見出し画像

装飾なんて、いらないと思ってる


15記事目の担当は、CRAZY WEDDING アートディレクターの五味春佳

今回はお客さまの声を直接お伝えするのではなく、先日、弊社株式会社CRAZYで行われた一年に一度開催している社内イベント「LIFE STORY AWARD」※で五味が語った、“最も人生を祝ったストーリー”をご紹介したいと思います。

※「LIFE STORY AWARD」とは...
CRAZYが社会や顧客に提供した価値を、プレゼンテーションする大会。自チームとしても内省し理解が深まり、他チームのプレゼンを聞くことで全体価値を知ることができ、さらに誇りが高まることを目的した、社内イベント。

【紹介された新郎新婦プロフィール】
山口竜弥さん・瞳さん

画像5

友人の結婚式の二次会幹事同士出会ったお二人は、すぐに意気投合したが、当初瞳さんはお付き合いを躊躇していた。それは、厳しいご家族が反対することが目に見えていたから。それでも二人でなら乗り越えられると決意した結婚式までの道のりは、決して楽ではありませんでした。時に厳しく、時に頼り合えるからこそ、自分らしくいられる。そんな最大の味方と出会えた二人から、人生の困難も喜びも受け入れて、自分が生きたい人生を始めよう。そんな覚悟を持ってお二人とつくった結婚式です。


【プレゼンタープロフィール】
CRAZY WEDDING アートディレクター
五味春佳

画像11

幼少期から油絵、生花、工作、と、自分のみえる世界の中で制作に没頭。映画や漫画のような青春に強い憧れを抱くも、現実はそう簡単にはいかず、篭るように作品をつくり続けた。武蔵野美術大学油絵学科を卒業後、フリーランスデザイナーとして活動。その中でCRAZYに出会い、改めて、人と、青春するように、感動づくり、ものづくりがしたいと入社を決意。現在入社4年目、CRAZYWEDDINGの現役アートディレクターとしては一番歴が長くなり、2019年1年間の社内クリエイティブ評価では最高点を獲得。アートチームを牽引する存在に。全体のクオリティアップを担いながら最前線で結婚式をつくっている。


以下からは、五味自身が担当したCRAZY WEDDINGのお客さまのストーリーを題材に当日語った内容です。

----------------------------------------------

CRAZY WEDDINGのアートディレクターがどんな想いで結婚式をつくっているのか、そしてお客さまはどんな変化があったのか、是非そんなことを感じとっていただけると嬉しいです。

「装飾なんて、いらないと思ってる。」


いくつもの結婚式をつくる中で、私は自問自答を繰り返してきた。オーダーメイドの結婚式も、見た目では、似たようなものが溢れてる

装飾がなくても価値ある結婚式は挙げられると、IWAI OMOTESANDOを生みだし、自分たちの手で実証もした。

ゲストルーム5


飾りなんて必要がないくらいに、人生は濃い

それ以外に大事なものが多すぎる。
本質を突き詰めた先には、
何もなくて良いのかもしれない。

「あなたなら、どんな風に、
     唯一無二のお祝いをつくりますか。 」


ひとつの答えに辿り着けた、
結婚式の話をしたいと思います。

画像11


新婦の瞳さんは、親御様から大事に育てられたあまり、自分で選ぶことがあまりない人生を送ってきた。結婚すらも、自分の意思で選択することがいけないことのように感じていた。

大切なパートナーである新郎の元には、親御様から毎日、結婚をやめるように、と、電話と長文のメッセージが届いた。

今まで、何度も親御様の言葉に折れてきたが、”今度こそ諦めたくない” と、結婚式を挙げること決めた。


そんなふたりの人生にプロデューサーが送ったコンセプトは、『フタリカラフル』

フタリカラフル

それはわたしたちの人生の合言葉
ふたりからはじまるあたらしい世界

思うようにいかないときも確かにあった
それでもやめなかった
じぶんを生きようとする挑戦  

そして出会えたのは

「一緒に変化していける」
「どんなわたしも愛してくれる」

そう確信できるあなただった

フタリカラフル

後悔が残るあの日も
思い出し笑えるあの日も

いろいろで彩られた
この人生こそが素晴らしい

そう思えるふたりなら
どんなことも乗り越えていける


辛いこと、嬉しいこと、人生の全ての色を愛する、ふたりから。言葉では言えるかもしれないが、そんな簡単なことではない。

プロデューサーは、それでも「私は全力を尽くす」と、ふたりに誓いの言葉を立て、覚悟を伝え、プロセスはスタートした。

アートディレクターである私は、その日を最高に彩る役目を引き受けた。

そんな2人が決めた会場は、IWAI OMOTESANDO。

画像4

「やりたいものも好みも特にはないかな....」
「会場も素敵だからそのままでもいいくらい。」
「本当はパンツドレスが着てみたいけど、
 試着で似合わなかったんです。」
「CRAZYであげれるだけで楽しみです。」

と伝えてくれた。

IWAI OMOTESANDOを活かしながら、オーダーメイドの価値を出すにはどうしたらいいか? 私に何ができるのか?


そこで提案したのは、

「ここで挙げると決めた、この日この場所に、来てくれた大切な人達に、カラフルな光が差し込む装飾」「ドレスをつくりませんか」


と伝えた。

画像12

瞳さんはドレスの提案に、目を輝かせながら迷った。私はただ、答えを出すのを待った。

「親がなんて言うか、わからないけど、こんな自分のために贅沢をしていいのかわからないけど、やってみたい。 」

やりたい、を選ばない理由なんて、いくらでもある。だからこそ、今から変わるんだという決断でもあった。




そして迎えた当日。

画像13


自分の体にぴったりの、自分で決めたデザインのパンツドレス。

画像5

身につけた瞬間にヒトミさんは、涙を流した。



ドレスを身につけた彼女の笑顔は力強く、初めて会った時の不安が嘘のように凛としていた。


「意思を纏うドレス」
彼女が纏っていたものはただのドレスではない、意思そのものだった。

画像14


式を終えて、なんとか参列してくれた親御様から瞳さんにこんなメッセージが贈られた。

「幸せに ね」


そのたった一言でこれまでの全てが報われた。

この日両親に来てもらうことも、ドレスを着ることも。何度折れそうになっても諦めずに自分で意思を貫けた瞬間、意志が初めて両親に認められた瞬間だった。 

ドレス自体には、価値はないのかもしれない

画像14


なんでもないドレスでも、装飾がなくても、結婚式はできたかもしれない。
でも、カタチにした意思は、きっと、ずっと、ふたりの背中を押し続けてくれると思うから。

私は、そんな、言葉では表現しきれない意思を、みえるように、気づけるように、つくる人でありたい。

画像13


コンセプト:フタリカラフル / プロデューサー:菅野 舞雪 / アートディレクター:五味 春佳

https://www.instagram.com/mayuki_cw/
https://www.instagram.com/gomiharuka_crazy/

最後に、もし詳しくCRAZY WEDDINGのことを聞きたいという方がいらっしゃいましたら、是非ご気軽にLINEのアカウントよりお問い合わせくださいませ。

CWOnote用ラインコンシェルジュQR

◆公式HP

◆Instagram


◆Twitter


◆Facebook

◆youtube


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?