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11月9日の相場振り返り

いつも貴方を応援する、パピーぬです。

ご覧頂き誠に有難うございます。

本日も、大変お疲れ様です。

さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

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■昨日のポイント

 1.日経平均は3日続落、朝方高かったがその後すぐに値を消す
 2.米株市場では主要指数が揃って最高値もその流れ引き継げず
 3.岸田政権が打ち出す政策への期待も、上値では戻り売り圧力
 4.外国為替市場で1ドル112円台後半への円高進行も嫌気される
 5.ソフトバンクGは断トツの売買代金こなし600円超える大幅高

■東京市場概況

東京市場では、朝方は買い優勢のなかスタート。岸田政権の政策の柱のひとつである18歳以下への現金給付の協議進展を横目に、買いを呼び込む場面もあり、日経平均株価は240円あまり上昇するが、その後は急速に値を消した。後場に入ると下値模索の動きを強め、結局220円強の下落で着地。2万9000円台後半は戻り売り圧力の強さが改めて確認された。取引時間中に外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが活発化し、1ドル=112円台後半まで円高が進んだこともハイテクや自動車など輸出セクターに逆風となった。

■円高円安が与える影響

みなさんご存知かと思いますが、外貨に対して円の価値が上がっている状態を「円高」といいます。 また、その反対を「円安」といいます。「円高」は、日本円の価値が上がって、相対的に外国通貨の価値が下がる事。1ドル80円が79円50銭になると、より少ない日本円でドルを買えるので円高です。 表示される価格が下がるので、円安のようにも思えますが、価値が低下したのはドルとなります。円高になると外国の製品をより少ない日本円で購入できます。

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自動車や家電、ハイテク製品など輸出産業の豊かな日本では、円高になると売上が減ってしまうことがわかります。(外為オンラインより抜粋)

ドルの価値が低下したので、外国へ輸出して販売しても売上が減るということになります。

■前日の米国市場概況

米国市場では、NYダウは前週末比104ドル高と続伸。ナスダック総合指数も最高値を更新し、連日で過去最高値を更新。インフラ投資法案が可決されたことが好感され、景気敏感株や、半導体株が買われる。

■超党派インフラ投資法案の概要

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■個別銘柄状況

◯買われた銘柄

断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>が600円を超える大幅高となったほか、売買代金2位のレーザーテック<6920>も小幅ながらプラス圏を維持した。太陽誘電<6976>が高く、任天堂<7974>もしっかり。ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>、Zホールディングス<4689>も買いが優勢だった。関西スーパーマーケット<9919>、片倉工業<3001>、日本電波工業<6779>がストップ高に買われ、インターネットイニシアティブ<3774>も活況高。

●売られた銘柄

 ファーストリテイリング<9983>が大きく値を下げたほか、日本郵船<9101>、商船三井<9104>なども軟調。東京エレクトロン<8035>が買い一巡後に軟化し、キーエンス<6861>、ファナック<6954>も売りに押された。東急建設<1720>が急落、飯田グループホールディングス<3291>、チャーム・ケア・コーポレーション<6062>なども大きく値を下げた。きちりホールディングス<3082>、ブイ・テクノロジー<7717>、なども大幅安。

■日経平均寄与度ランキング

◯プラス寄与度上位5銘柄:
SBG <9984> 、太陽誘電 <6976> 、アドテスト <6857> 、塩野義 <4507> 、ヤマハ発 <7272> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約155円。うち137円はSBG1銘柄によるもの。

●マイナス寄与度上位5銘柄:
ファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、NTTデータ <9613> 、信越化 <4063> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約143円。うち87円はファストリ1銘柄によるもの。

業種別株価指数変化率

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 東証33業種のうち上昇は情報・通信業、鉄鋼、鉱業の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)建設業、(2)金属製品、(3)倉庫運輸関連、(4)その他金融業、(5)石油石炭製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)繊維製品、(2)ゴム製品、(3)海運業、(4)不動産業、(5)水産・農林業。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)関西スーパ <9919> 、(2)片倉 <3001> 、(3)日電波 <6779> 、(4)DLE <3686> 、(5)サンデンHD <6444> 、(6)メディアス <3154> 、(7)SBG <9984> 、(8)ルネサンス <2378> 、(9)IIJ <3774> 、(10)大成建 <1801> 。
 値下がり率上位10傑は(1)東急建設 <1720> 、(2)きちりHD <3082> 、(3)プロパティA <3464> 、(4)Vテク <7717> 、(5)チャームケア <6062> 、(6)アドソル日進 <3837> 、(7)飯田GHD <3291> 、(8)セントケア <2374> 、(9)ティラド <7236> 、(10)ダイワボウ <3107> 。(Kabutan市況ニュースより抜粋)

