クレストインターナショナル

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映画配給会社クレストインターナショナルです。ミニシアター配給作品の情報などお届けしていきます。 公式サイト http://www.crest-inter.co.jp/

マガジン

  • 「配給会社別 見放題配信パック」配信タイトル

    • 168本

    「配給会社別 見放題配信パック」で配信される作品を紹介します。

  • 独立系配給会社とは?

    • 70本

    プロジェクトに参加している独立系配給会社の創業以来の歴史や買い付け秘話などをまとめています。

  • 世界の映画人からの応援動画メッセージ

    • 46本

    世界の映画人から届いた、プロジェクトの応援動画メッセージを紹介します。

  • 〈スタッフ・リレー〉品よく図々しく、勝手にイチオシ。

    映画配給会社の仕事番外編。スタッフが一押し配給作品を思い出とともに語ります。

  • 〈連載〉映画配給会社の仕事

    「Help! The 映画配給会社」プロジェクト発足にあわせて、業界内では黒子の存在=映画配給会社のお仕事あれこれを連載でご紹介していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

遅ればせながらご挨拶。 社是はなんと!

Help! the 映画配給会社プロジェクトを立ち上げたことをきっかけに、このnoteを始めて二週目に入り、今更ながらでありますが、クレストってどんな会社?ということを私のご挨拶代わりに。 クレストは今年創立30周年を迎えます。 代表の渡辺恵美子です。 私は自分史などを語るのが超苦手。なるべくなら表に出たくないのです。配給会社は黒子的存在ですが、それが性に合っているからこんなに長くやってこられたのかもしれません。 ですが、この難局を乗り越えるにはそんなことも言ってはおられず

    • ホン・サンス監督作品 みんなちがって、みんないい

      ホン・サンス監督がキム・ミニをミューズに撮りあげた4作品、『それから』『夜の浜辺でひとり』『正しい日 間違えた日』『クレアのカメラ』。 クレストでは2018年に、この新作4本を一気に五月雨式に封切る(映画館で公開する)という新しい試みを行いました。もちろん映画館の協力なくして、こんな公開の仕方は出来ません。。 この4作品、どれも見事に“ホン・サンス印”ながら、それぞれに強烈な個性があるんです。それをどのように打ち出していくか……。 悩んだ私たちは、スタッフ1人が一作品を担

      • 来日エピソード~透明のようでいて独自のカラーを持つ監督の話

        この連載を書くにあたって数年前の日記のようなものを読み返したら、 「占いで三角関係に注意と言われたのに、角どころか線にも点にもならなかった」と書いてありました、宣伝スタッフKです!こんにちは! 今日はこれまで私が経験してきた「来日プロモーション」について書いてみようと思います。そういえばクレストに入社して初めて宣伝をした作品も、キャストがわらわらと来日して、「今日はインタビュー!」「明日は試写イベント!」「最終日はTVの密着取材!」という怒涛のスケジュールをこなしたのを思い

        • 配給作品あれこれ マイケル・ナイマンがつなぐ家族の物語

          クレスト見放題配信パックでご覧いただけるイギリス映画『いとしきエブリデイ』。 マイケル・ウィンターボトム監督が、実際に5年間をかけて家族の5年間を描き出した作品です。(こちらもぜひお読みください!) 繰り返される日常。でもそれはどれも似ているようで違う日々。 そしてその時々にあふれ出る感情に寄り添うのが、イギリスで最も革新的&有名な作曲家のひとり、マイケル・ナイマンの旋律です。 映画音楽では、『英国式庭園殺人事件』『髪結いの亭主』『ガタカ』など手掛けてきたナイマンですが、一

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        • プロジェクトに参加する配給会社
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        記事

          配給作品あれこれ 撮影監督に注目

          泣く子も黙る名カメラマン:カロリーヌ・シャンプティエ ウニー・ルコント監督『めぐりあう日』でも撮影監督をつとめたカロリーヌ・シャンプティエは、ジャン・リュック=ゴダール、フィリップ・ガレル、アルノー・デプレシャン、レオス・カラックス、アンドレ・テシネら錚々たる巨匠たちの作品を手掛けてきた女性撮影監督! 諏訪敦彦監督の「H story」や河瀬直美監督の「七夜侍」など、日本映画界とのつながりも深く、2009年の東京国際映画祭では審査員をつとめました。 2010年のカンヌ国際映画

