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20年秘めていた踊りたい気持ち

小さい頃から様々な踊りを経験してきた。
幼稚園の頃から20代までは、ずっと何かしらの踊りをしていた。
20代の時に、あるダンスに出会った。

アルゼンチンタンゴ

それは、今まで経験してきた「一人」で踊るものではなく、「2人」で踊るペアダンスだった。
たまたまアルゼンチン人ダンサーのWSをみつけ、初体験したら、はまってしまった!
ペア、即興、女性は男性のリードにゆだねて踊る。
これまで全く経験したことがない世界だった。
その時の先生に、言われのが、「女性はまっすぐ立っていればいいよ。あとは男性にゆだねて」というものだった。
その頃はダンス現役だったから、「へ~、そうなね!」とただ軸をもって立つことだけしたら、その先生のホールドの中で、ただただ踊らされていた。
知らないステップを踏んでいるし、なんと言っても、ゆだねて動かされているのが気持ちいい~♪
と、目からウロコ体験だった。
その気持ちよさをもっと体験したくて、その後、数少ないWSを探しては参加した。
が、挫折がやってくる。
その頃は、社交ダンスくずれの男性たちが、興味本位にアルゼンチンタンゴに手をだしていたので、グループレッスンには、20代の私からみたら、おじさん・おじいさんしかいない。
「なんで、お金払って、ペタペタ触られなければならいの!!(怒)」となって続かなかった。
その後、東京にタンゴブームがやってきて、アルゼンチンから何人もの先生たちが招聘されてクラスを開講していた。
目につく度に、習いには行くものの、毎回、最初の時と同じ理由で、続かない。
そして、いつしか私自身が「踊る」ことから遠ざかってしまっていた。

その後20年間の間にも、何回か「踊りたい」気持ちがやってきて、レッスンには行くも、続かない。
こうも続かない踊りは、私至上このアルゼンチンタンゴだけだった。

気持ちの中では、ずっと「踊ってみたい」を持ち続けていた。
2020年、封印していたダンスの扉をあけた。
そして再スタートしたのが、バレエ。
2021年はタンゴ。「今回こそは!!」と気合十分。なんと、20年前に習って、「この先生にちゃんと習いたい」と思っていた先生とも再会できた。(本国に帰国せず日本にいてくれてありがとう!!)
と同時に、元プロアルゼンチンタンゴダンサー友達がコンディショニングトレーナーになったということで、コアトレを受けさせてもらっていた。
コアトレしながら、タンゴトークもできて、楽しい時間をもたせてもらった。
彼女の、「その動画のどこに惹かれる?」「どんな音楽で踊りたい?」「そのダンサーのどこが好き?」と質問してもらいつつ、何人かの先生のレッスンに足を運ぶことで、私が踊りたいタンゴがみえてきたように感じていた矢先

先の友人がそれをつい最近、言語化してくれた
「踊る相手との繋がりを持ちながら、ステップで自分や音楽を表現したいんだね」
「踊ることで自由になるよ」
「誰か一人の先生に習うのではなくて、いいな、と思う先生の要素を全部、自分の中にいれて統合していったら、自分のタンゴが出来上がるよ」

という言葉をきいたら、ポロポロっと涙があふれてきた。
自分でもびっくりだ!!

「そう!そんな踊りが踊りたい!」と叫んでいた

あ~、私ってこんなにもタンゴを踊りたい気持ちを秘めていたのか。
と、自分でも驚いた。
踊りを封印して20年。その封印を解いた時も涙があふれてきた。
踊った時には、体は動かなくなってはいても、喜びがあふれてきた。
それと同じように、タンゴも「踊りたい」気持ちを失わずにずっと持ち続けていた自分に気づいた。

時は来たれり!!!

友人のコアトレトレーニングで踊るための体作りにいそしみ
指導をうけたい!と思った先生方から、ダンスを習う
きっと1年後には、私が踊りたいタンゴを踊れていることだろう!
きっと、きっと、きっと!!!!
そう信じて、踊る時間を楽しみたい。


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