなたはどんな気持ちになるだろうか?

仕事がない状態なら先行きの不安に押し潰されそうになるかもしれないし、
経済的独立(FIRE)を達成した人は言いようのない空虚感に苛まれたり、
まるで家のペットになったような感覚もしれないし、
あるいは究極的に楽観的な方なら天下の楽園を享受している感覚かもしれない。

しかしここでの記事のタイトルはそういった文学的・世俗的なものでもなく、経済的なものでもなく、心理的なものでもない。

交通のお話だ。

サンデードライバーという言葉を聞いたことがある人もいるだろう。
平日にはほとんど車を運転せず、週末にのみ運転するドライバーのこと。
運転の頻度が少ないので、ぎこちなさが残り、慣れない道を走るのに必死だ。
(全てのサンデードライバーの技術が未熟という意味ではありません)
また車のメンテナンスも滞りがちで思わぬ故障も起こりやすい。


4月は新生活が始まり、都道府県を跨いだ人の移動が最も活発になる時期。
都内も東京のナンバーだけでなく、首都圏の県のみならず、全国の都道府県ナンバーを見かける。
普段ならそういうのは日曜日や長期連休の時なのだが、
この4月に限っては平日でも、そのような光景になる。

4月の交通状況は毎日がサンデーなのだ。

不慣れな運転は危ないのは間違いないが、逆に慣れすぎていても事故は起こる。
事故の起こる場所は家を出てから数分というのも結構な割合である。
つまり慣れ親しんだ場所だと油断してしまうのが人間なのだ。

言葉で言うのは簡単だが、「初心忘るるべからず」。
もう本当にこれだけ。
技術と経験をもとに、心理的には初心者のつもりも織り交ぜて運転すると
事故のリスクは劇的に減る。

事故や違反は、する人は何度もするし、しない人は、ほとんどしない。
つまりある程度、適正と事故違反には相関関係があると言うこと。

都心は車がなくても、何も問題なく生活ができる街。
それに維持費用も地方の比ではない。
運転を必ずしなくては行けないという人以外は
車なしの生活も悪くないと思う。
足、自転車、電車、バス、タクシー。これだけあれば、どこへでも行ける。

みんなで事故のない平和な交通社会になればと切に願う。

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