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11月4日の相場振り返り

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さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

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■昨日のポイント

 1.日経株平均は反発、米株高受けリスク選好も戻り売りで上値限定的
 2.米株市場はNYダウなど主要3指数が最高値街道、日本株に出遅れ感
 3.FOMCの結果は織り込み済みで日米株市場への波乱要因とはならず
 4.注目のトヨタ決算は通期見通し増額でポジティブも消化難で売買交錯
 5.日経平均3万円大台接近場面では戻り売り圧力強まり、後場伸び悩み

■東京市場概況

東京市場は、前日の米株高を受けてリスクを取る動きが優勢。

日経平均株価は反発したが、買い一巡後は上値の重さも。

米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数が揃って最高値更新。出遅れ感の強い日本株を買い戻す動きが強まった。

FOMCはFRBがテーパリングの開始を決定したものの、利上げには慎重な姿勢を崩さなかったことで、市場に安心感。

主要企業の決算発表が本格化するなか、好決算でも市場コンセンサスに届かないケースでは売られる銘柄も少なくなく、警戒ムードも漂う。

東証1部の売買代金は3兆6000億円台と活況だった。

■個別銘柄状況

◯買われた銘柄

レーザーテック<6920>東京エレクトロン<8035>も上昇。キーエンス<6861>は4700円あまりの大幅高で高値引けとなった。富士フイルムホールディングス<4901>が活況高となり、村田製作所<6981>も買いが優勢だった。日立製作所<6501>も堅調。JALUX<2729>がストップ高に買われ、デクセリアルズ<4980>は続急騰、日本ユニシス<8056>も物色人気を集めた。なお、トヨタ自動車<7203>は小幅ながらプラス圏を確保。

●売られた銘柄

日本郵船<9101>は後場値を崩し大幅安。任天堂<7974>が下落し、花王<4452>も大きく売られた。三菱商事<8058>も冴えない。三井海洋開発<6269>が値下がり率トップに売られたほか、三井E&Sホールディングス<7003>も急落。コニカミノルタ<4902>も大幅安。このほか、ヤマハ<7951>、レノバ<9519>、ブイキューブ<3681>なども売りの目立つ展開だった。

■日経平均寄与度ランキング

プラス寄与度上位5銘柄:

東エレク <8035> 、キーエンス <6861> 、テルモ <4543> 、ダイキン <6367> 、富士フイルム <4901> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約100円。

マイナス寄与度上位5銘柄:

ヤマハ <7951> 、SBG <9984> 、花王 <4452> 、ネクソン <3659> 、任天堂 <7974> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約58円。

業種別株価指数変化率

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東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)電気機器、(3)倉庫運輸関連、(4)機械、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)その他製品、(4)水産・農林業、(5)その他金融業。

WTI原油先物と空運・原油関連銘柄比較

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現在のWTI原油価格は、-1.47(-1.82%)の79.39と下落。

昨日の、航空2銘柄は、小幅に続伸。変わって、INPEX(1605)などの石油関連銘柄は、OPECプラスが4日に予定されていたので様子見ムードもあり下落。予測通り追加増産見送りが決定したので本日どちらに動くか注目していきたいと思います。

バルチック海運指数と海運銘柄比較

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現在のバルチック海運指数は、-295(-9.26%)の2,892と大幅続落。

引き続き下落が止まらないバルチック海運指数です。海運3銘柄は、郵船(9101)、川崎汽船(9107)の決算発表を受け失望売りもあり、大幅に下落しています。

ここからは、バルチック海運指数と相関していきそうなので、引き続き下落が予想されます。

SOX指数と半導体銘柄比較

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現在のSOX指数は、+125.59(+3.5%)の3,715.76と引き続き上昇。

東京市場半導体銘柄は、揃って上昇しました。米市場短期長期金利が下落していますので、それを受けて本日のIT・ハイテク関連銘柄は上昇すると考えています。

3指数日足一目均衡表

日経平均

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下髭小陰線で引け。雲の上に抜けたものの、陰線で終了。上値が重い1日でした。遅行線は株価を上抜け寸前で、転換線は上に向いて伸びています。MACDはさらに上昇し、RSIも50%より上に位置していますが、これから雲が薄くなっていきますので、あまり楽観視出来ない状況です。

TOPIX

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下髭陽線で引け。こちらも日経同様、雲の上に抜けてきました。遅行線も株かを上抜けしそうです。こちらは、買い支えがありましたので、本日も上昇基調かと思います。

マザーズ

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上髭陰線で引け。雲の上には出ましたが、売り圧力が強い状況でした。本日売り優先で始まった場合、雲の上限でサポートが効くかどうかというところを確認していきます。

