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11月10日の相場振り返り

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さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

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■マザーズ寄与度ランキングTOP10

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■昨日のポイント

 1.日経平均は4日続落、欧米株安受け買い手掛かり難続く
 2.前場下げ渋るも後場一段安、一時2万9000円トビ台まで下落
 3.為替の円高進行やアジア株安などが買い手控えムードを助長
 4.日本時間今晩の米CPIを控え、買いポジション低める動き
 5.業種別では海運株が高く、鉄鋼や空運株に売りが目立つ展開

■東京市場概況

東京市場は、朝方から軟調な地合いで日経平均は前場中ごろに一瞬プラス圏に浮上するが、その後は売り直され、後場に入ると一段安に売られた。一時2万9000円まで水準を切り下げた。相対的に出遅れる東京市場は、下値では押し目買いが観測されるものの上値は重く、外国為替市場で円高が進んだことが買い手控えムードを助長した。取引時間中はアジア株市場が冴えない動きとなったことも影響した。日本時間今晩に予定される10月の米CPI発表を前に、この結果を確認したいとの思惑も買いポジションを低める動きにつながった。業種別では海運が堅調、鉄鋼や空運株に売りが目立った。

■前日の米国市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比112ドル安と3日ぶりに反落した。米長期金利が低下し金融株などが軟調だったほか、景気敏感株などに利益確定売りが向かった。欧米株も総じて軟調で、米国株市場では目先高値警戒感から利益確定の動きが表面化し、主要3指数ともに上昇一服となった。

■個別銘柄状況

◯買われた銘柄

日産自動車<7201>が物色人気を集め、ネクソン<3659>も商いを伴い急伸。川崎汽船<9107>などがしっかり。トヨタ自動車<7203>も底堅さを発揮した。ルネサスエレクトロニクス<6723>も堅調。エー・アンド・デイ<7745>、デジタルハーツホールディングス<3676>、ケイアイスター不動産<3465>いずれもストップ高に買われた。ウィルグループ<6089>、芝浦機械<6104>が値を飛ばし、日本電子材料<6855>も大幅高。

●売られた銘柄

ソフトバンクグループ<9984>が群を抜く売買代金をこなしたものの株価は反落、マネックスグループ<8698>も安い。レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連も売られた。ソニーグループ<6758>が軟調、キーエンス<6861>も安い。ベイカレント・コンサルティング<6532>が下値を探り、グレイステクノロジー<6541>、東邦亜鉛<5707>はストップ安に売り込まれた。

■日経平均寄与度ランキング

◯プラス寄与度上位5銘柄:

NTTデータ <9613> 、ネクソン <3659> 、中外薬 <4519> 、KDDI <9433> 、バンナムHD <7832> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約55円。

●マイナス寄与度上位5銘柄:

SBG <9984> 、東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、ファストリ <9983> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約131円。

業種別株価指数変化率

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 東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)海運業、(3)その他製品、(4)電気・ガス業、(5)鉱業。一方、下落率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)空運業、(3)鉄鋼、(4)非鉄金属、(5)卸売業。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)A&D <7745> 、(2)デジハHD <3676> 、(3)高島 <8007> 、(4)ケイアイ不 <3465> 、(5)ウィルG <6089> 、(6)ネクソン <3659> 、(7)芝浦機 <6104> 、(8)電子材料 <6855> 、(9)大幸薬品 <4574> 、(10)日電波 <6779> 。
 値下がり率上位10傑は(1)グレイス <6541> 、(2)東邦鉛 <5707> 、(3)オークネット <3964> 、(4)三井住友建設 <1821> 、(5)ディーエヌエ <2432> 、(6)住友ゴ <5110> 、(7)ビジョン <9416> 、(8)新電元 <6844> 、(9)新日本電工 <5563> 、(10)エレコム <6750> 。

WTI原油先物と空運・原油関連銘柄比較

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現在のWTI原油価格は、-2.85(-3.39%)の81.30と下落。

