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お気に入りのオールドレンズ「小西六HEXAR 50mm」を語る|Leicaに恋して。

どうも、Andyです。
今回は先日のライコイ2(Leicaに恋して。2nd Season)のメンバートークの続きから、episode2の補足記事をお届け。

文字を読むのが面倒な人は、以下の動画を参考にしてもらっても大丈夫です。
この内容は、写真が好きな人、特にライカユーザーには共感してもらえるはず。
いろいろと楽しい話題の尽きないトークとなったので、ぜひご一読を!

オールドレンズとの出会い

最近手に入れた「小西六 EXTRA 50mm f3.5」は、コニカの前身である小西六写真工業株式会社の1955年製のオールドレンズ。

もうね、レンズを増やさないって決めてたんだけど、どうしてもM4-2に常時使用するオールドレンズが欲しくて、見かけた瞬間ポチってしまった。

届いてからさっそくM11に装着してテスト。
沈胴式なので、ちょっと恐る恐る、沈胴させないように使ってみたけど、これがまた良かった。

小西六HEXAR 1st shot

オールドレンズって、描写が柔らかいとか、雰囲気があるってよく言われるけど、実際に使ってみると本当にその通り。

特にこの小西六のレンズは、色味が淡くて優しい。
シャープさを追い求める現代のレンズとは一味違って、あえて柔らかくて温かみのある写真が撮れる。
M11がまったく違うカメラになったような錯覚させ起きる。

そして、またこれがフィルムとお相性抜群。
ふんわりとしたフィルムならではの味わいを最大限に引き出してくれる。

ちなみに、このレンズを使ってみたいって人は、一緒にMマウントへの変換アダプターが必要。
旧式のLマウントで、スクリュー式だから、そのままだと支えない。
今回はK&FのLマウント→Mマウントアダプターを購入した。

これのおかげでスクリュー式のLマウントオールドレンズもしっかっり楽しめるからおすすめ。

自分に合った使い方を見つける

雨によく似合う

さて、このレンズをどう使っていくかという部分。
私がまず意識したのは「自分に合った使い方」を見つけること。

例えば、オールドレンズだからこそ、あえて開放絞りを多用しないで、絞りを少し締めて撮影してみる。
これは今までのズミルックスやSIGMA 90mm contemporaryなどとは違ったアプローチ。

そうすることで、淡いながらもクリアな描写になるし、シャープさと柔らかさのバランスが取れた写真が撮れる気がしてる。

それから、50mmという焦点距離もポイント。
このレンズを手に入れる前は、ズミルックスの50mmをメインに使っていた。
この焦点距離に統一しておくと、被写体との距離感、切り取る空間イメージが体に染み付いてくる。(気がする)

特にフィルムカメラで撮影するなら、焦点距離を統一するのはおすすめ。
撮影後すぐに見ることができないからこそ、脳内イメージを統一しておくことは自分自身が満足いく写真を撮るためには大事なことだと思っている。

これを習慣にしておくと、自然と良い写真が撮れるようになるんじゃないかと仮説を立てていたりする。

この焦点距離にこだわるなら、他のレンズとの組み合わせも検討してみるといい。
私の場合、Leica M4-2フィルム用にはこの小西六、M11のデジタル用にはズミクロン40mmをメインにしつつ、さらにズミルックス50mmでSL2Sも含めた3台のカメラをカバーしてる。
これでどんなシチュエーション、どんなシーンでもだいたいは対応できる。
(スナップがメインなので)

ちなみに、個人的には40mmのレンズはめちゃくちゃおすすめ。
50mmよりもスナップしやすいと個人的には思ってる。
(実際、40mmで撮影して、わずかにクロップすると50mm相当の仕上がりになる)
フォクトレンダーなんかは比較的手に入れやすいし、描写力も抜群。
興味があれば、一度試してみて欲しい。
きっと新たな発見があると思う。

カメラをもっと楽しむために

結局のところ、カメラやレンズって、自分のスタイルに合ったものを見つけるのが一番楽しい。

例えば、オールドレンズの柔らかい描写を活かして、ポートレートを撮ってみるとか。
逆に、シャープさを求めるなら現代のレンズで風景を撮るとか。
それぞれのレンズが持つ特性を理解して、その良さを引き出す撮影をすることで、もっとカメラが好きになる。
また、これまでに使ってこなかった特徴のあるレンズを使うことで、自分自身の引き出しも増える。

私自身、今回の小西六のレンズを手に入れてから、さらにカメラが楽しくなった。
フィルムカメラでの撮影も、ただの趣味から、もっと深い楽しみ方に変わってきたと思っている。

今までの自分にはない表現になる

やっぱり、オールドレンズには時代を超えて受け継がれてきた魅力が詰まっている。そんなレンズを手に入れると、撮影するたびにワクワクすること間違いなし。

ちなみに、フィルムカメラにまだ挑戦してないなら、この機会に始めてみるのも悪くないと思う。
例えばコダックなんかは、初心者にも優しい操作感で、フィルムの楽しさを存分に味わえる。
フィルムカメラデビューを考えているなら、ぜひチェックしてみて欲しい。

最後に

やっぱりカメラって楽しい。
シャッターを切る度にそう思う。

新しいレンズを手に入れるたびに、その楽しさが増していくし、新しい場所を訪れる度に写欲も増してくる。

どんなレンズを選ぶかで、写真の楽しみ方は変わる。
だからこそ、自分に合ったレンズやカメラを見つけて、もっと写真を楽しんでいきたいと思う。

ぜひみなさんも、お気に入りのカメラ、レンズについてコメントなどで教えて欲しい。
高い機材だからといって写真が上手くなるわけではないけど、自分のお気に入りの機材で楽しく写真を撮れたら、それは間違いなく上達するきっかけになると思うから。

それでは、また。

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