最終選考に残った世界的デザインコンペ提出資料公開と誰でもできるSDGｓへの想い

昨年、クレイジータンクはLEXUS DESIGN AWARD 2021に挑戦し、なんと最終審査まで残ることができましたが、世界で6組だけが残ることができるファイナリストに入ることはできませんでした。

LEXUS DESIGN AWARD 2021

LEXUS ‐ LEXUS DESIGN AWARD｜LEXUS DESIGN

※この記事の最後に有料ではありますが、提出した作品をご紹介をさせていただきます

クレイジータンクが挑戦していること

デザインの世界だけではなく、経済や生活スタイルに至るまで、より世界基準で物事を考える時代に入っていると感じています。例えば建築業界でも、環境問題を配慮して脱炭素を打ち出す海外資本に対して、日本企業の対応が遅れ、世界に建築材料を輸出できない(しても売れない)と悩む時期がありました。スターバックスなどが紙のストローを使い始めたのも海外の考え方が始まりです。

正直に言えば、デザインの世界でも日本は世界に比べて遅れを取ってるというのが事実だと思います。今の「日本らしさ」だけではもう世界と共存することが難しいと感じています。海外で求められるデザインの要素は、形やビジネス的価値だけではなく、作り手の思いや哲学、そして環境問題などのSDGsと呼ばれる思考がとても重要視されています。

SDGsとは？ ｜ JAPAN SDGs Action Platform

LEXUS DESIGN AWARDの審査員でもあるデザインエンジニアのジョー・ドーセットは「デザインは問題解決のために存在する」と言い切っています。

クレイジータンクは、ものづくりでもサービス作りであっても、常に形やビジネス的観点から価値を見るだけではなく、作ったそのものが、社会にどう役立つのか、どのように未来に価値を生み出すのかを意識し、今の日本で評価を受けなくても、常にグローバルな社会での常識に挑戦し続けています。

例えばコーヒーブランド(ひびのひび)のプロデュースでは...

皆さんは2050年問題をご存知でしょうか。

コーヒーの2050年問題｜FOR SUSTAINABLE COFFEE PRODUCTION｜キーコーヒー株式会社

簡単に説明してしまうと、地球温暖化がこのまま進み続けると、美味しいコーヒー豆の供給が難しくなる、というものです。これはコーヒーに限ったことでないのですが、私たちクレイジータンクはコーヒーブランド「ひびのひび」をプロデュースする中で、この問題に出会いました。

しかし、クレイジータンクがコーヒー農家への支援や輸入に関する問題提起をして解決することができるわけではありませんでした。そこで考えたのが

「誰にでもできるコーヒーに対するSDGsは何か」

ということでした。

コーヒーは豆の良し悪しだけでなく、飲む環境や誰と飲むかなどによって美味しさが変わると言われる飲み物です。どんな飲み物や食べ物にも言えることではあるのですが、特段コーヒーはそう言われることが多くあります。

であれば、コーヒーを美味しく感じる環境やクレイジータンクだからこそ美味しいと言ってもらえるような、そんな関係性を構築し、「できるかぎりどんなコーヒー豆であっても無駄にしない」をデザインしようと決めました。

そのためにはコーヒーを淹れる技術の向上もそうですし、一緒に飲む方々との信頼関係を大切にしたり、さらには道具にもこだわったり、今もなお、バズらせるのでなく根付かせるをモットーに、日々試行錯誤を続けています。

コーヒー業界に携わっていなくてもできるコーヒーSDGs

日常からできるSDGs

誰にでもできるSDGs

いつでも、誰にでもできるからこそ、意味のあるSDGsを目指しています。

#クレイジータンク がコーヒーブランドをプロデュースする時、自分たちの商品が売れれば良いのではなく、コーヒー業界全体やコーヒーが好きな人、コーヒーに詳しくない人にまで寄与できる商品やブランドを作りたいと思いました。

ひびのひびとも共感し合い、挑戦を続けています。

来年も楽しみです😊 pic.twitter.com/w6dJdEBJ7f

— CRAZYTANK／クレイジータンク (@2019Crazytank) December 30, 2020

-最小限で最高の豊かさを-#クレイジータンク ×ひびのひびオリジナルフィルターコーヒーと200mlのお湯、紙コップとドリップポットだけを持って、公園で打ち合わせ。

最小限の道具で最高の時間を楽しめて、最高の発想を生み出します。

道具を楽しむ。それで生活や仕事が変わるのもコーヒーの魅力☕️ pic.twitter.com/rfbzn8V4R8

— CRAZYTANK／クレイジータンク (@2019Crazytank) December 28, 2020

この荷物は旅行用ではなく、我々 #クレイジータンク の出張コーヒーセットの様子です☕️

コーヒー豆や淹れる環境、飲む人によって道具を使い分け、早い時間で淹れたい豆やゆっくりコクを出したい豆など、道具との相性の追求が止まりません💨

ご依頼いただければ、おひとり様からお伺いいたします。 pic.twitter.com/d3kzpcpmaq

— CRAZYTANK／クレイジータンク (@2019Crazytank) December 21, 2020

さて、ここからは誰にでも、日常的できるSDGsの一環としても価値を持つ、 LEXUS DESIGN AWARD 2021の提出作品を掲載させていただきます。提出資料部分は有料ではありますが、ぜひご覧になってみてください。

LEXUS DESIN AWARD 2021に提出したプレゼンテーション資料

LEXUS DESIGN AWARDとは

革新的なアイデアで
未来を創造する
新たな才能を育む
全世界から多数の応募を集める、
国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD」。

革新的なアイデアで、豊かな社会やよりよい未来を創造する、新進気鋭のクリエイターを発掘・支援することを目的に、2013年に創設されました。

Design for a Better Tomorrow

LEXUSのブランド理念に根差す3つの基本原則、
「Anticipate（予見する）」「Innovate（革新をもたらす）」
「Captivate（魅了する）」をいかに具現化しているかという観点により応募アイデアを審査。

社会や人々のニーズを「予見」し、「革新的」かつ「魅了」するデザインで
よりよい未来を創造するアイデアを募集。

※ここから資料を公開しますが、提供する情報、画像、動画、音声等を、権利者の許可なく複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。掲載されている著作物に係る著作権・肖像権は特別の断り書きが無い限り、クレイジータンクが保有します。

Lexus Design Award 2021