「もし会社が潰れたらやりたいこと」が本当にやりたいことなのかも

突然ですが、近いうちに勤め先の会社が潰れるやもしれません。

一部お偉いさん方の浪費グセがもう手に負えません。倒産とか具体的に何か決まったわけではないけど、それくらい会社にお金がない模様。イエスマン経営陣たちは日々ピリつき、必要性不明な会議を延々としています。

わたしは立場上、「今期なんとかしなきゃ・・・」という危機感はわりとリアルに持っているし、策も講じていくつもりです。しかし、このごろ頭の中のもうひとつの感情が日に日に大きくなってきています。

「潰れた時のこともそろそろ真剣に考えたほうが良くない?」

という訳で色々と考えてみました。今後のこと。すると思いのほか楽しそうだったんです。実際生きていかなきゃいけないし、安定した収入を捨ててまであれがしたいとか考えてこなかったんですけど、会社潰れた!ってなってしまうともう次の道を考えるしかないわけです。で、考えてみたらやりたいことっていっぱいあったんだなと。いかに日々の仕事に追われていたかを痛感しました。

◇◇◇

■子どもを産む

一番に頭に浮かんだのがこれでした。「あ、わたしって絶対子どもいりません!ってわけじゃなかったのね」と驚きました。夫婦不仲なのに子育てのために離婚しない母親を見て育ったので、「わたしは母親の人生の足かせになってるんだ」と思い込んでしまって、結婚や出産に恐れを感じていました。もし夫が結婚後に変わってしまったら?一度職を手放してしまったら?子どもを産んでしまったら?自分の人生を夫に預けなきゃならない状態になることが怖すぎて、仕事も辞めず、子どもも産まずで生きてきました。しかし、「もし会社が潰れて強制的に職を失った場合、再就職する?」と自分に問いかけてみると、驚いたことに答えはNOで「会社潰れたらそれがタイミング!再就職せずに妊活しよ。」と結論。

今の会社で産休取って復帰するのはもちろんアリですけど、もし新しい会社に勤めてしまったら、ろくに仕事も出来ない新人が即「妊娠しました。産休ください。」は肩身狭すぎ!・・・ってことは、少なくとも2年ぐらい働いてから?ってなると、年齢キツくない?先延ばしにしてきた子どものこと、「そのうち」じゃなくて「持たない」を明確に覚悟できるの?

・・・こんな風に現実的に色々考えた結果、新しい会社探すぐらいならその前にチャレンジしてみようかなと。まあこう自然に思えるようになったのも夫の包容力のなせるワザです。感謝!

■英語を学び直す

幼いころから英語が大好きな子どもでした。英語ペラペラっていうのに憧れて、幼稚園のころから大学卒業まで、何かしら英語には触れてきた人間です。今の会社に就職する際の試験で、英語の好成績をたたき出したそうです。「英語を扱う部署があるから是非活躍して欲しい!」と言われました。英語を扱う仕事に就くことが夢だったので胸が躍ったことを覚えています。

配属先は、全く違う部署でした。

今となっては、その時の人員や適性など、色々と考慮した結果であったことはわかります。だけど「じゃわざわざ思わせぶりな発言すんな」と当時の私はムカつきましたね。それ以来、英語を学ぶことをやめてしまいました。どうせ仕事で使うこともないし?もう海外旅行で意思疎通できる程度でいいやないかと。

それをなぜか再度学び直したいと思うようになりました。いつか再就職でのアピールにもつながるかもしれないし、今度こそ英語を使って働いてみたい!という気持ちに小さな灯がともったようです。会社が潰れたらと思っていましたが、何ならもう学びはじめてしまいました。しばらく英語から離れていたので忘れてしまった部分が多いのですが、改めて学び直してみると楽しいものです。学生時代にはわからなかった勉強の楽しさを味わっています。まずは、なぜか今まで受けようと思ったことのなかったTOEICに挑戦しようと計画中。

■何かを発信する習慣を持ちたい

noteしかり、ブログしかり、SNSしかりですが、わたしは何かを継続するということと、発信するということが苦手です。「わたしの日常なんて知りたい人おらんやろ」と思ってしまって、すぐ面倒になっちゃうんですよね。

交換日記とか、手紙とか、明確に相手が受け取って返してくれるものは好きなのですが、受け取ってくれる人がいるかどうかもわからないものを投げ続けることに手ごたえがないと思いがちです。それなのに、友達同士の義理でいいね!したりするような発信も嫌いというひねくれ者です。「そのいいね!はコンテンツの良さを感じて押してるわけじゃないよね?わたしという友達が投稿してるから、これからの関係性も考えたりして、見たよ!の意味でいいねしてるんだよね?」と。だから、インスタなどのSNSもコンテンツに意味を持たせるのであればリアルの友人に教える必要はないと思っています。

そういう意味ではnoteはすごく気楽に書くことができています。リアルの友人とつながるための手段ではないけれど、ブログほど誰の目にもつかないわけでもなく、純粋にわたしの文章を読んでくれた人が時々スキしてくれる。という仕組みが自分には合っている気がします。とはいえ大したことを書けるスキルもないので、継続するのは大変だろうなとは思います。息抜きや気分転換のツール=noteみたいになると理想的なんですけどね。

今は日々あまり時間がなくてブログやnote、SNSもあまり更新できていないのですが、万が一会社が潰れてしまったら、自分の思考と向き合って何かを発信するための時間を持ってみたいですね。

◇◇◇

もし会社が潰れたらしたいことを考えはじめたつもりでしたが、自分が本当にやりたいことが見えてきて結果良かったと思います。大人になるにつれて行動力や瞬発力っていうものは少なくなってきてしまうのだなと痛感です。幸い会社はまだ存在していますが、やりたいことは今からはじめてみたいと思います。はー楽しい。

もちろん、会社の業績回復の方法も考えようと思ってましたけどね・・・。


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