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11月2日の相場振り返り

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さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

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■昨日のポイント(Kabutan市況ニュース)

 1.日経平均は3日ぶりに反落、前日の急騰の反動で売り優勢に
 2.米株市場では主要指数が揃って最高値と好調だが引き継げず
 3.明日のFOMCの結果発表を前に買い手控えムードも拭えず
 4.好決算銘柄への買いが相場を支え、日経平均の下げは限定的
 5.個別は全体の7割強が下落、業種別でも値上がりは4業種のみ

日経平均値上がり銘柄数45、値下がり179、変わらず1

■東京市場概況

日経平均株価は反落。主力株中心に戻り売りに押される展開前日の急騰の反動で上値の重い展開が、下げ幅も限定的。

 東京市場は、前日の米国株市場で主要3指数が揃って連日の最高値を更新したことから、リスクオンの流れが継続したが、前日に日経平均は750円を超える急伸をみせていたこともあって、足もとでは戻り売りや利益確定売りが表面化した。あすまでの日程で開催されるFOMCとパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせる要因に。企業の決算発表が佳境入りとなるなか、好決算銘柄への買いが全体相場を支える形。衆院選では絶対安定多数を自民党単独で確保したことから岸田政権の基盤安定化が見込まれ、政策期待を背景に下値では押し目買いを誘導、下げ幅は120円強と限定的だった。個別では東証1部全体の7割強の銘柄が下落、業種別でも空運、海運株が買われたものの、33業種中値上がり業種はわずか4業種にとどまった。

■個別銘柄状況

◯買われた銘柄

日本郵船<9101>がしっかり、TDK<6762>が高く、東京エレクトロン<8035>も上昇した。ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。富士通<6702>が物色人気を集め、ベイカレント・コンサルティング<6532>も大きく買われた。デクセリアルズ<4980>がストップ高となり、IMAGICA GROUP<6879>も値幅制限いっぱいに買われた。アドウェイズ<2489>、サインポスト<3996>も値を飛ばした。

●売られた銘柄

売買代金首位となったレーザーテック<6920>が安く、キーエンス<6861>、村田製作所<6981>も軟調。任天堂<7974>も売りに押された。三井物産<8031>が値を下げ、AGC<5201>も冴えない。ブイキューブ<3681>がストップ安に売り込まれ、関西スーパーマーケット<9919>も大幅安。日立造船<7004>、双日<2768>の下げも目立つ。協和キリン<4151>も値を下げた。

■日経平均寄与度ランキング

プラス寄与度上位5銘柄:

TDK <6762> 、京セラ <6971> 、ファストリ <9983> 、ネクソン <3659> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約89円。

マイナス寄与度上位5銘柄:

KDDI <9433> 、ダイキン <6367> 、テルモ <4543> 、オリンパス <7733> 、協和キリン <4151> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約64円。

業種別株価指数変化率

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 東証33業種のうち上昇は4業種のみで、上昇率の上位から(1)空運業、(2)海運業、(3)繊維製品、(4)電気機器。一方、下落率の上位5業種は(1)保険業、(2)証券商品先物、(3)非鉄金属、(4)鉄鋼、(5)その他金融業。

■値上がりTOP  空運業 日中足

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■値下がりTOP  保険業 日中足

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WTI原油先物と空運・原油関連銘柄比較

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現在のWTI原油価格は、-0.74(+0.88%)の83.31と続落

昨日の、航空2銘柄は、小幅に上昇展開。昨日決算を発表したJAL(9201)は、2022年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が1460億円の赤字(前期は2866億円の赤字)になるとの見通しを発表。最終赤字は2期連続。新型コロナウイルス禍で運航停止が長期化している国際線を中心に回復が遅れる。同日、採用抑制や定年退職などを通じて、連結従業員数(グループのLCC=格安航空会社を除く)を23年3月期末までに前期末比較で2500人減らし、3万3500人にすると明らかにした。ANAと共に、復活までは時間を要する形となりましたね。ただ、確実に赤字幅を縮小し、材料出尽くしもあるので、ここからは小幅に上昇基調となるのか様子を見ていきます。

 また、INPEX(1605)出光興産(5019)ENEOSホールディングス(5020)などは、下げに転じています。

祝日明けは、まだどうなるかわかりませんが、現状は航空2銘柄には追い風が吹く状況でしょうか。

バルチック海運指数と海運銘柄比較

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現在のバルチック海運指数は、-91(-2.59%)の3,428と続落。

引き続き下落が止まらないバルチック海運指数ですが、海運3銘柄は上昇しています。いよいよ11月4日に郵船(12:00発表)川崎汽船(11:30発表)が決算発表を予定しておりますが、どの程度市場が織り込んでいるかというところで、どちらに株価が動くのか注意が必要です。また、決算後はバルチック海運指数の下落が意識されるところでもありますから、要注意です。

SOX指数と半導体銘柄比較

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現在のSOX指数は、+42.58(+1.21%)の3,548.86と引き続き上昇。

