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【現役大学院生が教える】働きながら専門看護師になれる?

専門看護師に興味がある方からは、働きながら取得できるのか聞かれることがよくあります。

今回は実際に専門看護師教育課程在学中の私が、働きながら資格を取得できるのかお答えします。

結論から言うと、働きながら専門看護師を取得することは可能です!

日本看護協会の調査では、大学院就学中に常勤スタッフとして就労を続けていた方は全体の24.9%います。

ただし、仕事と勉強の両立は非常に大変です。

同調査では、就学に伴い退職した方が42.1%と多数を占め、所属していたものの休職した方は21.7%、非常勤で就労した方が4.1%という割合になっています。常勤で働きながら専門看護師を取得した方は全体の4分の1程度というのが現実です。

日本看護協会調査より

所属施設を退職した理由についても、51%は「両立する時間がない」と答えています。「入学の要件で就業が禁止されている」、「所属施設が進学を許可しなかった」という回答もあります。

日本看護協会調査より

私自身も非常勤での勤務を続けながら就学していますが、夜勤明けで授業を受けたり、なかなかハードな毎日を過ごしています。

私が退職を選んだのは、休職をした場合も「兼業禁止」が適応されるので、アルバイトができないことが理由です。今はCOVID関連の単発バイト求人も多くあるので、施設の規則によっては、退職も選択肢の一つかもしれません。

2年間臨床から完全に離れてしまうデメリットもあるので、非常勤で働くと言う選択肢もアリかと思います。

大学院によっては2年間の教育内容を3年かけて実施する社会人コースを開講していたり、長期履修制度を実施している院もあります。

後々のトラブルにならないように、自分の所属施設は勤務調整が可能なのか、または2年間休職させてくれるのか、大学院の指導教員が勤務との両立を認めてくれるのかを受験前によく確認しておく必要があります。

受験を考えている方の相談にも乗りますので、お気軽にコメントください。

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