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追放漫画5選

割引あり

こんにちはシチュー(@hibi_bouken)です。
学生時代、グループやペアを作りなさいと教師から理不尽な選択肢を迫られ困った経験がある同志諸君

僕は友達が少ないんじゃない、人間強度を下げないためにあえて友達を作らないだけだと『化物語』初期の頃の阿良々木くんムーブを取ってしまった事がある同志諸君

仕事で上司から理不尽でどう考えても無謀な仕事を振られ、かつ責任も押し付けられた経験のある同志諸君

今日はそんな皆さんにおすすめのジャンルを紹介させて下さい。

「追放もの」というジャンルをご存じでしょうか。ことエンタメ作品において特に異世界、ハイファンタジーを舞台とした作品において多くみられ、じわじわと人気になっているジャンルになります。

このジャンルのはじまりは異世界作品におけるテンプレート展開、主人公が異世界でチート能力を得て無双する展開に飽きてきた頃に生まれた派生ジャンルだった気がします。

異世界作品なら例えばクラスごと集団転移で異世界転移した場合に、クラスの皆はチート能力得たのに自分だけショボい能力、戦闘では役に立たない能力を授かり、がっかりしている所に追い打ちをかけるように戦力外通知を受け仲間はずれにされたりパーティに入れてもらえなかったりします。

同じくハイファンタジー作品ならパーティ内では雑用、会計、支援職だったり、メインから一歩引いた職務を行ういわゆる縁の下の力持ちポジションを担っている主人公が理不尽な理由でパーティから解雇されたり国から追放されたりします。

物語序盤で主人公が不遇な扱いを受け、ゼロから、いや下手すればマイナスからリスタートする作品を総じて「追放もの」と呼んでいます。

このジャンルの面白いところは、不遇な扱いを受けながらも新しい場所で新しい力や仲間を得て、かつていた場所よりはるかに高い場所へ行けるかもしれないと思わせてくれるところ、成長した主人公を見て今まで見下していた人達が啞然とするような逆転劇のカタルシスにあると思っています。

主人公は実は超優秀、ただし個人パーティという閉じたコミュニティの中では主人公が使うスキルは取るに足らない当たり前のスキル。自身や周りもそうだと思っていた場合、足手まといだとクビになったりしますが、他パーティの同職からしたら当たり前どころかとんでもない離れ業だったりして、身を置く環境を変えただけで、本当に正しい評価を得られたという流れも、終身雇用が崩壊した現代社会に重なる部分もあります。

そしてそれらを上手くファンタジーとして昇華させているから読者からの共感を得て「追放もの」も派生から一ジャンルを築いたのかなと思っています。

今日はそんな作品を紹介します!

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