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心と身体のメンテナンスは「骨」から、っていうお話

ワタシ、今年50になるんですけどね。
座り仕事が多い現実に、「足腰の衰え対策をどうしようか?」とか「この先自分が元気であるためには何をすべきか?」とか考え出すお年頃でして、過去なんてどうでもよく、「これから先どう生き抜いていこうか?」と、未来を案じて日々を送っています。

病院の待合室で病気自慢をしているジイさんバアさんを「こうはなりたくない」と冷めた目で見ていた自分を思い出しますけど、今となっては、そんなこと出来やしません。
人ごとじゃありませんからね。
同級生から「高脂血症だ」とか「血圧を下げる薬を飲んでいる」とか聞くと、「よ、メタボ」と言い返してやるんですけど、「健康状態の話がメインになってきたか」とも思いますし、この手の話題が多くなる、っていうのはこの世代のあるあるなんでしょうか。

ワタシは、「80になっても元気に歩いていたい」というのがあるので、心と身体には負担をかけないよう気にかけてはいますが、メンテナンスはどうしても必要で、自分で出来ないところは人の手を借りないといけません。

そこで、先日、『身体調律』なるものを受けてきました。
わかりやすい言葉でいうと『骨の整体』です。
これは、『身体そのものを「ひとつの楽器」と見立てて、身体をより使いこなし動かせるようにするために、骨・筋肉・関節・呼吸を調律していく』というもの。
「身体を整える」じゃなく
「身体を調律する」んですって。

では、どんなことをするのか?ってことなんですけどね。
『呼吸力を取り戻して骨感覚を再認識させる』ために、核となる3つの要素である「呼吸」「骨感覚」「体内圧」を調律していく、んだそうです。

現代人は、手を動かす動作が少なくなったことから、手首の部分や手根骨の動きが消失したため、それが呼吸力の低下に繋がっているとかで、呼吸という動作を行っている体組織にアプローチしながら、呼吸の状態に深く影響している手首・手根骨の調律をするのが「呼吸の調律」になります。

身体の動きをすべて筋肉だけで行おうとするとすぐに疲れてしまうのは、身体の動きは筋肉だけで成立するものではなく実は骨の動きだから、なんだそうです。
「骨感覚(骨を意識して動くような身体感覚)」を身につけると、筋肉は必要の無い時には休まる、というのが可能になるらしいですよ。
「骨感覚の調律」では、全身の骨に触れて適度な痛覚を利用して、脳に骨の位置感覚を再認識させていきます。

身体の痛みや不調が出る人というのは、様々な影響から体内圧が高まりすぎて圧が抜けていかない状態に感覚が慣れてしまっているから、とのことで、そのため体内圧が過度にかかったまま睡眠状態に突入してしまい「全く休まらない」「全然回復しない」という状態に陥ってしまうんだとか。
なので、その体内圧を減圧させて、本来在る回復できる睡眠コンディションを取り戻すべくお腹にある調律点を操作していく、というのが「体内圧の調律」になります。

これら↑をやっていただいたわけですね。

(ここからは、ちょこっとスピリチュアルな要素も入るので、「そっち系ね」とか「目に見えるものしか信じないんで」っていう方はスルーしてください。)

施術前のカウンセリングで「どんな身体の状態で在りたいか?」なんかを聞かれまして、どんな自分になりたいか?なんてこともふまえてお話しした後、施術がはじまります。
施術しながら「ワタシのいろんな状態」を解説してくださるんですけど、それがとても面白かったので、その内容を紹介することにしましょう。

今回は数人で伺って施術していただいたんですけど、ワタシの順番は2番目でして、参考までに1番目の方の解説は、ザッとこんな感じでした。

タイプでいうと、「土」の属性で、ネコ科。
機嫌が悪くなると唸って姿を消します。
足の親指にずっと重心が乗っていて、前のめり。
ブレーキを踏んだまま力を出している感じで、それが快感。「やってる!」と思い込んでいます。
寝ている時もブレーキをかけたまんまです。
腹圧のせいで内臓が疲れています。
身体の反応を口に出さないとダメ。身体がふてくされていますよ。

身体の状態から、その人の行動や考え方まで読み取っているのが分かりますか?
ご本人曰く、「私の人生見てきたんですか?」と言いたくなるお言葉、だったそうです。

で、ワタシの番です。
まず、左足先を触った先生は「ほうほう」と少し驚いた様子で、「これは珍しい。バランスがとても良い」とおっしゃっていました。
大抵の方は「前のめり(かかとが無い)」とかで、バランスが良くないらしいんですね。
現代人は椅子に座る習慣が長くなって、足の存在を忘れちゃっているかららしいですよ。
バランスがよろしくない所を先生が触ると、ものすごく痛いんですけど、ワタシは全く痛くなかったんです。
地に足がしっかりついているので、気がうまく大地に流れていく(アーシング出来ている)んだそうですが、右足はあまりバランスがよろしくなく少々痛みがありました。
10年くらい前にギックリ腰になって右側を痛めたのをきっかけに、何度も痛くなることがありクセになっている、と先生に伝えると「痛みが逃げる出口が塞がっているから痛みがこもってしまっている」とのことで、「痛みが足先から抜けずお腹に溜まり、更には上へ上がってくる」ともおっしゃってました。

逃げる出口?
出口が塞がる??
足先から抜けずに腹に溜まる???
言葉だけ聞くと「何のこっちゃ」なんですけど、施術されながらだと、不思議とよ〜くわかるんですよ。
ワタシの場合は身体の右側に痛みが偏っている感じで、右手首を触られた時に突拍子もない雄叫びを張り上げたもんで、待機しているメンバー全員がビックリしていました。
先生に手首あたりをグッとされた瞬間、手がグローブみたいにデカくなって手首がちぎれ、勢いよく手が吹っ飛んでいく感じだったんです。
ロケットパーンチ!みたいな。
こっちが驚きましたよ。
手が取れたっ!!って。

で、解説をまとめるとこんな感じになります。

タイプは、「金(属)」属性で宇宙人。「火」の属性もあり、戦闘民族。
肺の半分しか使えていない。
胸骨の見積りを(自分で)小さくしている。
呼吸が浅くなると、描きたい欲と動きたい欲が下がる。
まず吐いて(溜まった古いエネルギーを出してから)新しい空気を吸うこと。
動けているけど、酸素が足りない。
燃えてはいるけど、不完全燃焼。
エネルギーが使いきれていない(ウォーキングより走った方がいい)。
ちょっとでも不都合が出ると騒ぎたくなる身体。
座っていること(座り仕事)は向いていない。

だそうです。
ものすごく全力で動いてたと思ったら、不完全燃焼ですって。
絵描きなのに、座り仕事は向いていないらしいですよ。
困ったな。
どうしよう。
とりあえず、まずはウォーキングをジョギングに変えてみることにして、対策を考えます。

先生は『カラダの世界観で大切なのは、骨と筋肉の調和』だとおっしゃっています。
『筋肉優位の意識で、左右のバランスを合わせたところで、何も変わらないんです』と。
『骨は、筋肉という存在が無ければ動くことはできないし、筋肉もまた、骨という存在が無いと休むことはできない』んだそうです。
そして『施術師が身体を治すのでなく、治すのは身体で、使い方をよくしなければ意味がない』なんてことも。

「バランス」ではなく、「調和」。

ワタシが人生を楽しむことにおいて大切にしていることが『調和と共存』で、これはあらゆる制作のテーマにもなっているので、とてもしっくりきた感覚でした。

今後も身体の調律を続け、調和して、病気知らずの元気なバアさんを目指したいと思います。


みなさまのご支援に感謝します。