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#81 コロポックルになったとしたら

みなさんは
子供の頃に乗りたかったものは何ですか?

私は幼稚園に入る前、
プラレールの
機関車トーマスに乗りたがっていたそうです。
全長15cmくらいの小さいトーマスに乗れず
泣きながらトーマスに足の指を入れようとしている
私を見た母親は
『この子はアホなんとちゃうか…』と
真剣に落ち込んだそうです。

オヅは大人になってからもドジをした際
この話を母親から毎回掘りおこされるので
うんざりしています。

でも皆さんも
似たような経験があったと思うのです。
シルバニアファミリーのお家や
レゴブロックの飛行機
一度中に入って遊んでみたかったですよね〜

もしアイヌの民族伝承に登場する小人の種族名の
『コロポックル』になれたら
そんな夢も叶えることができますよね。

もし皆さんがコロポックルになったら
どこに住んでどうやって過ごしますか?
私が好きな漫画家さんで
『高野文子』さんという作家さんがいるのですが
『棒がいっぽん』という単行本に
「東京コロポックル』という作品があります。

東京のアパートに同棲して住んでいる方の
部屋にコロポックルのカップルが同棲している
という話なのですが
家はブラウン管テレビの中に住んでおり
防音設計や電気もとっており便利なのだと

昔の漫画なのでブラウン管テレビでしたが
現代のデジタルテレビだと
筐体が薄すぎて住めませんね笑

コロポックルの世界にも
昔の文化を重んじる人と
現代に馴染む人が分かれているようで
昔ながらの『ネズミの巣』
に住んだほうがいいんじゃないかと
親には言われているそうでした。

主人公は女性で
彼氏はシティーボーイのくせに
人間の食べ物を食べることや
自給自足をしなくなったコロポックルの現代文化を
ダサいと思っているタイプのコロポックルで
彼女もたまに呆れている始末。笑

どこの世界に行っても
あんまり変わらんですなぁ

しかしまあ
洗濯機をプールにしたり
カエルの皮でバッグを作ったりと
体が小さいからこそ
家の中だけでいろんな遊びができる
楽しそうな描写が多く描かれています。

しかしオヅは
肝心なことを忘れていました。

コロポックルになってしまったら
どうやって元のサイズに戻ればいいのかを
考えていませんでした。

危ない危ない
急に神龍が出てきた際に
『コロポックルになりたーい!』
なんて気軽に言ったら危険ですね。

現実的に考えて
VRとかで何とかしましょう。
体の大きさも、憧れる想像も
身の丈にあったものにしないと
ダメですな。

今回のエッセイに出た
高野文子先生の『棒がいっぽん』が
気になった方はこちらからどうぞ〜

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