WTI原油先物と空運・原油関連銘柄比較

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現在のWTI原油価格は、+2.46(+3.00%)の84.39と上昇。

昨日は、航空2銘柄、石油関連銘柄共に下落に転じました。航空銘柄は、ギャップアップからの利益確定売り。本日は、さらに原油価格が上昇していますので石油関連銘柄に追い風となるか、航空銘柄などにはこの影響がどう出るのか確認したいと思います。

バルチック海運指数と海運銘柄比較

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現在のバルチック海運指数は、+3.00(+0.11%)の2,718.00と小幅に上昇。

一旦下げ止まったかのような動きです。昨日の海運3銘柄は、揃って軟調な展開に。利益確定売りに押され、上値が重い展開になりました。しばらくは、現在の価格を推移していくのかなぁと感じます。

SOX指数と半導体銘柄比較

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現在のSOX指数は、-5.96(-0.16%)の3,797.37と下落。

東京市場半導体銘柄は、東京エレクトロンが引き続き最高値更新でしたが、利益確定売りに押され下落。アドバンテスト、レーザーテックは小幅上昇。

本日は、個別銘柄のチャート状況を見ると、様子見ムードで高安まちまちといった展開となりそうです。

3指数日足一目均衡表

日経平均

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上髭陰線で引け。雲の上限に沿うような形で下落し、嫌な予想が的中してしまいました。本日は、さらに下落していくような形にみえますが、どうなるか確認していきましょう。MACDは下向きに、RSIも同じく50%ラインに近づいてきており、売り優勢の状況に思われます。下落する場合はまずは、雲の上限で下げどまるか、または、転換線で拾われるか確認したいところです。

予想レンジは、28,900〜29,400。

TOPIX

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上髭陰線で引け。こちらは、日経平均よりも弱いかたちで、基準線に支えられたかのように見えます。本日は雲の上を維持することができるか確認していきましょう。MACD、RSIともに日経平均同様下向きで弱い状況が確認できます。下落した場合は、25日移動平均線のサポートが機能するかというところでしょうか。

予想レンジは、2,010〜2,026。

マザーズ

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上髭陰線で引け。完全に雲の中に入ってしまいました。75日移動平均線に支えられた形のように思えます。本日は、雲の上限を突破することができるか、下落する場合は基準線がサポートラインとして機能するか確認していきましょう。

予想レンジは、1,104〜1119。

米国市場3指数最新

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■米市場概況のポイント

1.市場は全体的にポジションの巻き戻しの動きが見られている。

2.10月米生産者物価指数(PPI)はほぼ予想通りの内容。伸びは前月 から加速し、インフレへの懸念が示されている。

3.米国債利回りの下げが続く。銀行や消費者金融株の下げが目立った。

NY時間の終盤に入ってダウ平均は下げ渋っているものの、マイナス圏での推移が続いている。きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。決算やFOMCなど主要なイベントを通過して、市場は全体的にポジションの巻き戻しの動きが見られている。最高値更新を続けてきた株式市場もポジション調整の動きが出ている印象。

 インフレやサプライチェーン問題、景気の先行きなど不安は多いものの、予想外に好調な決算やウイルス薬の前向きなニュース、旅行措置緩和などが株式市場を支えてきた。しかし、ここに来て、その動きも一服感が出ているようだ。

 この日は10月の米生産者物価指数(PPI)が発表になっていたが、ほぼ予想通りの内容となったものの、伸びは前月から加速し、インフレへの懸念が示されている。輸送の制約や原材料不足、人材不足が経済全般での物価急騰につながったことを浮き彫りにしている。サプライチェーン問題が来年も続くと予想される中、生産者レベルでの持続的な価格上昇は、この先の消費者物価指数(CPI)への影響を予兆。

