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「きゅうりのキューちゃん」を作る

鬼のような暑さが続いたこの夏は、「暑すぎて動きたくない病」であらゆる作業のパフォーマンスが下がり、充実感やら達成感やらをあまり得られなかったように思いますが、そんな中、唯一それらを実感できたことがありましてね。
それが、きゅうりのキューちゃん作りです。

「きゅうりのキューちゃん」とは、みなさんよくご存知の、スーパーで売られているアレです。

簡単にいうと、きゅうりの醤油漬けですね。

とある日、ウチのボスから「きゅうり、もらったんだけど、いる?」と連絡がありました。
我が家では、きゅうりは毎日ぬか漬けにするし、そのままかぶりついて食べたりもするので、少しくらい多くてもまぁ問題ないので「うん、いる」と返信しました。
すると、持ち帰って来たのが、なんとワタシの腕くらいある超巨大なきゅうりだったんですね。
それも、2本。
「きゅうりって、これ?」とワタシ。
「そうだけど。え?これって、きゅうりじゃないの?」とボス。
「いや、きゅうりだけど。普通に食べてもうまくないやつだよね」
「そう?別に、いけんじゃね?」

こんな風に、ウチのボスはいつも、超適当に無責任な言葉を返してくるんです。
「そのまま味噌つけて食ってみやがれ」と突き返してやろうかと思うんですけど、ワタシがなんとかしないとどうにもならないので、美味しく食べる方法はないだろうか?と考えるわけです。
いつもなら、薄切りにして塩もみした状態で冷蔵庫に入れ常備菜的な役割に回すんですけど、それもなんだか飽きてきたので「他に何かないか?」ってことなんですね。
そこでふと、少し前に友人宅でご馳走になった「自家製きゅうりのキューちゃん」がとってもうまかったのを思い出し、それを試しに作ってみることにしました。

材料と作り方は教えてもらっていたものの、分量までは聞いていなかったので、ネットでレシピを調べてみます。
いくつか良さそうなのが見つかったんですけど、どれも味が濃そうだったので、自分なりの分量にアレンジすることにしました。
試作第1段ということで、全ての分量をメモに書いておき、出来上がりの味をみて2回目以降調整をしていく算段です。

まず、生姜20g は千切りに、きゅうり6〜7本(600〜650g)を輪切りにし、塩もみして30分置きます。

きゅうりを軽く水洗いしてから、水気を絞ります。
鍋に、醤油100cc、砂糖40g、酢10ccを入れて火にかけ、沸騰したら火を止めます。
そこに、千切り生姜と塩もみきゅうりを投入して再沸騰させたら

火を止め、容器に移し替えてそのまま放置。

醤油が全体に絡むように時々きゅうりを混ぜて、完全に冷めてから冷蔵庫へ入れればOK、っていう超簡単なレシピです。

問題はその味ですが、濃すぎず薄すぎない良い塩梅あんばいになってました。
3日くらい経った頃 ↓ が味が落ち着いて一番うまい、というのが感想ですね。

分量がベストだったようで自分なりのレシピが一発で完成したので、それからというもの、もう何回もこの方法で作っています。
それも、わざわざ、きゅうりを買って。
「大量のきゅうりの始末に困った時とかに作るのにもってこいのレシピ」だったつもりが、食べたら普通にうまいので、「冷蔵庫に常備しておきたいもの」に仲間入りした、ってわけですね。

きゅうりのキューちゃんが好きな方にはオススメなので、是非一度お試しください。

《自家製きゅうりのキューちゃん》分量と作り方

■きゅうり 600〜650g(目安:7本前後)
■塩 小さじ2〜3
■生姜 20g
★しょうゆ 100cc
★砂糖 40g
★酢 10cc

① きゅうりを1cm幅くらいの輪切りにして塩もみし、30分置く。
② 生姜を千切りにする。
③ ①のきゅうりを軽く水洗いしてから、水気を絞る。
④ 鍋に★を全て入れて火にかけ、沸騰したら火を止める。
⑤ ④に、生姜ときゅうりを入れて再沸騰させたら火を止め、容器に移し替えてそのまま放置。
⑥ 汁が全体に絡むように時々きゅうりを混ぜて、完全に冷めたら冷蔵庫へ入れる。

*1日経って味見した時に味が濃いと感じたら、汁は捨ててください。

みなさまのご支援に感謝します。