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季節の変わり目をコーヒーで感じたい。

つい2週間前までは半袖を着ていたのに、長袖を着だすとどんどん厚着したくなる。
長袖から半袖に変わるときは逆に一気に暑くなっちゃって、もっと薄着したい!となる。

この境目に感じる空気がわたしは好きで、昨日までかぶっていた厚いふとんが突然熱く感じたり、ズボンから出たくるぶしがひやっとしたり、
季節の変わり目に自分がいるのを実感する。

この何年か、しっかり春があって、秋があって、夏と冬のあいだのこの微妙な時期が戻ってきたように感じる。
色んな人が、「温暖化のせいで」春秋がなくなった、というのを聞くのだけれど、そうでもないと思うんだな。
もちろん台風の進路や規模は大きく変化しているし、夏の暑さは年々酷くなっている。雨の降り方も尋常じゃないことがある。
それでも空を見たり、こうやって空気を感じていると、やはり日本は四季のあるくになんだなと思う。

コーヒーと向き合っていると、こういった「季節と向き合う」ことが必要になる。
どういう焙煎にするか、季節のブレンドはどのような味にするか。
秋口のアイスコーヒーだったらどんな淹れ方にするか。
コーヒーを抽出する量、温度はその時々によって変化させている。
外のイベントではホットコーヒーを売るか、アイスコーヒーを売るか、天気予報と気温予報とにらめっこして決める。
いつでも「美味しい」コーヒーをご提供するためには少しの変化にも敏感でありたいと思う。

季節があるくにのコーヒーは、季節の変わり目も感じられるコーヒーでありたい。


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