読書に時間をかけたくない
読書に時間をかけてしまうことは悪いことじゃない。
一日で一冊を読破できなくても、一冊の読破に一週間かけてしまったとしてもそれは悪いことじゃない。
一冊一冊を丁寧に読みたいと思う人はたくさんいるはず。
しかしまあ個人的に一冊の質よりも量を重視したいと思っている。
たくさんの本を短いスパンで読みたい欲求が強い。
❐なぜ読破に時間がかかるのか
個人的に僕は読書において単語一つ一つをかみしめすぎているのだと思う。
一文字、一文でイメージを膨らませすぎていてなかなかスムースに次の展開へと進めない。
単語や一文ごとに急ブレーキをかけているような感じで読んでしまっている。
急ブレーキは少し言い過ぎたかも。
とにかく流れるように読めていない。
この一冊を味わいつくそうという欲の強さが読書の足枷になっている気がする。
❐どうすれば早く読めるのか
これはもう端的すぎて解決策と言えるほどのものじゃないと思うが、とにかく丁寧に読もうとする意識を捨てることが短いスパンでたくさんの本を読む一つの方法なのかもしれない。
しかしこの丁寧さを端にかなぐり捨てればよいという話でもない。
塩梅が重要だ。
丁寧さが皆無で単純に早く読むことにばかりに意識を集中させれば本の内容が全く頭に入ってこない。
だから本の内容が入るギリギリの速さで読まなければならないのだ。
そもそも塩梅というのは何事にも不可欠な要素なわけで、極端な方策は大方間違いを犯す。
だからここで言っている本を読むスピードには塩梅が必要だ、なんてことはごくごくありふれた常識でどこにも新奇性はないのである。
丁寧に読みすぎることを捨てるのは速読をすることと全くイコールではない。
速読の定義なんてのはよく知らないが。
以前テレビでみた本をペラペラめくって内容を暗記する類のものが速読というのならばそれは僕がいっているものとは違う。
あんな芸当は一般人に成しえるものなのか。
はなはだ怪しい技術。
そういうのはではく丁寧に読みすぎるということを意識的にやめていくだけ。
意識を変えただけじゃ効果は薄そうに思えるが意識するというのは思った以上に効果的だ。
だからこういう読書を心がけようかな。
どうせ丁寧に読んだって数十ページ後にはほとんどの内容を忘れてしまっているわけだから、早く読んだって記憶の定着にそう大差はないだろう。
たくさん本が読めるようになりたい。
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