          配給作品あれこれ 撮影監督に注目

          クレスト スタッフ・リレー⑧オリヴェイラ監督101歳の怪奇譚『アンジェリカの微笑み』by EW

          一気に暑くなってきました。マスクがつらいです。この夏いろいろな冷感マスクが売り出されるようですね。冷感ならぬ霊感もひんやりします。実は私、若い頃には霊感があったのか不思議な体験も少なくはなかったのですが、ここ最近は冷感の方が切実な問題です。 こんな枕の後に来るのが、巨匠シリーズ第三弾、ポルトガルの監督マノエル・デ・オリヴェイラの『アンジェリカの微笑み』です。 オリヴェイラ監督が101歳の時に撮り上げた作品ですが、この映画はまさに怪奇譚。若くして死んだ美しき人妻に恋してしまっ

          クレスト スタッフ・リレー⑧オリヴェイラ監督101歳の怪奇譚『アンジェリカの微笑み』by EW

          配給作品あれこれ 目利き監督のキャスティング~もう子役じゃない

          『めぐりあう日』でヒロインにセリーヌ・サレットをキャスティングしたウニー・ルコント監督。その目利きぶりは、何といっても2009年のデビュー作『冬の小鳥』(日本公開は2010年)でヒロインに抜擢した、キム・セロンの素晴らしさと彼女のその後の活躍ぶりが物語っています。 『冬の小鳥』ではヒロインの選考に難航していた中、撮影のわずか二週間前に、監督が出会ったのがキム・セロン!!カメラを通して彼女を見たときに可能性を感じたそうです。 今では信じられませんが、セロンちゃんはその時まで、

          配給作品あれこれ 目利き監督のキャスティング~もう子役じゃない

          配給作品あれこれ 『めぐりあう日』の”瞼で語る”女優

          クレスト見放題配信パック はアップリンククラウドにて 2016年日本公開の『めぐりあう日』のマスコミ試写を行っていた頃、ヒロインのセリーヌ・サレットが、『さざなみ』でアカデミー賞ノミネートされた大女優シャーロット・ランプリングに似ている!と多くの方に言われました。 セリーヌ・サレットは、ランプリングのちょうど半分の年齢、しかも国籍も違うのですが(ランプリングはイギリス人、サレットはフランス人)、知性派女優という共通項が同じ空気をまとわせているのかも。 他に似ていると名前が

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          クレスト スタッフ・リレー⑦ 巨匠の終い支度『愛して飲んで歌って』by宣伝スタッフM

          これまでの記事はこちら☛連載〈スタッフ・リレー〉① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ジャン・ルノワール監督に続く巨匠第二弾は、愛に溢れた偉大なる映画作家アラン・レネ。『夜と霧』『二十四時間の情事』『去年マリエンバートで』等で知られる巨匠が逝去したのは2014年3月1日。クレストではレネが最後に遺した『愛して飲んで歌って』を配給しました。  ⇒クレストインターナショナル見放題配信パック ピンク・フロイドの音楽に彩られた戯曲「Life of Riley(お気楽な生活)」を原作にした映画「

          クレスト スタッフ・リレー⑦ 巨匠の終い支度『愛して飲んで歌って』by宣伝スタッフM

          クレスト スタッフ・リレー⑥ 梅雨がくる前に草上の昼食を by EW

          これまでの記事はこちら☛連載〈スタッフ・リレー〉① ② ③ ④ ⑤ クレストの配給作品にはジャン・ルノワール、ルキノ・ヴィスコンティ、アラン・レネ、マノエル・ド・オリヴェイラなど、巨匠監督の作品があります。名前を並べてみるとなかなかスゴイ! (ヴィスコンティはもう権利が切れてしまいましたが。涙) ということで、このイチ押しのシリーズで巨匠たちを取り上げていこうと思います。 まず、トップバッターは、今の季節こそ見ていただきたいジャン・ルノワール監督の「ピクニック」です。

          クレスト スタッフ・リレー⑥ 梅雨がくる前に草上の昼食を by EW

          映画配給会社の仕事〈最終回〉〜いよいよ初日、そして映画との旅はまだまだ続く

          連載<映画配給会社の仕事> ⇒前回の記事はこちら⑨宣伝合戦 この連載も今日で10回目となりました。配給会社の仕事の最終回は「いよいよ初日、そして映画の旅はまだまだ続く」というタイトルだけは先に決めていました。 しかし、予定通りにはいかないもので、「初日」をテーマにすると一つ二つの映画を選ぶことができません。 自社配給作品、宣伝作品どの作品にも初日はやってきます。初日前はどんな映画でも同じ、それまで積み上げてきた仕事の結果を前に一喜一憂するものです。初日当日、劇場に向かう足は

