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法務部門の目標設定

当社では、目標設定を洗い替える習慣がありますが、改めて、目標設定の仮案を整理したので、公開します!正直、試行錯誤の部分が多分にあるので、今後も随時変更されるものであることが注意が必要。

前提、法務の目標設定は、いろんな考えがあって、統一的な考えがないのかなと思っているので、各社各様の目標設定をしている感覚です。いろんな業種の法務の方とお話ししているが、若干外資の方が定量評価など目標設定の仕方が精緻な気がしています。

目標設定の仕方については、KGI/KPI,OKRなど、種々あるが、現状は、下記のように、OKRと、KGI/KPIを組み合わせたものを仮案として設定しています。

当社のユニークネスとして、各人のマスタリー(ライフミッションに照らして10年程度の時間軸でやりたい領域)に照らしたゴール設定を指向することとしていますが(マスタリーの説明はまた別立てでする予定)、短期のスパンで見ると、自分のエントリー領域(私でいうとリーガル・ガバナンス領域)で圧倒的な成果を出すことを合意していて、その範囲で会社の目標とアラインしています。

短期のスパンでは、未上場企業においての一つのイベントとして、IPOがありますが、(IPOを目指そうともそうでなくても)IPOに耐えうる体制を整備することは一つの目標になると考えます。

そのために、まずは、投資先のお手本になれるような体制整備を目指しています。そこで、OKRのObjectiveとして、2023年末には、「2023年末日までに、直近3年間、グロース市場に上場した企業のうち、法務が強い上位10%の企業と挙げられる企業になる」としています。

野心的な部分として、「上位10%」という部分が入っており、ここが圧倒的な成果との紐付きを表しています。

基本的なKRの構成としては、
まず、①「法律違反がないこと」を挙げている(ここに「重要な」という枕詞を付けるかはとても悩ましい)。法務の機能として一番重要なことだからです。
次に、②各ステークホルダーの満足度評価を挙げている。会社の企業価値向上の前提として、各トランザクションを後押ししていることが重要だと考えているからです。
最後に、③外部の第三者評価を挙げている。ここが先に述べた「上位10%の企業と挙げられる企業になる」というところに紐づいていて、特に試行錯誤しているところです。法務は、内部に閉じてしまい、評価がブラックボックスとなることが多いが、そうならないように気をつけたい。

詳細なKR・KGI・KPIの説明は割愛しますが、この目標とつながるDB(ダッシュボード)についても、今後公開していきたいと思っています。

目標設定表

私が所属するREAPRAのガバナンスチームでは、上記のような、目標設定を含めた、長期持続的なガバナンス体制の構築を一緒に行っていただけるインターン生を募集しております!

また、私個人としては、スタートアップ、ガバナンス、コンプライアンなどのキーワードにて、ディスカッションしていただけるパートナーの方も募集しております。
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