漣の声

辻褄合わせの時間が
長くなっていく
もう勘違いは嫌だから
何も言わないでおくね

疲れた自分を癒すのは
くたびれた暮らしの中の静寂
多分いろんなことに求めすぎていた
そして私は決まって
別の道を選ぶ

確約のない
曖昧なもの
明け渡すたびに
かけていくもの
悲しそうに見えた
でもどうにもできない
示すものになれない

スピードがいるなら
そっちの車のほうが早いから

またなんとなく元に戻るのが嫌なの

わかってもらえないでしょう

漣の様だよ
大きな波に掻き消される

だから別でいたいの
忘れたいけど忘れたくないの
さよならを言って仕舞えば
後腐れないでしょう

認めたくないのはどっちだろう

思い通りにならない

どちらもでしょう

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