【 CREATOR INTERVIEW 】#009 アーティスト Satoh瞳さん
CREPOSは、VRやARなどのXR制作を応援する「CREPOS XRサポートプログラム」と、NFT制作を応援する「CREPOS NFT支援プログラム」を運営しています。
このコーナーでは、XR/NFT クリエイターさんのインタビューを行っています♪
#009は、アーティストの Satoh瞳さんにお話しを伺いました。
XRと出会い、ご自身でセミナー等で勉強し、NEW VIEW AWARDSでファイナリストに選ばれ、XRの仕事依頼を受けるようになったSatoh瞳さんの魅力に迫ります!
Q1.現在のクリエイター・アーティスト活動について教えてください。
ARを使って作品を制作しSNSで発信しています。
ここ最近では、お仕事としてもAR制作のご依頼・ご相談をいただくこともあり大変ありがたいです。 またバーチャルマーケット2023リアルinアキバというイベントに映像のみですが、AR作品を出展予定です。
▼イベントURL
https://event.vket.com/2023Summer/real
また作品制作と並行して、アニメの背景美術を制作・監修するお仕事も受託しています。
Q2.制作している作品のコンセプトやテーマがあれば教えてください。
自分自身が作品に心を救われた経験から「自分自身を含めて体験する人が、癒やされたり思わず笑顔になってしまうような作品作り」を目指しています。
Q3.クリエイターとしての信念や大切にしていることがあれば教えてください。
自分の気持ちに向き合うことを大事にしています。
例えば「犬の乱」を作っているときもそうだったのですが 制作をしていると、だんだんと「周りの人にこの制作物はどう思われるんだろう?」「周りの人に評価されるだろうか」ということばかり考え始めてしまい、 自分ではなく他人の気持ちを大事にしようとしてしまうんです。
そういった状態のまま最後まで作り切ってしまうと、自分自身が納得しない物が出来上がってしまうことが多いです。 だからとにかく、自分が良いと思ったことを信じて最後まで作り上げてみることを大事にして、周りの評価や結果は副次的なものだと自分に言い聞かせています。
「犬の乱」のときは途中から「これは私は面白いと思う」と吹っ切って制作できたので、アワードのファイナリストに選出いただけるようなものができたのかなと思います。 制作物も自分自身も、まだまだ未熟なのでこれからも沢山自分自身の気持ちに向き合って成長していきたいと考えています。
Q4.クリエイター活動を本格的に始めたきっかけはなんですか?
会社員として制作会社に所属していた頃に 「自分が本当にやりたいことはなんだろう?」といつも自問自答していました。
忙しさも相まって心が辛くなってしまっていたときに、 ある音楽作品を聞いて心がすごく癒やされたんです。
その時「作品」の持つ力を改めて思い知り、自分もこういった作品作りをしていきたいと感じました。 その後、会社から独立して本格的に制作活動を始めました。
Q5.初めて本格的に活動をした時の作品はどのようなものですか?
自分の作品として本格的に発表した最初のAR作品は、動物の3Dモデルを使ってアレンジして発表した作品です。 SNSで思った以上に反響をいただき驚いた記憶があります。
Q6.XRに興味を持ったキッカケやエピソードを教えてください。
新しい技術やツールが好きで、興味本位で「OculusQuest2」を購入した事がきっかけです。
体験してみたところ、その没入感に衝撃を受けたのがXRとの出会いです。 そこから「STYLY」や「cluster」といったXRプラットフォームサービスを利用し始め、セミナーやオンラインスクールに参加しながら手探りで学びながらVR/AR作品を作っていました。
制作していく中で、現実の世界と組み合わせて制作するARに興味が傾き、現在ではARをメインに制作をしています。
Q7.クリエイター活動を通して、自己実現できたことや問題解決できたこと、達成できたことはありますか?
活動を始めてから、一から自分のアイデアで制作したものがAWARDやSNSでリアクションや評価をいただくことが増えました。
それまでは仕事上、ご依頼頂いたものを納品することが多かったため新鮮な経験でした。 自分オリジナルの作品が誰かの心を少しでも動せた事が一つの自己実現だったかなと感じています。
もともと仕事としてPhotoshopを使ってアニメの背景美術を制作しており、作品の世界観をまとめ上げるということをしていたため、 ARを制作する時もその経験が生きていると思います。
エンジニアさんの中にはARを制作する上でプログラミングやギミックを実装するまでは得意だけれど、世界観を整えることが苦手だという方もいらっしゃいます。 なので、Photoshopなどのツールを使ってAR作品のメインビジュアルやUI、テクスチャーを制作して作品の世界観を伝えることが自身の強みになっています。
Q8.活動の中で苦しかったこと、挫折などはありますか?
AR制作に関してですと、元々プログラミングについての知識が無いため、その部分で挫折しそうになったことがたくさんあります(笑) なので、ノーコードでAR制作ができるSTYLYやMetaSparkAR(Instagramフィルターの制作ツール)の存在を大変心強く思っています。
Q9.クリエイター活動を通して、生活が変化したことなどはありましたか?
楽しんで自分のアイデアを生かした制作ができるようになりました。
XRの領域のクリエイターやアーティストの方々は、新しいことに挑戦したりアイデアを豊富に持っていて前向きな方が多いんです。 そういった面で私自身も良い影響を受けています。
特定の方というよりはXR業界周辺の皆さんというイメージですが、 最近ですとNEWVIEWSCHOOL(https://newview.design/school/)の卒業生を起点としたXR クリエイターのコミュニティ(https://twitter.com/NVS_Collective)にお邪魔しており、そこの方々の制作モチベーションの高さに感化されております!
Q10.これからやってみたいことはありますか?
イラストを描くことも好きなので、もっとイラストを活用して「癒やし」を感じられたり、思わず笑顔になってしまうような作品をもっと作っていきたいです。
【イラストを生かしたAR作品を実験中】
また、東京から金沢に移住したばかりなので、この場所ならではの作品も制作していければと思います。
Q11.AWARDなどの受賞などがありましたらこちらにお願いします。その作品を制作する上で工夫した点なども教えてください。
NEWVIEW AWARDS 2021 ファイナリスト
「犬の乱(RUN)」
▼作品リンク
▼作品動画リンク
動画サイトなんかで見かける「犬がサッカーなどの試合会場に乱入してしまう現象」をARでゲーム化した作品です。
とにかく体験者に意図が伝わってクスっと笑えてもらえることを意識して制作しました。
PRがあればどうぞ!
Twitterで活動を発信しておりますので、ぜひフォローしていただけると嬉しいです!
★Twitterアカウント:@stht_thts24
今回はアーティスト の Satoh瞳さんにお話を伺いました。
プログラミングの技術などが得意でなくても、もともとの得意分野を活かして、こんなにも楽しめるXR作品が作れるなんて、驚きですね!
Satoh瞳さんのアイデアとセンスが光っていて素敵です♪
今後もこちらのコーナーでは、NFTやXR作品を手掛けるクリエイターさんやCREPOSで活躍するクリエイターさんをインタビューしていきますので、次回もお楽しみに。
【 NFT/XR CREATOR INTERVIEW 】バックナンバー
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