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「夢のカケラ発見プロジェクト」キャリア教育実施レポート ~6年生旅立ち編~@奈良

少しずつ暖かな日が増え、春の訪れを感じられてうれしくなります。

そして3月は別れの寂しさと、新たな道へ踏み出すワクワクした気持ちが入り混じる、ちょっと心がそわそわする月です。

私たちがキャリア教育の一環として授業で関わらせていただだき、ステキな夢や思いを聞かせてくれた奈良市の登美ヶ丘小学校6年生児童83名も、いよいよ卒業式を迎えます。

「子どもたちが、自分の『好き』なことや『やってみたい』ことに目を向け、チャレンジしながらワクワクする未来を創ってほしい」

そんな思いで活動している、「夢のカケラ発見プロジェクト」。

今回はその授業レポートに加えて、実施に向けてご尽力いただいた阪田先生のステキな思いや、私たちからの児童たちへのメッセージを届けてみたいと思います。

夢のカケラ発見プロジェクトは、

子どもたちが、自分の「好きなこと」を掘り起こし、「やりたいこと」をいっぱい見つけて、たくさんの好き・やりたいという「夢のカケラ」で、自分だけの「宝地図※」を作るという授業です。

宝地図で自分の思いを可視化し、やってみたいことや夢が叶うイメージを持つことで、未来を肯定的に捉えて踏み出してほしい、そんな思いが詰まっています。

先生でも親でもない、キャリアコンサルタントが児童一人ひとりと関わり、「好き」や「やりたい」という気持ちを共感的・肯定的に聞き、深掘りしていくことで、子どもたちが自分の気持ちに気づくこと、そしてありのままの自分を認めることを大切にしています。

先生のその思い、受け取りました!

私たちのこの取り組みに対し、導入を前向きに考えてくださった阪田先生。
授業化にあたり、授業の目指すところについても率直に思いを聞かせてくださりました。

「教師として子どもたちには、普段から自信を持ってもらえるように前向きな声掛けや関わりをする一方で、一人ひとりの『好きなこと』や『夢や思い』についての対話とまでは、そうしたいけれどなかなかじっくりとはできない」。

「やってみたい思いを深掘り、それに向かってどう行動するのか引き出し、できればそのためのステップを子どもたちと対話してくれることを期待している」ということ。

先生のまっすぐな目に、子どもたちを思う気持ちと教育への情熱を感じます。

「夢を描く」だけでなく、「目標にして行動していく」ということが大切だという思い。営業マン出身の阪田先生は、小学校現場以外の社会も経験しておられます。

「社会で生きる」ということ、そのために大切なことを学校という学びの場で最後に、もうすぐ卒業する子どもたちに伝えたい、という思いが伝わってきました。

そうして授業化に向けて先生も積極的に打ち合わせに関わってくださりながら、登美ヶ丘小学校向けの授業プログラムを開発。

コロナウイルス感染拡大の影響もあり、予定した通りに授業ができなかったこともありましたが、阪田先生、中西先生、岩室先生の多大なるご尽力のもと、「夢のカケラ発見プロジェクト・登美ヶ丘小バージョン」として3回にわたる授業を、無事3つのクラスで実施することができました。

たくさんの「好き」、見つけたね。そして、聞かせてくれてありがとう!

1回目の授業は、各クラスの先生が主導し、子どもたちが「好きなこと」や「やってみたいこと」を見つける授業。思考の枠を外して制約をつけずに見つけるため、質問集を見ながら自分自身に問いかけて答える形で、付箋にどんどん書き出していきます。

好きを見つけるワーク(1回目)

続く2回目の授業は、1クラス27~28名の児童に8名のキャリアコンサルタントが入り、オンライン越しに1on1で一人ひとりとじっくり対話します。

たくさん洗い出せた「好き」について、そして「やりたい」について思いを深め、どんなところが好きなのか、いつ頃、どんな風にやりたいことを実現しているかをイメージしたり、どんなステップを歩めばそれが叶うかまで話していきます。

知らない大人と話すことって、子どもにとってはきっと恥ずかしいこと。それに加えて自分の好きなことややりたいことまで話すのって、勇気が要ることなんだろうと思います。それでも私たちに話してくれて、本当にありがとう。

みんなの思いをちゃんと引き出せたかどうか分かりませんが、共にする時間を精一杯、一人ひとりの心に寄り添いながら対話をしました。

キャリアコンサルタントと対話(2回目)

そして3回目の授業は、再び先生の主導による宝地図作り。
やってみたいことが出来た前提で、「その時」をイメージする画像を集め、自分だけの「好き」や「やりたい」が詰まった、夢いっぱいの宝地図が出来上がりました!

1on1 みなさんからの嬉しい感想

子どもたちからの感想

・自分の好きなことがたくさんあるということに気づいた。自分のいいところが見つかった。
・私の好きはおかしいことではないんだなと思いました。
・目標ができたときの自分を想像することが大事だということに気がついた。
・否定の言葉が一つもなかったから、自信を持って話せた。自分の言いたいことがたくさん話せたから、これまで親にさえ話せていなかった将来やりたいことや野望を聞いてもらえて、「本当にできるかも」と思った。

先生からの感想
・1on1から帰ってきた子はどの子も明るい顔でした。とってもよかった。感謝しかない!
・意外な子が自分からもっと話したいと話しに行っていて、驚きました。
・話が苦手な子でも自分のペースで話させてくれて、嬉しかったみたいです。

「好き」、「やってみたい」は未来を創る原動力!

嬉しかったこと、悔しかったこと、乗り越えたこと、励まし合ったこと。
6年間のたくさんの思い出を胸に、自信を持って卒業してほしい。

願わくばこの授業で見つけた「夢のカケラ」を未来へのお土産にして…。

・ありのままの自分、素直な自分の願いに気づき、それを言葉にしてみること。

・自分と同じように、他人の好きや個性を認め合い、一人ひとりが自分らしいと思う未来を描いてみること。


・やってみたいこと、夢や目標に向かって踏み出し、たくさんの経験をすること。

社会に巣立つ時までに、「好き」や「やってみたい」、それから「自分のいい所」、「得意なこと」にも目を向けながら、今できることをやってみよう

「好き」や「やりたい」のワクワクは、未来を創る原動力。

これからも、そんな「ワクワク」に出会えた時には、心を開いて、いつか本当に叶えたい夢を叶えていけますように。

夢のカケラ発見プロジェクトメンバー一同、登美ヶ丘小を卒業するみなさんの夢いっぱいの未来を応援しています。



子どもたちに、「夢のカケラ」を見つける授業に関心がある、うちの学校でもやってみたい!という先生方、関係者の方、ご連絡お待ちしています!!
(まずは話を聴いてみたい!でもOKです)

こんな風に熱い思いを持つみんなが待っています☆彡

連絡先:キタさん、またはみかちゃんまで!

 ↓ ↓ ↓

キタさん(北川雄久) Mail: beyourself_kita@yahoo.co.jp
みかちゃん(山田みか)Mail: motherdreamcareer@gmail.com


このプロジェクトは、Eキャリ部から生まれたプロジェクトです。
Eキャリ部 ~人生を楽しむ教育を子どもたちに~

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