米国市場3指数最新

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■米市場概況

・ダウ平均は6日ぶりに小幅に反落。ナスダックは最高値更新。

・VIXは小幅上昇、短期長期共に金利は下げている。

・前日のFOMCを通過し、7-9月期の決算発表も峠を越す中で、きょうは上げ一服となった模様。FOMCでFRBが慎重姿勢を滲ませていたこともあり、株式市場は安心に繋がっている。一方で米国債利回りが急低下しており、銀行株の下げが全体を圧迫した。

・IT・ハイテク株は、クアルコム<QCOM>が決算を受けて大幅高となったほか、エヌビディア<NVDA>が最高値を更新する中、他の銘柄にも買いが広がった。一方、モデルナ<MRNA>が決算を発表していたが、新型ウイルス向けワクチンの売上高見通しが予想を下回っていたことで失望売りに繋がっている模様。

・7-9月期決算が好調で、サプライチェーン問題やインフレなどのマクロ環境への懸念は陰に隠れてしまっている格好だが、今後の米経済指標を受けて、その問題が浮してこないか警戒感は根強い。ひとまず、明日は米雇用統計が発表となり、株式市場も注目している。

■個別銘柄状況

ダウ:ゴールドマン<GS>、JPモルガン<JPM>が下落したほか、ベライゾン<VZ>、トラベラーズ<TRV>、アムジェン<AMGN>も売られた。一方、メルク<MRK>、ナイキ<NKE>、セールスフォース<CRM>が上昇。

ナスダック:エヌビディア、クアルコムのほか、アマゾン<AMZN>、AMD<AMD>など主力株は概ね上昇。アップル<AAPL>は軟化した。

◯エヌビディア:一時300ドル台まで上昇し、最高値を更新。きょうはアナリストの目標株価引き上げが伝わっていた。

◯クアルコム<QCOM>:前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。5Gデバイスの需要急増や新たな市場への参入により、第4四半期は強い見通しを示し、サプライチェーン問題を克服していることが示された。

◯キャッサバ・サイエンシズ<SAVA>が急伸。同社はアルツハイマー治験薬「シムフィラム」の開発を手掛けているが、2012年の7月に科学雑誌「ニューロサイエンス」に掲載された同社の科学者と学術協力者によって共同執筆された論文が基礎となっている。それに対してデータ改ざんがあったのではとの指摘が出ていたが、ニューロサイエンス誌の検証で、そのような証拠はなかったとの報告を受けたと発表した。

◯フォード<F>の買いが続いており、きょうで6日続伸している。ジャンク級の社債を投資適格級に戻す計画を発表。

●ロク<ROKU>:動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けているロクが下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を大きく上回った。ただ、第4四半期のガイダンスで、売上高が予想を下回ったことが嫌気されている。

●アップランド・ソフトウェア<UPLD>が大幅安。7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。ガイダンスも公表しており、第4四半期、通期とも予想を下回る売上高見通しを示している。

●モデルナ<MRNA>が大幅安。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。売上高の大半を占める新型ウイルス向けワクチンの販売が予想を下回った。

ADR値上がりランキング

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ADR値上がりランキングは、凸版印刷が1位となっている。

凸版印刷は、透明蒸着バリアフィルムの欧米市場開拓に本腰を入れる。2016年から米ジョージア工場で蒸着原反を製造するなか、今年7月には地場の軟包装メーカーを買収してコンバーティング事業に参入した。主眼となるのはレトルトパウチなど機能包材の供給体制の強化で、各拠点にはこれに対応するラミネート機を導入するなど増強を実施して地歩を固める。バリア包材は20年代を通じて先進国での需要が増加する見通しで、2025年をメドに米国での蒸着原反の増強も検討していく。(化学工業日報)


日経平均CFDの今は!?

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現在の日経平均CFDは、-68円。予想レンジ29600〜29,900円。米市場は、金利低下によるハイテク関連株の上昇を受け、東京市場も上昇が予測されますが、30,000円ラインを意識され押し戻される日になるかと思います。


本日のスケジュール

9月の家計調査のほか、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の7~9月期運用報告などが予定される。また、東証マザーズ市場にPhotosynth<4379>が新規上場する。海外では10月の米雇用統計に対する注目度が高い。このほか、9月の米消費者信用残高。欧州では9月のユーロ圏小売売上高が発表される。なお、インド市場は休場となる。国内主要企業の決算発表では、INPEX<1605>、キッコーマン<2801>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>、ミネベアミツミ<6479>、オリンパス<7733>、三菱商事<8058>、三井不動産<8801>などがある。海外の主要企業ではアリババ<BABA>の決算が注目される。(銀)

それでは、本日も頑張っていきましょう!

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