フリースクールお山の樂校の子どもたちの創造性にふれる数々の遊び!体験レポート③公開!
このレポートは糸島にあるフリースクール「お山の樂校」に一日体験をさせてもらい感じた数々を綴ったものです。
過去のレポート①、②をまだご覧でない方はこちらからご覧ください♪
レポートその① フリースクールお山の樂校に一日体験に行ってみた!
https://note.com/create_my_world/n/n67599a7928d1
レポートその② お山の樂校に一日体験したら子どもたちからの洗礼の数々に野生が目覚めた!
https://note.com/create_my_world/n/n84b81ed39582
それではレポート③のスタートです!
遊びの中に工夫がある。それぞれの時間がある。
おやつの時間を終えたら次はそれぞれが興味のあることをやっていく時間に自然となっていきました。
さっきまで皆で鬼ごっこをしていたのに、途端に自分たちの時間に移行していく子どもたち。
さっきおやつのお餅を分けてくれた男の子2人にお呼ばれし、まずはアスレチックゾーンに向かいました。アスレチックゾーンは鉄骨が組んである場所で、この鉄骨の立体構造や木を利用して様々な遊びを開発していました。
なにやら坂からスケートボードを使いジェットコースターのように滑り降り、最後まで到達するために木の位置を調整しています。
調整が済んだら、いざジェットコースターです。二人はローラーが付いた荷台に乗り意気揚々と坂道を滑り降りました。
まっすぐ滑り降りるまでには、何度も途中の板のへりにぶつかったり、ボードの漕ぎだす角度を調整していました。子どもたちは転んでも、ぶつかって上手くいかなくても全てが楽しそうです。
「しょうちゃんも一緒にやろう!!」と誘われて、まさかの3人でこの坂道を滑りました。自分が限界を決めない限り、楽しいを追求する遊びは拡大していきます。
当然、何度も角度を失敗し、へりにぶつかり止まったりするのですが私も含めて男3人で笑いながらトライは続きます。
この子達の遊びは留まることを知りません、彼らは次に、さらに傾斜のある坂を利用してスピード感あふれる遊びを二人で行っていました。
この坂道ジェットコースター私もやらせてもらいましたが、相当なスピードが出るんですね。子どもたちは日々の遊びの中でどうしたら上手く滑れるかを体感でつかんでいます。
やってみようとする私に、「板に乗った瞬間に手を前に置くんだよ!」と教えてくれました。
実際はそれでも上手くは行きませんでしたが笑。
これを立体で入り組んだ坂道でバランスを取りながら最後まで乗り通すためには、
スピードに怖気づかない「行くと決めたらやる」といった胆力とボードをコントロールするバランス能力、細かいコース環境の調整とが必要とされる。
ただただ楽しそうに見えましたがやってみると様々なことが要求される遊びだということがわかりました。
家族ごっこは家づくりの原点?!
男の子2人との遊びを夢中になって終えた後、次に女の子たちに目をやると、なにやら小屋から、クッションや布団などを運んでいます。何をやるんだろう?
女の子たちに何をやるの?と尋ねてみると、家族ごっこをやるのだそう。
家族ごっこをやるために家を作っているとのことでした。
家を作るためにはしごや、丸いバレルや木材とありったけの毛布やクッション類を集めてきた彼女たちは、協力して家を作り上げていきました。
私も彼女たちの家にお邪魔しようとしましたが、ダメーー!とのことでした笑
ですので、彼女たちの家を紹介してもらうことにしました。
女の子の一人がショールームの案内かのように
「こちらが玄関になります。そしてこちらがキッチンで、屋根の上にはソファがあります。」
屋根の上ははしごに毛布が掛けられていて、はしごのくぼみの間隔が丁度こどものお尻にジャストフィットするようです。
子どもたちは、想像力を働かせて、どんどん自分の住みやすい環境を整えていきます。
家族ごっこということもあって、お母さんと娘という設定なのか、女の子の一人が
「お母さん、お腹減ったー!」というと、もう一人が
「はい、マフィンでも食べてなさい!ハイ!」「バクバクバク(食べるふり)」
お母さん役と子ども役になりきって演じるということが彼女たちにとって想像力が湧き出るシーンなのでしょう。演じている二人の顔は本当に楽しそうです!
校舎内では工作好きの男子が宇宙船づくり?!
さて、野外での遊びだけでなく校舎の中に目をやると、なにやら男の子たちが、自分たちが作った宇宙船やアスレチック模型を見せてくれます。
これらは全て彼らのオリジナルの設計で作られており、作品の数々を私に説明してくれました。
子どもの頃にゼロからイチを生み出す経験を本人の心のゆくままに生み出す環境があり、その作品作りに没頭して時間を忘れて取り組めるのです。
自身が思い描くアイディアやひらめきを形にしていく中で、手の感覚が研ぎ澄まされ、必要な技術を少しずつ彼らのペースで獲得していく。
上手く表現できないのですが、やりたいことが先にあって、とにかく作ってみる、やってみることの先に必要な技術があればそれを吸収していく。
夢中になったその先に、いつの間にか技術を習得しているという循環を子どもたちはこのお山の樂校で幾度も経験していくのです。このことは、子どもたちのそれぞれの個性に沿った学びを獲得していくことに他ならないと感じました。
やってみたい!という子どもたちの「今この瞬間」に持てる力と創造で遊ぶ中から育っていくものをこれからも私は見守りたいと思いました。
以上がお山の樂校一日体験レポートその③になります。次回はお山の樂校絶品ランチから下校までを捉えた最終回の予定です。
ご一読いただき誠にありがとうございました!
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