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クレイジータンク通信 vol.200 『未来予測は不確定な時から行動するべき』

クレイジータンク通信(通称:クレタン通信)は、2020年7月よりスタートし、現在まで毎週つづいている「クレタンの今」をお届けする2000-3000字程度の通信です。2021年10月までは、クレタン関係者やファンクラブの方、十数名の方に限定的にお送りしてきました。しかし購読者の皆さまからのフィードバックもあり、2021年10月下旬より、有料にてnote公開を行うことになりました。さらに、2023年10月からは、試験的に無料公開をスタートすることにいたしました。

毎週、クレタンが何をしているか、また、何を考え行動しているのかについてお伝えしていく場です。クレタンは常に未来に向かって自分たちが「挑戦をつづける当事者」になることを大切にしています。変化する社会を生きるみなさまにとって、挑戦へのきっかけや原動力となれば幸いです。気になったときにふと立ち寄ってみてください。

◆クレイジータンク通信 vol.200◆

このクレイジータンク通信も200回目を迎えました。2020年7月にスタートしましたので、もうすぐ4年を迎えます。この4年間で、元々20年ほど前から予測していた世界の変化が予測通りになり(なってしまい)、クレタン内でも話してることややろうとしてることは変わらなくても、より切迫感が増しています。

今回の通信では、ちょうどこの通信を始めた頃、クレタンが関わっていた「コーヒー事業」を事例に、未来予測をもとに不確定な時から動いておくことが未来を生き抜いていく確かな動きであることをお伝えできればと思います。

ぜひご一読ください。

【未来予測は不確定な時から行動するべき】


弊社は約4年前から2年間ほどコーヒーに関わる事業のアドバイザーに携わっていました。

コーヒーブランドの構築や道具を自分たちで作ったり、毎週土曜日の早朝にコーヒー抽出会を開催し、味の探求をする場を設けるなど、色々な視点からコーヒーの可能性を追求していました。


その事業に関わる中で、いくつかの未来予測を軸にアドバイザーを務めていました。その中心にあったのが以下の4つです。

1.AIの進化による人間から機械への移行
2.地球環境の変化によるコーヒー豆の激減(2050年問題)
3.戦争によるコーヒー豆入手困難時代への突入
4.デカフェコーヒーの可能性の拡大

この事業に関わり始めた当初はAIへの認識もまだまだ薄く「そんな時代くるの?」と言われることがほとんどでした。

しかし1年前からAIによる焙煎(豆への火入れ)が可能になり、人間が焙煎するよりも美味しいコーヒー豆ができるという動画も出てくるようになっています。


AI元年、と言われる時代に、すでに人間を超える領域まで達しているAIは、おそらく数年で「人間よりもAI」になることが現実になっていると思います。さらに地球環境の変化や生産地の激減により、コーヒー豆の収穫量が減った状況にあっては、失敗をする人間よりも、将来的には完璧を実現できる可能性のあるAIに任せることを、経営者として選択する他ないと考えています。

だからこそ、弊社では「あなたが焙煎し、あなたが抽出したコーヒーを飲みたいと言われる人間作り」を目指し、さらにコーヒー1杯の価格を上げられるようなサービス作りをアドバイスしていました。

当時はそのアドバイスが本当に正しいのか疑問に思う人もいて、もしかしたら弊社メンバー以外の関係者は、本当に心からその未来予測を信じてくれた人はいなかったのかもしれません。

しかし、この1年でその未来予測が正しかったことが証明され始め、今から準備をしていてはもう遅いという領域まで物事が進んでしまいました。


どんな事業に関わっていても、弊社が想定する未来予測からの行動は不確定な状況からスタートします。なぜなら未来予測が確定してからでは、すでにそのビジネスはレッドオーシャン(競争が激しい市場を指す言葉)であり、社会問題や環境問題が関係していた場合は、解決するには時すでに遅しになってしまうからです。

不確定な状態でも信じて前に進む。しかし博打をするのではなく投資をする。そのために大量の情報や知見を貯め続け、常に変化を恐れず、実験や挑戦という行動を楽しむことが重要になります。


1日でいろいろな状況が大きく変わる時代です。

AIの進化は待ってくれませんし、環境問題は毎年深刻化していることは誰もが肌で感じていると思います。戦争も終わる気配がありません。

だからこそ私たちクレイジータンクは、激変し続けている時代の未来を予測しながら、不確定を恐れず前へ前へ進む日々を過ごしています。


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