昨日は、航空2銘柄、石油関連銘柄共に軟調な展開となりました。航空銘柄は、続落。ENEOS(5020)が本日決算発表を予定しています。

バルチック海運指数と海運銘柄比較

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現在のバルチック海運指数は、+87.00(+3.20%)の2,805.00と反転の兆しが見えてきました。

昨日の海運3銘柄は、高安まちまちの展開に。川崎汽船は+170の5,220で引けた。

川崎汽船の信用取引残高

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メリルリンチが11月1日に空売りを仕掛け、先週11月5日(金)から買い戻ししています。その影響もあり、川崎汽船が上昇しています。ただ、やはり上値が重い展開になっています。

SOX指数と半導体銘柄比較

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現在のSOX指数は、-107.55(-2.83%)の3,693.02と続落。

東京市場半導体銘柄は、揃って大幅に下落。

東京エレクトロンとレーザーテックは天井を打ったかかのようなチャート形状ですので、引き続きの下落が予想されます。アドバンテストは75日線に支えられるか確認していきたいところです。

中国恒大、利払い期限到来!デフォルト回避急ぐ!

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【北京時事】経営危機に陥っている中国不動産開発大手・中国恒大集団は10日、未払いとなっているドル建て社債の利息の支払い猶予期限を迎えた。

米東部時間の同日中に利払いができなければデフォルト(債務不履行)になるとされる。同社はデフォルト回避に向けて資産売却を進めてきたが、依然として先行きは不透明だ。

 恒大はこれまでに2回、利払い猶予期限が切れる直前に利息を支払い、デフォルトを避けてきた。今回は先月11日に期日が到来した社債の利息1億4800万ドル(約167億円)が未払いとなっており、30日間の猶予が終了する。ロイター通信は消息筋の話として、アジア時間帯のこの日夕方までに一部債権者への利払いは行われなかったと伝えた。

3指数日足一目均衡表

日経平均

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上髭小陰線で引け。引き続き雲の上限に沿っていく形で下落しています。基準線、転換線ともに横向きですが、計算式を見ると来週にかけて上向くかたちになっていきますので、どのような動きになるか確認していきましょう。

MACDはデットクロス一歩手前で、RSIは50%を割れてしまいそうですので、チャート上は弱い状況に見えます。

予想レンジは28,800〜29,300。

TOPIX

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上髭小陰線で引け。こちらは雲の中に入ってきてしまいましたので、日経平均より弱い状況に思えます。基準線、転換線が上向いてきた時にどう反応するのか確認していきます。MACDはデットクロス寸前で、RSIは50%ラインを割れてしまいました。

予想レンジは1,999〜2,017。

マザーズ

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上髭陽線で引け。雲の上限で抑えられた形に見えます。本日は、雲を上抜けできるかというところですが、MACD、RSIともに弱い状況が見えます。

予想レンジは1,112〜1,121。

米国市場3指数最新

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■米市場概況のポイント

1.終盤に入ってダウ平均は下げ幅を拡大しており、一時300ドル超下落

2.米消費者物価指数(CPI)は予想を上回り、高インフレの長期化を示唆する内容となった。米国債利回り急上昇も売り要因に。

3.原油相場が大幅安となり、エネルギー株が下落

NY時間の終盤に入ってダウ平均は下げ幅を拡大しており、一時300ドル超下落する場面がみられた。取引開始前に発表になった10月の米消費者物価指数(CPI)は予想を上回り、高インフレの長期化を示唆する内容となった。

 FRBを始め、ECB、英中銀などはインフレ上昇は一時的との見解を変えておらず、直近の国債利回り急上昇にも苦言も呈していた。市場も国債市場を始めとして、見方を修正する動きも出ていたが、きょうの米CPIの強さから、タカ派な見方を再び強めている模様。アジア時間に発表されていた10月の中国の生産者物価指数(PPI)が26年ぶりの高値水準に急上昇したことも懸念となっているものとみられる。