          映画配給会社の仕事〈最終回〉〜いよいよ初日、そして映画との旅はまだまだ続く

          クレスト スタッフ・リレー⑤ おじさんだって人生の曲がり角はつらいよ by宣伝スタッフM

          これまでの記事はこちら☛連載〈スタッフ・リレー〉① ② ③ ④ アップリンククラウドで展開中の〈クレスト配信見放題パック〉の中で、一番のヒット作といえば、マイケル・ウィンターボトム監督の『イタリアは呼んでいる』です。 アメリカのサンダンス映画祭のプレミアでお披露目された後、監督やキャスト本人たちも予想外!の大絶賛を受け、ニューヨークとL.A.でたった3館の公開が一気に全米204館に拡大!日本ではゴールデンウィークに封切りとなり、連日全回満席の大ヒットスタートになりまし

          クレスト スタッフ・リレー⑤ おじさんだって人生の曲がり角はつらいよ by宣伝スタッフM

          映画配給会社の仕事⑨〜マスコミ試写会の裏で繰り広げられる宣伝合戦とは?

          連載<映画配給会社の仕事> ⇒前回の記事はこちら⑧心強いクリエイティブの面々 昨日、夢にうなされて自分の叫び声で飛び起きた宣伝スタッフKです、こんにちは!(元気) さてさて、頼もしき仕事人の方々と共にビジュアルや予告編も完成!(ヘッダー写真は仕事人たちの素晴らしきビジュアルたちです) 次に取り掛かるのはマスコミに向けての“宣伝”活動。ということで今回は私が担当します。 いわゆる映画誌などの専門誌だけでなく、女性ファッション誌などにもカルチャーページがありますし、雑誌に

          映画配給会社の仕事⑨〜マスコミ試写会の裏で繰り広げられる宣伝合戦とは?

          クレスト スタッフ・リレー④ 偏愛キム・ギドク by宣伝スタッフM

          これまでの記事はこちら☛連載〈スタッフ・リレー〉① ② ③ 振り返ると私にとって映画は神だったように思います映画をやみくもに信仰しすぎて支配されていたと気づきました これは韓国の鬼才(天才と呼びたい!)キム・ギドク監督が『嘆きのピエタ』のプロモーションで来日した時の言葉。 デビュー作『鰐』(96)以降、毎年新作を発表し続けてきたキム・ギドクが“失踪”したのは2008年。15作目『悲夢』撮影時の事故がきっかけでした。 現世を捨て山小屋で自給自足をおくっていたギドク氏が再び

          クレスト スタッフ・リレー④ 偏愛キム・ギドク by宣伝スタッフM

          配給会社の仕事⑧~心強いクリエイティブの面々

          連載<映画配給会社の仕事> ⇒前回の記事はこちら ⑦邦題をつける 宣伝の話の前にまだもう一つありました。すみません、しつこくて。でも、大事なこと。 それは邦題、宣伝コピーが決まったあとの楽しいクリエイティブの仕事です。ビジュアル担当のデザイナーさん、予告編制作会社さんにも初号試写(連載⑥で登場)で映画をご覧頂き、邦題、宣伝コピーと宣伝コンセプトをお伝えしたうえで、方向性を相談していきます。このクリエイティブの方々こそ、配給会社が考えた宣伝コンセプトを具現化してくれる大切なお

          配給会社の仕事⑧~心強いクリエイティブの面々

          クレスト スタッフ・リレー③当たり前がいちばん特別だということ by 宣伝スタッフK

          これまでの記事はこちら☛連載〈スタッフ・リレー〉① ② スタッフリレー、バトンを受け取りました、クレスト宣伝スタッフKです。 さてさて、EW、スタッフM、そして私スタッフK。このメンバーでやってきたこれまでを振り返ってみると、「映画にできる限り近づいてみる」を実践してきた気がします。 孫の手術費を稼ぐためにソーホーでウェイトレスを始めるおばあちゃんを描いた『やわらかい手』では「ぶらり・色街っく天国」と題して色街を散策してみたり、世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラまで

          クレスト スタッフ・リレー③当たり前がいちばん特別だということ by 宣伝スタッフK