省エネなエアコンつけっぱなし術
どれくらい省エネ(お得)か
我が家では春秋の数ヶ月以外は、リビングと寝室のエアコンをつけっぱなしにしています。
気になる電気代はエアコン以外も含めて月平均9000円台です。
衣類乾燥機は毎週2回以上使うし、在宅仕事も多いし、IHコンロも電子レンジもよく使うし、2人家族でふたりとも特段我慢せずに電気使ってるけどこれくらいです。
統計局が公開している家計調査の2人以上世帯平均(月1万円超)よりも安いです。
注意
個人の感想です。建物やエアコンその他条件によりお得にならない場合もあります。
具体的なやり方
ポイントは「最低設定でつけっぱなし」
ちなみに、試しにフルパワーでつけっぱなしにしてみたら、電気代が1.5〜2倍くらいかかりました。(よいこはまねしないでね)
エアコンの設定は
・冬は暖房を最低温度でつけっぱなし
・夏は冷房を最高温度でつけっぱなし
を基本設定にする。
サーキュレーターで
・室内の空気を撹拌する
あとは
・人がいる時は快適な温度に調節
・人がいないときは基本設定に戻す
・就寝時は寝苦しければ調節
の3パターンで日々運用すればOK
ちなみに、基本設定が暖房16℃・冷房30℃でも、帰宅して部屋に入った瞬間天国だし、帰宅してから快適温度に設定してもすぐに適温になります。
夏は除湿効果もあって温度以上に快適に感じると思います。
もし室内の方が不快なら、それはエアコンいらずな快適な季節到来の合図です。
我が家はリビングと寝室が隣接してる&エアコンが同型機なので、片方のリモコンは基本設定で片方のリモコンは人がいる用設定にして使い分けてますが、スマートスピーカーでエアコンを操作できるなら、声で温度変更できるのでより気軽にできると思います。
なぜ省エネになるのか
個人的な推測ですが、常に家の温度を最低限に保つことで、人がいるときの快適温度にするときもフル回転させずに済むので省エネになっているのだと思います。
自動車の運転に例えると、常にアクセル踏んだり離したりして頻繁に加速減速すると燃費が悪いけど、速度を一定に保って加速減速を最小限にすると燃費が良いのと同じようなイメージ。
重要なのは「建物の温度」
これも個人的な推測ですが
・建物が冷え切る→
・室内の空気も壁も床も天井も家具も冷たくなる→
・エアコンで空気を温める→
・室内のあらゆる物が熱を吸収する→
・室内のあらゆる物が温まるまでは空気が適温まで上がりきらない→
・快適温度になるまで時間とエネルギーがかなりかかる
という理屈かなと思います。
つまり、室内の空気だけを温めているイメージかもしれないけど、実際はそれ以上にたくさんのエネルギーを消費して家具なども温めている。
夏の場合は、建物も家具も温まりきってしまうとなかなか冷えない。
したがって、室内全体として温度変化を少なくするほうが長い目で見るとエネルギー消費の総量を減らせて省エネ。
サーキュレーター大事
我が家では各部屋でサーキュレーターもつけっぱなしにしています。
空気を撹拌すると室内全体の温度が一定に保てるし部屋中快適になります。
空気を撹拌しないと、エアコンからの空気が行き届かない範囲が外気温に近づいてしまうので、エアコンつけっぱなし効果があまり望めません。
リビングはシーリングファン(ファン付きの照明)を使用してるのでその効果もあるのかも。
その他
エアコンの稼働時間に比例してフィルターにホコリがたまって性能が落ちやすい(=電気代が増える)ので、掃除機をかけるついでにフィルター掃除するくらいできるだけこまめに掃除して、可能な限りきれいな状態を保つようにしましょう。
夏は、室外機が日当たりの良い場所にある場合は風の通り道を邪魔しないやり方で日除けをしたり、バケツを載せてそこからタオルを垂らして水を吸わせて天板を水冷するなどすると冷えがよくなる場合もあるそうです。
まとめ
結論としては「室内が外よりはマシ」な温度に保たれていればいいので、何度に設定すれば快適さと省エネのバランスがよいのかは、それぞれの家庭で違うはずなのであれこれ試して最適解を見つけてみてください。
エアコンつけっぱなし有効説を試してみたい人の参考になればと思ってこの記事を書きましたが、くれぐれもご自身の判断と責任で試してみてください。
注意点
建物の断熱性能やエアコンの消費電力や室内にある物などの条件によっては、都度エアコンをオンオフしたほうが良い場合もあるかもしれません。
我が家ではエアコンしか使ってないので、エアコン以外の冷暖房機器(冷風扇やガスファンヒーターなど)も併用する場合のベストプラクティスは分かりません。
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