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銀行口座の選び方 フリーランスの場合

事業用・私用を分ける!が鉄則

フリーランスの方のお悩みベスト3(わたし調べ)に必ずランクインするのが、「仕事のお金と家計が混じってしまう」こと。帳簿付けが煩雑なので日々の管理が億劫に、ひいては年度末の確定申告でやっと1年の収支に手を付ける、とったことになりがち。
お店があってレジのお金から仕入れも支払う場合は分けやすいのですが、個人の銀行口座で仕事用の経費も子どもの塾代も支払っていたりすると、どんなに会計を自動化していても仕訳の確認に手間がかかってしまいます。

屋号つきの口座はマスト?

銀行口座の名義に屋号が入っていたほうがお客さまが認識しやすい(安心する)というのはありますが、銀行により屋号付きの口座を開設できない場合や、開設できてもネットバンキングに固定費がかかることもあります。
また、クレジットカードも事業用とプライベート用を分けたほうがいいのですが、手持ちの個人名義カードを事業用に使いたい(ポイント還元率などの理由で気に入っている)場合には屋号付き口座は引き落とし口座として認められないので、通帳の明細を見ただけでは収支が分かりづらくなります。(屋号対応の事業用カードを作れば済む話ですが。)
なので、私は屋号口座は必ずしも必要ない、と考えています。

どんな観点で選ぶか?

銀行を選ぶ際に、信頼性を求めるならメガバンク、融資を受ける可能性がある場合は地元の地銀・信金が有利、というのが伝統的な起業セオリー?ではありますが、特にその辺気にしない、という場合は
・利便性(ネットバンキングや提携ATMの有無)
・低コスト(振込などの手数料が安い)
という点で選ぶことをお勧めしています。
振込を受けることが多い場合は、相手と同じ銀行だと先方の手数料負担が少なくなりますが、先方と同じ銀行を網羅するのも非現実的なので、ここでの手数料は自分が払う側になった時のことを考えています。

具体的なおすすめは?

上記の項目に関してピックアップした6(ネットバンク4、実店舗あり2)銀行の比較表を作ってみました。
(提携ATMとその際の利用手数料はまだ調べきれていないので追って補足したいと思います。)この中で私がさらに絞り込むとしたら
・評判や手数料的にGMOあおぞらも良さそう(でも私が口座を持っていない)
・屋号には対応していないけれど住信SBIは手数料やアプリの使い勝手でお勧め
・三井住友はメガバンクの中で唯一法人になってもネットバンキングが無料&アプリの使い勝手も良い

2022年7月現在 筆者調べ

団体の場合、屋号のみ名義が可能な郵貯ものニーズがあるのですが、サイトで閲覧できる取引履歴が少ない(時々誰かが通帳に記帳するのが前提)です。

いずれにせよ、お気に入りを見つけてしっかりビジネスとプライベートを分けることで
①事業の収支が一目瞭然(見える化)
②会計ソフトに連携すればほぼ自動(仕組み化)
つまり、プライベートの充実や本業に注力する時間もできちゃいます。

銀行について、皆さんのご存じの情報や誤り等あればコメントでお寄せいただけると嬉しいです。


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