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ほとんどの人が勘違い!今すぐできる姿勢改善法〜〇〇のロックをやめるだけ

こんにちは。
「心と身体をまるっとクリエイトする私に」。
トレーナーの幸田輝美です。

姿勢の良さが健康と直結しているのは皆さんご存知の通り。
正しい姿勢を保つことで、体のバランスが整い、筋肉や関節への負担が軽減されます。
しかし、多くの人が無意識に行っている「〇〇のロック」が、実は間違った姿勢だということをご存知でしょうか?

今回は、そのロックを避けることの重要性と改善方法を解説します。


私自身が陥っていた、正しい姿勢の勘違い

最初に正解を言うと、〇〇とは「膝」です。
膝のロックとは、膝を完全に伸ばして(後ろ方向に押して)関節を固定する状態を指します。

この状態では、筋肉の力を使わずに骨と関節で体を支えるため、一見楽に立っているように感じます。
しかし、この姿勢が長時間続くと、膝の痛みや変形、さらには体全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

上下に引っ張りあって、膝が自然に伸びている分には、問題にはなりません。
繰り返しになりますが、NGなのは「膝を後方に押すように、固めて使っている場合」です。

今こちらの記事を電車などで立って読んでいる方!膝はロックされてませんか?

良い姿勢は、「まっすぐ、できるだけ上に伸びている状態」であり、「膝もピンとしているのが正しい姿勢」と思い込んでいたら、それは間違いです。

が!なんと私自身がピラティスを始める前はその状態が「当たり前」と思っていました。

ピラティスが言う、正しい立ち方とは

立つということも非常に重要で、マスターできるまで常に練習するべきです。
(省略)お尻を突き出したり、膝をロックしないようにしましょう。

ジョセフ・H・ピラティス

膝をロックしないと「地面を押す」という感覚がつかめるのではないでしょうか。

立つ、とは「重力に逆らう」ことです。
そして、効率的に重力に逆らうには、きちんと地面を押すことです。

他の全ての関節は、限界の状態まで伸びていることなんてほとんどないと気がつきうと思います。

膝に近い肘もが、ピンと伸びている状態なんてそうそうないはず。
指の関節も、手首も、足首でさえも。

膝だけがロックされるくらいに伸びきった状態というのは、不自然なだけでなく危険でもあります。

例えばジャンプして着地するときにロックされた膝だったら…
考えるだけで恐ろしいです!

私たちは重力に逆らって生きているのですが、その重力という負担を効率よく分散させる姿勢が、良い姿勢なのです。
ですから、膝も常に衝撃を適度に吸収できるような状態にしておくべきですね。

世間でよくいう正しい姿勢、ニュートラルポジションの罠

世間でよく言われている「良い姿勢」とは、正面で見たときの肩の高さが左右で同じだったり、横から見たときの背骨のカーブが整っていたり(検索すればどこでも出るので見てください)、などです。

が!!!
私から言わせていただくと、それは「結果」もしくは「確認事項」でしかないです。

ひどい歪みがなければ、自分で目視で確認できるくらい歪んでいる人はまれ(鏡を見た瞬間に自分で調整してしまいます)ですし、たとえぴったり骨格標本のようにカーブを描いていたからと言って「それで?」という感じです。

それに、「肩や骨盤、膝の高さが左右で同じである」のが正しい姿勢だとして、それが3センチ違ったとして、じゃあどうすりゃいいねん!って思いませんか?
引っ張ったらそれでいい、なんてことはないってことは分かりますよね??

なのに、整体に行ったら
「骨盤がねじれているので、直します。」
「足の長さが違うので整えておきました。」
「背中がゆがんでるので5回は来ないとだめですね」
…等々。

全部、ただのセールストークです。

姿勢は外からの力では改善しないと断言できます。
(ただ、今現在の張りや痛みを改善することに意味がないとは言いません)

だって、その人の長年の「クセ」や「習慣」で今の姿勢になっているわけです。
今の習慣に合わせると、その姿勢と体型がベストな訳ですから。

つまり、姿勢を変えたいなら、根本的な「クセ」や「習慣」を変えなくてはなりません。

そして一番に改善しやすく、様々な原因となっていること。それは…
そう。「膝のロック」です。

膝のロックの弊害と原因、改善方法

膝のロックは膝関節に過度の負担をかけるだけでなく、腰や背中にも悪影響を及ぼします。膝をロックすることで骨盤が前傾しやすくなり、腰椎に不自然な圧力がかかります。
これが続くと、腰痛や背中の痛みを引き起こす原因となります。また、膝のロックは足首や足のアーチにも負担をかけ、足全体のバランスが崩れやすくなります。

次に原因ですが、ずばり、「その方が(一時的には)ラクだから」です。
体重を支える筋肉が足りていない分、骨組みで支えざるをえない状態になってしまっているのです。

と言うか、関節で支える必要がないので、その筋肉が衰えてしまったとも言えるかも。

と言うことは、膝をロックしなくて良くなるには、その筋肉を鍛えれば良いのですが、難しく考えないでOK!

日常で真っ直ぐ立つとき、つまり信号待ちや電車内などのときに、膝のロックを外せば自然に筋肉は戻ってきます。

専門的に言うと「骨性支持」から「筋性支持」へ。

膝をロックした状態に気づいたら、そこから膝を1センチ前方に動かしましょう。

これだけです!!
何事も「意識」が大切です。

長年の「クセ」や「習慣」を変えるには、意識するしかありません。

人生を変えるには、小さな一歩から。

おそらく、皆「正しい姿勢」はとっくに知ってますよね。
鏡を見たり、自分の写真を撮ったりすれば「今」の自分の状態も分かるはず。

でも、分からないのは「どうすればいいのか」ではないですか?

まずは膝のロックをはずしましょう。

3ヶ月もすれば新しいクセに慣れると同時に、骨格が変わっていることに気づくはず。

あなたの意識が姿勢を、骨格を、生活を、人生を変えます。
人生をまるっとクリエイト♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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