言葉の中だけでも正直に

人と話すときたとえ気のおけない仲の関係であっても、
なかなか自分の本音をさらして話すことは難しいとと思う。
また、時と場所、場合によって魅せたいキャラが変わってくるから
尚更ありのままの自分を他人に見せる機会は少ないはず。

仮面をとっかえひっかえしながら暮らす現代生活。
気が休まらない上に、
いつか自分自身でさえ本当の自分のキャラや考えを見失ってしまいそうで怖い気がする。

SNSでもリアルでも、
何かと人に嫌われたくない・敵を作りたくないと
人の目を気にしがちになるため、
自分一人の時だけでも自分自身が迷子にならないように、繋ぎ止めておかないといけない。

自分の場合は、ふと思い付いた考えや感情の動きを文章化することで繋ぎ止めてると思う。
決して世に出すような文章ではなく、自分しかみない文章の中で
私は多重人格者かと思うほどの変容ぶりで存在している。

人目に触れるときは
当たり障りない態度や接し方をするTHE普通な人間なのに、
言葉の中で生まれる自分は時にテンションが高く、時に怒り狂うといったリアルでは絶対に見せない人間像。

きっと人目につくときは感情の爆発を抑えているのだろう。
泣き虫なのは、甘えるのはキャラじゃないと思われるのが怖くて、
実際甘えたくてもその態度を見せないよう意地を張っている。

筆を執っている最中が一番人間味を感じる時間だと思う。
いつか文章中の自分で接しても安心できる仲の人と会えることを願う。

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