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夕暮れ時

クーラーの切れた真夏の一室 

目が覚めると息苦しいほどに暑かった 

首元に張り付くTシャツの襟は汗で濡れて冷たくなっていた 

水分を失った口の中がパサついている 

勢い良く注いだ麦茶を飲み干すと 

汗が一気に吹き出した 

部屋に差し込む明るいオレンジが 

ギラギラと輝いて眩しかった

今日もまた暮れていく1日の中にいる 

まだ陽が残る夕方6時のシャワー

湿った体を流した後に 

しっかり冷えた缶ビールを持って 

部屋の窓を開け放つ 

夕日に染まった街に流れる 

季節の匂いと夏の風に吹かれれば 

シャンプーの匂いも漂って 

変わらない生活の景色の中に

いつか過ごした夏の日が

重なるように蘇る


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