あれから2日_sayo
[ 目が覚めた ]
1964年 昭和39年 7月30日 22: 24
sayo-29歳の頃の出来事
目が覚めた、
何だか体がだるい 頭も少し痛い
真上には、橙色の電球が光っていた。
ここは?
そうだ・・・病院だ、
あれからどうなったんだろう?
ナース「旦那さん!さよちゃん眼覚めたよ!」と大きな声が響いた
ナース「さよちゃん、途中で気を失って大変だったんだから~」
急にお腹が痛くなり そこから記憶があまりない。
sayo「あ あ 赤ちゃん 赤ちゃんは?と叫んだ。」
ナース「おめでとうございます。」
ナース「1964年7月28日 午前3時20分 男の子ですよ。」
[ あれから2日たっていた ]
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『ありがとう、見守ってくれたんだね』
『ありがとう』
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[ kenji ]
大きな音がガシャン!カランカラン!と響いた先を見ると
kenji「すみませ~ん、コ ケ マ シ タ 。」
ふ ふ ・・・夫 の 憲 二(ケンジ)である。
ナース「ちょっといい・・・ケンちゃんも サヨちゃんもよく聞いてね。」
[ 2カ月間の治療 ]
ナース「赤ちゃん、一カ月以上早く出てきちゃったから
臓器の発達が不十分で、元気になるまで少しの間、診療所で預かりますね」
sayo「赤ちゃん 大丈夫なんですか!?」
ナース「早くおかあさんに会いたくてあわてちゃったんだね」
ナース「大丈夫だから安心してね」と言われた。
赤ちゃんは未熟児として2カ月間の治療が必要だった。
辛い思いは、もう二度と繰り返したくない・・
つづく
[ 青の日記帳 / エンディングノート]
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