 薬品や自動車が下落したほか、米国債利回りの下げが続いており、銀行や消費者金融株の下げが目立った。

■個別銘柄状況

ダウ:ビザ<V>が下落したほか、ゴールドマン<GS>、JPモルガン<JPM>も売られた。キャタピラー<CAT>、IBM<IBM>、ウォルグリーン<WBA>も軟調。一方、ナイキ<NKE>、ハネウェル<HON>、シスコシステムズ<CSCO>が上昇。

ナスダック:アマゾン<AMZN>やアップル<AAPL>は上昇したほか、クアルコム<QCOM>、ネットフリックス<NFLX>も買われた。一方、テスラのほか、ペイパル<PYPL>が下落。

◯3D仮想空間でゲームなどのエンターテインメントを手掛けるロブロックス<RBLX>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、販売の尺度であるブッキングも予想を上回った。夏休みと活動制限の緩和でも、ユーザーがオンラインゲームへの熱意を低下させていないことを示した格好。

◯アパレルのネイキッド・ブランド<NAKD>が大幅高。小型トラックなど商業用の電気自動車(EV)を手掛けるセントロ社を株式交換で買収すると発表した。

◯GE<GE>が上昇。取引開始前にプレスリリースを行い、航空、ヘルスケア、エネルギーの成長分野に焦点を当てた3つのグローバル上場企業を設立する予定だと発表した。

●ペイパルは前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、営業収益は予想に届かなかった。また、アクティブ顧客アカウント数は予想範囲内に留まった。
 
●オンライン旅行サービスのトリップアドバイザー<TRIP>が下落。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を下回った。旅行業界の回復を考慮すれば物足りない数字だったようだ。

●ルクセンブルグに本社がある電気自動車(EV)のアライバル<ARVL>が大幅安。以前に示した長期見通しを下方修正した。

●映画館運営のAMC<AMC>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、予想を上回る好決算だったものの、2020年3月以前のレベルには戻っていないことが嫌気された模様。

●経営再建中のレンタカーのグローバル・ハーツ<HTZ>がIPOを実施したうえで、本日ナスダック市場に再上場している。IPO価格は29ドルに決定されたが、IPO価格を下回る冴えない上場となった。

●パランティア・テクノロジーズ<PLTR>が下落。同社は米国の防衛・諜報機関のアナリスト向けにソフトウェアを提供する。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、第4四半期の営業利益率の見通しが22%と第3四半期の30%から鈍化を見込んでいることが嫌気された模様。アナリストは24%を期待していた。

ADR値上がりランキング

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ADR値上がりランキングは、日産自動車(7201)が1位となっている。

日産自動車は11月9日、2021年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。販売台数の減少を新車攻勢や販売の質の向上でカバーし、最終黒字1145億円を確保した。

第2四半期累計の売上高は前年同期比27.6%増の3兆9470億円、営業利益は1391億円(前年同期は1588億円の赤字)、当期純利益は1145億円(同3300億円の赤字)となった。グローバル販売台数は半導体の供給不足の影響等を受け、同9.6%減の95万4000台と大きく減少したが、財務規律を重視しながら販売の質を向上させたことと、良好な市場環境により収益は改善。販売費用や固定費が減少し、各市場における販売の質が継続的に向上していることから、台あたりの収益が向上した。

コロナ禍前の2019年4~9月期と比較しても、売上高は21.1%減ながら、営業利益は4.4倍、当期純利益も75.0%増と収益構造は大きく改善している。

2021年度の業績見通しについては、下期も引き続き半導体の供給不足による販売台数の減少が見込まれることから、販売台数は前回見通しに対して13.6%減の380万台、売上高は8兆8000億円(前回予測比-9500億円)に下方修正した。しかし、継続して新車攻勢と販売の質の向上に取り組むことで営業利益は1800億円(同+300億円)、純利益1800億円(同+1200億円)に上方修正した。

日経平均CFDの今は!?

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現在の日経平均CFDは、+7円。予想レンジ28,900〜29,400円。米市場3指数は、一旦の調整となりましたが、東京市場はこれに相関し軟調な展開が予測されますが、最近はあまり相関していないので、米市場で売った外国人投資家が、本日の日本市場で買いに向かう可能性もあります。引き続きその動向に注目です。

それでは、本日も頑張って行きましょう!

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