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詩 「ズレた時計」

1秒1秒時を刻む時計はチクタクと
正しい今の在処を教えてる

1分1秒何時間、正しくなければ意味が無い

だから止まったなら電池を換えて
ズレてしまったら針を直す

明後日の方向へ流されないように
キチンと未来へチクタクと

だけど正しい針と12の外で
目に留まった乱れた針とズレた時計は
別の世界を走らせる

AM11:00を彩る沈む夕陽と茜色

そんなチグハグな景色が鏡のように重なって
無価値に潜む大切な意味に巡り合う

レールを離れたどこかの一つが
同じ景色を愛していたら

ズレた時計の針だって止まらずに動く意味がある

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