クレイジータンク通信 vol.173 『来るAI台頭時代に、誰にとっても必要となる「経営的思考」を培うために』
◆クレイジータンク通信 vol.173◆
11月だというのに夏日が続いた3連休の関東でした。季節はずれの夏日に街に飾られたクリスマスの飾りや装飾を見ていると何とも言えない気持ちになります。
週末には農業に関わる方と多く話す機会がありましたが、やはり今年の夏は異常だったとのことで、今後この暑さが常態化すると仕事の仕方も変わるだろうと仰っていました。
私たちは変化を受け容れ適応しながらも、そうはいっても変化してはいけない部分を守る努力をしなくてはいけないと感じるばかりです。
さて、今週も変わらずクレイジータンク通信を配信いたします。
今週は、農業従事者の方が仰った一言から、今後誰にとっても必要となる「経営的思考」の重要性について、クレイジータンクが日頃から考えていること、また、行動していることについて書きました。
ぜひご一読ください。
【来るAI台頭時代に、誰にとっても必要となる「経営的思考」を培うために】
クレタンがアドバイザーとして関わる「保けん野菜」事業では、農業従事者の方々と話す機会があります。
先日も協力農家さんでのイベントにてそういった場がありました。
エリアが異なる農家さん同士でも、今年の夏の気候は「本当にどうしたらいいものか」と思うものだったとのこと。こんなに雨が降らず、こんなにも暑い日々が続いたのは過去に類を見ないと声を揃えておっしゃってました。
その中で、農家の社員として働かれている方が、
と話してくださいました。
それはトップからの指示ではなく、その畑を見る社員やスタッフさんたちの判断でそう動くことにしたとのこと。
農家さんの朝は早く、夜11時(23時)に水を撒き、次の日朝5-6時からまた畑に行くため、猛暑の中、その判断をすることは体力的にも精神的にも難しいことだったと想像します。
それでもその時間に水を撒こうと判断をしたのは、
と仰いました。
本来、会社という組織の中にいれば、よっぽどのことが起こらない限り、社員へ約束した(契約した)給料を支払わないということはありません。つまり、この社員の方が仰るような「給料が出ない」という事態になるまでには、それ相応の段階を踏むことになります。
だからこそ、この方が仰っていたのは、物理的に本当に給料がもらえなくなるということではなく、
「経営者としての目線で畑や作物を見ているからこそ出てくる言葉」
だったのだと感じました。
クレタンでは、発足当初から関わる企業やその社員の方々に「経営的思考」の重要性について伝えています。
クレタン内にも、経営者経験のないメンバーも存在しますので、日々の仕事の中で「経営的思考」を育てていくことを意識して動いていますが、会社員しか経験がないメンバーにとってはなかなか身体化するのが難しいのが実情です。
なぜ経営的思考が重要になると考えているかというと、今後、いくら会社に勤める社員であろうと、一人一人が経営的思考を持ち、動いていける方でないと、会社という組織がそこまで多くの社員を抱えられなくなるはずだからです。その理由はもちろん、AIの存在、テクノロジーの進化が止まることはない点にあります。
人が必要となくなる、のではなく、経営的思考を持ち動けなくなる人は淘汰されてしまう、という時代になると考えています。
そのため、クレイジータンクが関わる企業様では、「部署で任される業務役割」を遥かに超えた“自分たちが会社の未来を創る”というマインドを育ててもらうようなプログラムを常に意識し提供しています。
(そして未来を創るためには、きたる未来を予想しながら、常に柔軟に変化をし続ける必要があり、そのために私たちクレイジータンクは未来予測事業を柱としています。未来予測に関することはこちらの記事にも記載しています↓)
たとえば、年次の異なる社員の方々が同じテーブルでボードゲームを通じてともに新規事業案を創出するようなプログラムや、暗号資産(仮想通貨)を自分ごとにするための暗号資産ゲームプログラムなど、まずはゲームなど身近なものを活用しながら、経営的思考を身体に染み込ませる(身体化させる)ことができるように、とプログラムを常に変更を加えながら、構築しています。
ただこういったプログラムも個々人の意識によって習得の度合いが変わるため、
「誰もが経営的思考をもたないと生きていけない時代になる」
ということを常にクレタンの未来予測とともに、強く伝え続けていくなかで、すこしずつそのマインドと行動を育てていくことが大切だと考えています。
先日、最先端のAI技術などが見れるAIエキスポに来場してさまざま情報を取得してきましたが、本当に今後想像もしていないような時代がくると改めて気を引き締めたところです。
クレタンは常に、自分たちが関わる企業様が、未来に向かって本当の意味で持続可能(サスティナブル)な企業として、生き残っていけるように、自分たちも常に行動を続けながら、伴走していきたいと考えています。
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