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批判と議論はまるで違う~安倍総理の辞任から私が思ったこと~

 まずはこの投稿を読んでくださりありがとうございます。
はじめてnoteに投稿するにあたって、「何について書こうかな」と少しの間悩んでいました。そんな時、あるニュースが世間を賑わせました。そう、安倍晋三内閣総理大臣の辞任です。

 私が小学6年生の頃(2012年)、時の政権を担っていた民主党から野党第一党であった自民党へと政権交代が行われました。自民党の総裁(代表)は安倍晋三さんで、国会での首班指名を経て第96代内閣総理大臣に就任されました。第一次内閣の時、私は小学1年生だったので、総理大臣が誰なのか特に意識などしていませんでした。総理へ返り咲いた安倍総理を見て小学6年生の私が最初に思ったのは「すぐに辞めた人が返ってきたな」でした。

 今でこそ安倍総理の持病である「潰瘍性大腸炎」の恐ろしさは理解できます。しかし小学1年生の私が理解できるわけもなく、当時のマスメディアの情報を鵜呑みにして「お腹が痛くなりやすいことを言い訳にしてやめるんだ」くらいにしか思っていませんでした。それから約6年経って帰ってきた安倍総理を見ても、過去に植え付けられた先入観から、先述したような印象を持つのは当然だったように思えます。

 就任されてから辞任発表までの約7年間、安倍内閣が行う政策にマスメディアや特定野党によって批判が繰り返し行われました。例えば2015年の平和安全法制は、「集団的自衛権行使反対!」や「日本が戦争できる国になってしまう!」などの批判が多くなされ、連日テレビやネットを騒がせていました。安倍総理がメディアに出て平和安全法制についてフリップを用いての説明を連日のように行っていましたが、批判の声は大きくなる一方でした。


 あれから約5年、果たして日本は戦争を行ったのでしょうか。間接的に紛争地帯の後方支援など、争いに関わりはしていましたが、自衛隊が直接飛行機を飛ばして空爆…などはありませんよね?
 あの頃平和安全法制について批判を繰り返していた方々は、現状をどう捉えているのでしょうね。

 ネットスラングの1つに「アベガ―」というものがあります。これは何らかのネガティブなニュースが報じられたとき、「安倍が悪い」と何でもかんでも安倍総理のせいにするというものです。正直これを使う人の気が知れません。


 たしかに安倍内閣は完璧な政権ではありませんでした。しかしそれ以前の政権と比べたとき、経済を一定水準まで戻したり世界各国との関係(特にアメリカ)を修繕したりした点においては、称賛の声以外上がるのはおかしいと思います。

 現在安倍総理の後任を決める自民党総裁選が行われていますが、有力候補には菅義偉官房長官・岸田文雄政調会長・石破茂元地方創生大臣などが挙げられています。個人の意見としては政権の女房役であった菅官房長官が安倍総理の政治路線を引き継いでくれるのが望ましいと考えます。その場合、新たな政策を実施する際に「スガガ―」のような批判が上がることも考えられます。

 政権批判を繰り返す方々に一言申し上げたいのが、「あなた方は日本が嫌いですか?」ということです。批判をする多くの人が批判一辺倒で、対案を示すことをしません。(特に〇BSやテ〇朝などの番組コメンテーターに多い)
議論というのは互いに意見があるので成立します。相手の意見に対して反対の声しか上げなければ、それは一方的なリンチとなってしまいます。

 政治思想のカテゴリーは左翼・右翼だけでなく、極左や極右、ポリティカルコネクトネス(政治的平等)・リベラル、保守など様々あります。


私個人の意見としてはどの思想を持っていてもいいと思います。ただしその前提に「日本のことが好き」「日本を良くしていきたい」という意思がなければいけません。目先のお金や権力に囚われることなく、子々孫々までの日本を見据えた考えを持つことが必要だと思います。

 ここまで色々書いてきましたが、端的に表せば私は日本の未来を憂いています。少子高齢化によって若者の意見が少数派となっていき、未来を担うはずの若者たちは政治に無関心です(かくいう私も若者ですが…笑)
 しかし先日の安倍総理の辞任表明は若者であっても衝撃を受けたニュースだったのではないでしょうか。そして14日に実施される自民党総裁選挙も、政治に関心を持つ機会としては絶好のテーマであると思います。おおかた情勢は決したように思えますが、政治とは人が行うもの。開票直前まで何が起きるかは誰にも予測することができません。

 第99代内閣総理大臣のイスに座るのは、果たして誰になるのでしょうか。

見出し画像の出典元<a href="https://pixabay.com/ja/users/12019-12019/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=395047">David Mark</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=395047">Pixabay</a>からの画像

 

 


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