 市場ではFRBの利上げ開始期待を高めており、2022年7月で織り込む動きも出ている。株式市場にとってはネガティブな材料ではあるが、序盤は意外に冷静な反応を示していた。しかし、午後になって米30年債入札結果を受けて米国債利回りが急上昇したことから、インフレ警戒感が強まり、株式市場も売りを強めている。

 原油相場が大幅安となり、エネルギー株が下落の一方、米国債利回りが急上昇する中で金融株は銀行や消費者金融は上昇しているものの、証券は軟調。また、医薬品が買われている。

■個別銘柄状況

ダウ:セールスフォース<CRM>、アップル<AAPL>が下落しているほか、ゴールドマン<GS>、シェブロン<CVX>も売られている。一方、メルク<MRK>、ビザ<V>、アメックス<AXP>が上昇。

ナスダック:テスラ<TSLA>は上昇しているものの、アマゾン<AMZN>やエヌビディア<NVDA>、AMD<AMD>が利益確定売りに押されている。

◯フード・デリバリーのドアダッシュ<DASH>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、ガイダンスで概ね予想を上回る見通しを示した。同社はまた、フィンランドのウォルトを買収すると発表したことも好感されている。

◯事業通信向けSaaSソリューションのリングセントラル<RNG>が商いを伴って大幅高。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。第4四半期の見通しも公表しており、1株利益、売上高とも予想を上回る強気な見通しを示した。

◯ファイザー<PFE>が反発。ドイツのワクチン委員会が30歳以下の国民と妊婦にはモデルナ<MRNA>よりもファイザー、独ビオンテック<BNTX>製のワクチン接種のほうが好ましいとの見解を示したことが材料視されている。

●アマゾン<AMZN>が支援する電気自動車(EV)のスタートアップ企業リビアン<RIVN>が上場。IPO価格は78ドルに決まったが、初値が106.75ドルで寄り付いた後、95ドルまで一時下落した。ただ、順調な滑り出し。

●インターネットを通じてスポーツ中継やニュースなどをライブ配信するフボTV<FUBO>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表。概ね良好な決算ではあったものの、コストの増加と広告収入の弱さが影を落とした模様。

●仮想通貨交換業者のコインベース・グローバル<COIN>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を下回った。ただ、アナリストからは売上高構成の脆弱さが逆転する可能性があるとのポジティブな見方も出ている。

●AIを活用した融資プラットフォームを手掛けるアップスタート<UPST>が大幅安。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、好調な決算ではあったものの、今年に入って株価はすでに8倍上昇しており、今回の決算からは、現在の株価は正当化されないとの指摘も出ている。

ADR値上がりランキング(円換算)

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ADR値上がりランキングは、TOTO(5332)が1位となっている。

前週末29日の取引終了後、22年3月期業績予想について、売上高を6350億円から6500億円(前期比12.5%増)へ、営業利益を440億円から500億円(同26.1%増)へ、純利益を315億円から375億円(同39.0%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各40円の年80円を予定していた配当予想を中間・期末各45円の年90円(前期70円)へ引き上げた。

 国内で住設事業のリモデルを中心とした販売が好調に推移していることに加えて、海外でも中国の市況回復や米州のウォシュレット出荷増により伸長していることが要因。また、新領域事業で半導体市場の需要増の継続が見込まれることも寄与する。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高3095億600万円(前年同期比20.7%増)、営業利益266億1300万円(同2.7倍)、純利益198億6800万円(同4.5倍)だった。

出所:MINKABU PRESS

日経平均CFDの今は!?

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現在の日経平均CFDは、-41円。3:00台半ばまでは、29,300後半でしたが、米国利回りの急上昇を受けて下げてしまいました。引き続き米市場3指数は、続落となりました。これを受けて東京市場は、特にハイテク関連株は軟調な展開になるのではないかと予測しています。

それでは、本日も頑張って行きましょう!

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