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【看護師の勉強会】企画で一番大事!目標の設定方法2 学習目標の評価

前回は勉強会の学習目標の明確化についてご紹介しました。
今回はガニェの学習成果の5分類をご紹介しながら目標の設定方法と評価についてお話しします。
これを読めばあなたも理解できるはず!←説明できる

学習成果の5分類とは?

インストラクショナルデザインの第一人者、
ガニェは学習目標を次の5つに分類しています。
言語情報(verbal information)
運動技能(motor skills)
知的技能(intellectual skills)
認知的方略(cognitive strategies)
態度(attitudes)

それぞれ説明していきます。

言語情報(verbal information)

名称や単語などの指定されたものを覚える
例)処置で使用する物品の名前が言える
何で評価するか:知識テストなど

運動技能(motor skills)

体の一部や全体を使う動作や行動
例)介助時に必要な物品を清潔に渡せる
何で評価するか:チェックリストで評価、タイムで数値化など

知的技能(intellectual skills)

ルールや原理、概念を理解して新しい問題に適用する
例)処置中に血圧低下が起きたら救急カートを持って来られる
何で評価するか:練習問題、課題の提出など

認知的方略(cognitive strategies)

学び方や考え方を意識して工夫・改善する。学び方を学ぶことができる。
例)処置中の患者の経験に関する文献を読み介助に活かすことができる
何で評価するか:評価が難しい。より効率的な方法を編み出し解決できるか

態度(attitudes)

個人の行動選択の傾向
例)処置の介助への苦手意識が減り、率先して処置につける
何で評価するか:行動観察やアンケート

ゴールを構成する成果を細分化する事で、適切なゴールの設定に近づけることができ、より効果的・効率的・魅力的な勉強会を開催できます。
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