東京市場半導体銘柄は、高安まちまち。東京エレクトロンは、目標株価引き上げで+120の55,230と引き続き小幅ではありますが上昇しています。アドバンテストは-40の9,850と小幅に下落。レーザーテックは、利益確定の売りに押され-230の26,465。祝日明けは、今のところ上昇基調に思えます。

3指数日足一目均衡表

日経平均

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上髭小陽線で引け。雲の上限に押さえつけられる形になりました。遅行線、基準線が下向きになりましたので、祝日明けに株価が上がってくるようであれば、楽しみな展開になりそうです。MACDは上向き、RSIは50%ラインに近づきました。現在のところ、どちらかというと様子見の売り優先に見えます。

TOPIX

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小陰線で引け。こちらは、雲の中に押し戻された形です。遅行線、基準線共に下向き。MACDは上昇しましたが、RSIは50%ライン上にいます。日経平均よりは売り優勢に思えます。

マザーズ

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上髭陽線で引け。雲の上限がサポートしたように思えます。もう少しで遅行線が株価を上抜けするので、上抜けした場合、雲の中を完全に抜け出すことができるか見ていきたいと思います。MACDは若干ゼロを超えてきたところ。一方、RSIは50%ラインを割れそうな状況です。こちらは、買い優勢と見ています。

日経平均CFDの今は!?

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現在の日経平均CFDは、+1円。本日は、FOMCに向けてどう動いていくか様子を見ていきます。

米国市場3指数最新

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■米市場概況

きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続伸し、最高値更新が続いている。序盤は揉み合う展開が見られたものの、次第に買いの勢いが優勢となった。引き続き決算が株式市場をサポート。取引開始前までに発表になったファイザー<PFE>やアンダーアーマー<UA>、デュポン<DD>の決算も好調だった。

 11月、12月は比較的強い月とされ、米大手銀の集計によると、S&P500は1936年以来、11月に平均1.1%、12月に2.3%の上昇を記録しているという。ただ、米大手銀は今年に関しては慎重なようだ。決算がインフレと景気減速というマクロ環境の不透明感を覆い隠しているが、決算を通過すれば、市場の関心が再びそちらに向くのではとの懸念は根強い。

 市場はFOMCの結果を待っている。ただ、市場は明日のFOMCの結果待ちの雰囲気が強く、大きくポジションを傾ける素振りはない。資産購入ペース縮小開始のアナウンスは既定路線と考えられており、市場はむしろ、利上げ開始についてのヒントを求めている。しかし、パウエル議長は市場の利上げ期待の高まりをけん制してくるとの観測も出ている。基本的には9月のFOMCで示した通りに資産購入ペース縮小と利上げとは距離を置いた姿勢を繰り返すと見られている。

 エネルギーが利益確定売りに押されている一方、そのほかの銀行や産業、IT・ハイテクはまちまちの動きが見られている。

■個別銘柄状況

 ダウ:シスコシステムズ<CSCO>、アムジェン<AMGN>、ゴールドマン<GS>が上昇。一方、ビザ<V>、ボーイング<BA>、ベライゾン<VZ>が下落している。

 ナスダック:マイクロソフト<MSFT>、エヌビディア<NVDA>、AMD<AMD>が上昇。一方、テスラ<TSLA>が利益確定売りに押されている。

 テスラはマスクCEOがレンタカーのハーツ・グローバル<HTZZ>によるテスラ車購入計画について、契約をまだ結んでいないとツイートしたこが売りのきっかけとなっている模様。

 特殊素材、部品製造のロジャース<ROG>が大幅高。取引開始前に化学大手のデュポン<DD>が1株277ドルの現金で買収すると発表された。買収規模は52億ドル。前日終値よりも33%高い水準。

 洗剤など家庭用品メーカーのクロロックス<CLX>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。清掃用洗剤の需要が力強かった。ただ、一部のアナリストからは慎重な見方も出ていた。

 営業、マーケティング支援ソフトを手掛けるズームインフォ<ZI>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を上回った。第4四半期についても予想を上回る見通しを示した。

 通信機器のアリスタ・ネットワークス<ANET>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、第4四半期についても、予想を上回る売上高見通しを示した。

 オンライン教育のチェグ<CHGG>が急落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、通期の売上高見通しを大幅に下方修正したことが嫌気された。

 ファイザー<PFE>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期見通しも公表しており、1株利益、売上高とも上方修正している。ワクチンの販売が好調なことが見通し引き上げに寄与した。(Kabutan市況ニュース)

祝日明けの市場は!?

あすのスケジュールでは、国内は文化の日で祝日となりマーケットも休場となる。海外では、10月の財新中国非製造業PMI、9月のユーロ圏失業率、10月の米ADP雇用統計、10月の米ISM非製造業景況指数、9月の米製造業受注のほか、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表とパウエルFRB議長の記者会見にマーケットの関心が高い。また、米国の主要企業の決算発表ではクアルコム<QCOM>などが予定される。(銀)

それでは、本日も頑張っていきましょう!


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