緑豊かな日田市中津江村の廃校を活用した家具工房「木正舎」を訪問
緑豊かな自然に囲まれた大分県日田市中津江村の山間に家具工房があります。それは壽山慎一さんが代表を務める木正舎(もくしょうしゃ)です。廃校になった野田小学校の木造校舎を工房にして、オーダーメイド家具やオリジナル家具を手作りしています。
幼い頃から工作やものづくりが好きだったという壽山さんは、高校まで宮崎県で過ごした後、大分大学教育学部に進学し、美術を専攻します。そこで木工と出会い、美術的でありながら実用性もある木工の世界に惹かれていきます。
大学卒業後は大分市内にある木工所に就職し、主に造り付け家具(造作家具)を製作します。4年間勤務したのち、日田市にある蜂の巣工房木正舎に転職します。当時、洋家具職人の第一人者である石塚正一さんが蜂の巣工房木正舎の技術指導顧問を務めていたことから石塚さんに弟子入りし、家具づくりのイロハを学びます。そして一般住宅から飲食店までさまざまなオーダー家具を手掛けて腕を磨いていきます。
転機が訪れたのは9年前。2007年に石塚さんが勇退した後、兄弟子達が独立や転職をしていくなか、木正舎を引き継ぐことを決意します。現在はオーダーメイドで椅子やテーブル、キャビネットなどを手掛けているほか、教育学部出身というキャリアを生かして津江中学校や日田共同高等職業訓練校で木工の講師を務めています。また、3年前から家具業界の発展と成熟を目的とする日田家具衆(ひたかぐら)のメンバーとなり、商品開発やものづくりを通じた地域活性化に取り組んでいます。
工房内にはギャラリーを併設しており、代表作の「Twig stool」をはじめ、壽山さんが手掛けた作品を見て、触って、座ることができます。
そして忘れてはならないのは、工房猫の三毛猫プー子の存在。ギャラリーを訪れた人を温かく出迎えてくれます。
CREATIVE BASE FABに併設するセレクトショップでは、木正舎の定番商品の1つである杉BOXを展示・販売しています。素材には無塗装の国産杉を使用しており、本棚や飾り棚などさまざまな用途に対応し、スタッキングもできます。
サイズは大(450×350×230㎜、税込3,520円)と小(450×350×115㎜、税込2,640円)の2種類をご用意しています。
【家具工房 木正舎】
■住所:大分県日田市中津江村栃野5000
■電話:0973-54-3585
■E-MAIL:info@moku-shosha.com
【CREATIVE BASE FAB】
■ホームページ:https://www.creativebase-fab.jp/
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