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【自社サービス】spohabi(スポハビ)の開発の裏側インタビュー

デジタルマーケティングを中心とした事業を展開するCREFIL株式会社です。

これまで、Salesforceをはじめとした技術や開発テクニックを投稿してきましたが、
今回は弊社の自社サービスである、テニススクール向け会員管理システム「spohabi」(スポハビ)について、
代表取締役CEOの丹治雄弥に開発の裏側を聞きました。


■登場人物
CEO 丹治 雄弥(たんじ ゆうや)

Web 広告業界にてWeb 広告全般の運用コンサルタントを行い、SEM の事業部立ち上げを経験。その後、IT コンサルティングファームにて業務改革、グローバルを巻き込んだシステム導入を行った。前職およびCREFIL では、デジタルマーケティングのプロデュースや大規模CMS 導入プロジェクト、ビッグデータ構築をコンサルタントとして手がけた。Salesforce 案件ではコア側~MA まで全体構想を鑑みたシステム構想~実装まで手掛けている。

テニススクールのIT化が進んでいない。現場で使いやすいシステムを目指した「spohabi」とは?

ーーーまずはspohabi(以下スポハビ)とはどういったシステムなのかを教えてください

丹治:テニススクールのスマートな会員管理・予約管理が出来るシステムです。またスクール生の方々向けには簡単にレッスンの予約・決済が出来たり、QRコードでチェックインできるような機能を提供しています。

ーーーテニススクール向けのシステムを構築することになった背景は何でしょうか?

丹治:現在、欧米を始め海外を中心にあらゆるもののIT化が進んでおり、スポーツ業界でもスクール運営のIT化は推進されています。

ただ、他のフィットネスクラブに比べるとテニススクールのIT化はなかなか進んでいない状況にあります。

背景には、テニススクール特有のレッスンの料金体系や設備管理が挙げられます。この状況を改善するために実際にテニススクール様の現場の声を反映しながら、現場で使いやすいシステム構築を行いました。 

ーーーテニススクール特有の課題があったのですね。スポハビにある他の機能を教えてください。

丹治:先ほど挙げた機能の他には、家族会員の代理でのレッスンの予約や支払い手続きが行えたり、集客から決済までをワンストップでサービス提供をしているため、売上の一括管理が可能です。経営者・経理担当者のご要望に応える形でダッシュボード機能も追加し、売上などの継続的な推移や前年比較の確認がひと目で行えます。

新規事業としてのアイディア立案から事業として形になるまで


ーーーどのような流れでスポハビが誕生したのですか?

丹治:CREFILでは2ヶ月に1回、社内メンバー全員が集まる全社会というイベントがあり、「新規事業のアイディアをプレゼンしよう」という回を開催したところ、ヘルスケア事業で取り組みたいという声が多く集まり、ヘルスケア業界をターゲットにした新規事業を立ち上げてみようと決まりました。 

立ち上げ当初は、社内メンバーでスポーツやランニングを行い、デバイスで数値を計測し楽しみながら競い合ったりもしました。

事業内容を決める上で重要視したのが、「健康であることをライトに確認できること・健康維持を日頃から手軽に行えるようになること」です。

健康維持は日々の積み重ねが大事ですが、多くの人に広く普及させるには、一人で続けるものではなく、「スポーツスクール」向けのサービスが良いのではないだろうかと考えました。

また、スポーツ人口で考えると、海外も含めたユーザーが対象となるので、将来的な海外進出も考えるとビジネスチャンスもあり、国や年齢の垣根を超え、より多くの人にサービスを届けられます。

スポーツの種目については、私自身がテニス好きだったことや、テニススクールを運営している方との繋がりがあったので、まずはテニス業界にフォーカスする事にしました。

テニススクール運営の方からテニススクールならではの課題や現状の問題点を伺ったのがスポハビ立ち上げの経緯です。

ーーーテニススクール特有の課題への対応はどのように行ったのでしょうか?

丹治:スクール生ごとの個別請求や割引設定・細分化されたレッスンプランといった複雑な料金体系の管理や設備管理をより簡単に行いたいという要望に応えるため、管理画面やユーザー画面のUI・UXに注力しました。

予約管理や画面からの出欠管理だけでなくQRコードを使ったチェックイン機能・チケット管理を備えることで、テニススクールのフロント業務の負担削減を行えるようにしています。

またテニススクールのランディングページから流入したユーザーが直接電話で問い合わせする事なく、仮会員となり体験レッスンの予約や問合せが出来る機能も整えています。

現在も日々の運用の中で挙がった声を大事にしながらアップデートを進めています。

プロダクト開発では多くのステークホルダーと議論し、使いやすいWebサービスを目指した


ーーーゼロからの開発の中で苦労した点はありますか?

丹治:ステークホルダーが多く、議論を重ねながら進めた点です。パートナー開発会社やデザイナー、現場のスクール運営の担当者やスクールフロントスタッフの方など、開発メンバーだけでなく、現場の声をサービスに反映するため、何度も議論を重ねながら方針決めを行いました。時には私自身による判断ももちろん行いましたが、使いやすいWEBサービスを目指して積極的に関係者とコミュニケーションを取りました。

ーーースポハビが一般公開までうまく進んだ背景などはありますか?

丹治:チーム連携の良さが挙げられるかと思います。テニススクールからのご要望へ応えるために方針転換も多い中、開発やビジネスパートナー含めた全員が同じ方向を向いて進んだので無事に一般公開まで進められました。

ーーー成功を感じたエピソードがあれば教えてください。

丹治:大手スクールへの導入が直近で決まったことですね。運用に必要な機能のヒアリングを行い、短期間で追加機能の開発を行いました。複数店舗で利用していただくことになるので、特定のスクールに限られない、スクール間の垣根を超えたイベント開催の実施など、良いスタートが切れました。

ーーー リリース後の反響はいかがですか?

丹治:スポハビを導入していただいたスクール様にどんどんスポハビをご紹介いただいており、現在順調にいくつかのスクール様と導入に向けて話を進めています。


いかがでしたでしょうか?
スポハビでは、テニススクールの管理ユーザーやスクール会員に向けて、より良い顧客管理や予約体験を提供していきます!

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