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詩 月模様

満ちては欠ける下り坂

だけど欠けては満ちる上り坂

寄せては返す波のように

何度も何度も繰り返し

崩れて戻ってと忙しなく

満たされる時はほんの一時

だけど、だからあんなにも

巡る夜に灯る明かりは
次第にすり減り
満ちる歩みが再び始まる

どれだけ時間が掛かるのか

どこまで歩けば届くのか

夜空に噛まれた虫食いは暗い影を残すもの

だけど明かりはいつもでもそばに

いつだって始まりと終わりを過不足のない
満たされた形で照らしている

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