0007_習慣化の技術

習慣化の技術

人生は、習慣でできている。とはミニマリストの佐々木典士さんの言葉だったか…
それほど習慣ってのは人生において重要な要素だということだと思う。
だからこそ、より意識して、良い習慣を増やし、不要な習慣は減らしていくべきだと思ってる。

引っ越しをする前のボクは、ジムに通うことの習慣化に成功した。
これまではどれだけ意識高く入会を決めても、3ヶ月以上通ったことはなかった。

まずはそれがなぜか、という分析から始めた。
結論はひとつ。
めんどくさい。これだけだった。

そうなのだ、よほど楽しいことならともかく、そもそも筋トレが好きでもないボクにとって、筋肉を鍛えるためにジムに通うのはめんどくさい行為以外の何物でもなかったのだ。

そんなことだから、続かない。
仕方ない。
もう、そうなるべくしてなっているのだから。

で、そこから思考を展開した。
ジムに行こうとするからめんどくさいのだ。
では、人生の中で必要な行為をジムに組み込めば良いのでは?
そう考えて、家でシャワーを浴びるのをやめて、すべてジムで浴びることに決めた。

朝、起きたらそのままジムにいく。
シャワーを浴びる前に軽くストレッチ。
で、せっかく来たからとマシンの前に座る。
自分がプルできる最大のウエイトを5回だけ。
これを一年間続けた。

これは思いの外うまくいった。
出張などで家にいないとき以外は毎日ジムに通うことに成功した。
筋肉量が劇的に増えたとかはないけど、少なくとも体型維持はできている。

そして、大晦日に引越しをしてジムに行かなくなった分、新年からは朝起きてからのストレッチと筋トレを習慣化してる。

これは近くにジムがないからというのもあるけど、そもそもジムを往復する時間がもったいないな、と思うようになったこともある。
去年の10、11月以降、ボクの仕事以外の活動量は圧倒的に増えた。
いままでホント何をしていたんだというくらいめまぐるしい活動量だ。
いろんなタイムロスが目につくようになった。

なので、ストレッチと筋トレの習慣は残しつつ、もっと無駄な時間をカットしたいと考えたのだ。

使ってるのは「ヨガマット」というトリガー。
トリガーとは、それを見ることで何かしらの行動に至るきっかけのことで、冒頭で紹介したミニマリストの佐々木さんが提唱している習慣化の方法のひとつだ。

寝る前にヨガマットを床に敷き、起きたらそれを見てストレッチと筋トレをやることを思い出すようにしてる。

この、朝起きた時のルールとして、ボクが自分に課している絶対守るルールは1つだけ。

「ヨガマット」の上に座る。

これだけだ。

「ヨガマットの上に座る」ことができたら、仮にストレッチをしなくても、筋トレをサボってもOKにしてる。
それくらいゆるいハードルで取り組むことが習慣化の技術のなかで一番大事なこと。

これを「絶対腕立て10回」とか決めてしまうと心理負担が大きくなって長続きしない。
それでは意味がない。

そして、人間とは不思議なもので、いったんヨガマットの上に座ると、ちょっとだけストレッチをしてみたくなる。
ストレッチをしてカラダが起きると、今度はちょっとだけ筋トレもしてみようと思える。
まだ10日だから偉そうなことは言えないけど、いまのところ続いてるからこの方法はかなり有効だ。

ちなみに、ここ数日、大阪に遊びに行っていたけど、ビジネスホテルではストレッチも筋トレもしなかった。
するかどうか、迷いもしなかった。
何しろストレッチと筋トレをするという習慣を思い出せなかったのだから。

そういう意味では、まだストレッチと筋トレはボクの中では全然習慣にはなっていない。
でも、トリガーという方法を使うことで、かなりの確率でその日の朝にストレッチと筋トレができることも分かった。

今後はこのトリガーがなくても自然と体がストレッチや筋トレを欲することが理想だ。
それが染み込むまでは、トリガーを使い続けようと思う。

そして、このトリガーという考え方は、他の習慣化にも使える手法だと思う。

例えば毎日日記をつけたい人は、まくらの上に日記を開いておいておくだけでいい。
そして、1行だけ書く。みたいなゆるいルールをつくる。
人間不思議なもので、ちょっとだけやると、もっとやりたくなるものなのだ。
この習性は利用しない手はない。

何か新しい習慣を身に付けたいなら、トリガーを利用しよう。
それだけで少し、生活が変わる。

ぜひ試してみてほしい。


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