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フリースクールお山の樂校に一日体験に行ってみた!体験レポート①公開!

お山の樂校というフリースクールの存在は糸島に移住してからというものの、友達の知り合いが関わっているということもあって早くからその名前を知ってはいたのですが、なかなか関わる機会もありませんでした。

同じ大入エリアに住んでいるお山スタッフのなっちゃんと知り合ってから、急速にお山の樂校との距離が近まり、クラウドファンディングで新校舎設立の為に写真撮影をする人を募集しているから来てみない?というなっちゃんからのお誘いで遂にお山の樂校に一日体験をしてきたので、自身が感じたことも織り交ぜながらレポートしたいと思います!

お山の樂校の子どもたちは朝まずこの急な坂を登る登校から始まります。
いや、これがかなりな坂なんですよ!この坂は運動不足な大人だったら、結構応えますよ笑。

この坂をある子はぐいぐいと、ある子はトボトボと登ってくるんですね。その光景がまず愛しさと力強さを与えてくれます。

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お山の樂校は糸島の二丈の山の中にあります。お山の樂校という名にふさわしくそこから見える景色は圧巻!目の前には糸島半島と玄界灘が悠然と広がり、人工物が一切見えない竹林とミカン山の中に存在しています、もうWAO!って感じです。

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中学部の子がストーブに火をつけて暖をとろうとしています。外の新鮮な空気を吸いながら、火にあたると生きていることを実感できるんですね。

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校長先生のあいさんは子どもたちが全員登校してくるのを外で待っています。あいさんは子どもたちがこの坂をゆっくりと、でも確かな足取りで登ってくるのを見ることが本当に大好きなんだなぁ。

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子どもたちが揃ったら、まずはヤギと羊たちを柵から出してあげて放牧することが日課の様です。皆、巧みな誘導でヤギさんたちを広い場所に誘導しています。動物と学校生活を共にすることってなんだか羨ましいな。そこには触れ合う喜びや温かみ、ここに確かに命があるんだってことを毎日の体感として感じられる日々なのです。

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ヤギと羊さんの移動を終えたら、皆が校舎に入って、校長のあいさんの絵本読み聞かせを聞きます。この絵本も皆で図書館に言って、子どもたちが読みたい絵本をそれぞれが選択したもの。この日は芥川龍之介原作の「鼻」でした。(内容はここでは触れませんが、結構深くて難しかった。)
子どもたちがあいさんが読み始めると、物凄い集中力で絵本を聞いている。この朝の静かな時間の中に絵本を通して、文学や芸術、難解な言葉や人々の心情をそれぞれが頭の中で吸収していってるのだろうか、子どもたちの真剣な眼差しにドキッとする瞬間だった。

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絵本が終わったら、朝のサークルの時間、学校でいうホールルームと同じ感じ。足指体操とあいうべ体操(正式名称はわからないが)をして、今日のお昼ご飯を作りたい人を挙手で募ると子どもたちが4人ほど手を挙げて、お昼ご飯担当を決める。自主的に皆のご飯を作ることをやるなんて、、私が小学生の時に家族のご飯を作ってあげたことなんてあっただろうか。。。このご飯がまためちゃくちゃ美味しかった!!(後ほど紹介する)

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他にも今日何がやりたいかを発表したい人は表明したりもできるんです。

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「今日やりたいことは〇〇!」と声に出して言うこと、こんな機会が毎日あるんですね。言った本人は力が漲ってくること間違いないでしょうね。あとは2日後に迫った運動会の準備について皆で話し合う。飲み物はどうするか、出し物の準備はすすんでいるか等々。そして朝のサークルの締めくくりは皆で手を繋ぎ、輪になって

「今日も一日、よろしくぅ!!!」

の掛け声とともに一日が始まったのです。
そして私のお山の樂校一日体験もスタートです!
教育とはなんなのか、自分を大好きだといえる学校とは何なのか。
既存の学校教育の枠には到底収まりきらない学びの一日が始まった。

こんなにワクワクして、とてつもない洗礼を受けた一日になるとはその時は予想もしていなかったのです。


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