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2度のヒットはあるか?再現性を高めるプロジェクトマネジメントの秘訣

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Makuakeをきっかけにヒット商品となった燕三条の「ダブルファイバーフライパン」。第1弾で1,300万円の大ヒット、続いて更なるヒットを生むためチャレンジした第2弾では1,600万円を超えるヒット記録を更新。その舞台裏をニューワールドのクリエイティブディレクター吉野さんに聞きました。


頼らざるをえなかった。必要なのは巻き込み力

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ニューワールド広報・木山(以下、木山):まずは前回の1,300万円を超えるヒットおめでとうございます。実際にやってみてどうでしたか?

ニューワールドクリエイティブディレクター・吉野(以下、吉野):
すごいプレッシャーでした!目標が高かったので自分を追い込むような心理的なものが(笑)。もうそうなるとひとりで抱え込むのは無理だと悟り、リサーチのプロ・撮影のプロ・広報のプロに力を借りてプロジェクトが成功できたのかなと思います。

木山:今回のチャレンジで特に気をつけたことはありますか?
吉野:コンテンツのアップデートは特に意識をしましたね。これまで数多くのプロジェクトを手掛けし、結果を出してきたこともあってよくも悪くも私たちの作ってきたスタイルがスタンダードになってきました。

そこで今までのフォーマットを見直し「次のスタンダードをつくりたい」という裏目標があったのです。

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木山:1枚絵で機能をぎゅっとまとめるというのは確かに新しい見せ方でしたね。
吉野:そうですね。特にMakuakeのサムネイルは新着(new)のタスキが、PCとスマホでかかり方が違います。なので被ってしまう前提で、黄色マーカーでつけた部分は必ず見せるようにしました。
ほかにはユーザーメリットでもある機能性を初めに言い切るとか。最初にお悩みに関する答えを全て言って一つひとつ解説していく。
共感型から機能型へのコンテンツへアップデートしました。

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これも継続してプロジェクトをやっているので、Makuake内のアナリティクスを見て「機能性がいいと思って買った」というお客さまが多かったので、大きく舵取りをかえましたね。

木山:プロジェクトによって人に共感したり、みんな感じていたけれど、どうしていいかわからない悩みだったりを解決するプロダクトもあれば、機能性で戦えるものもあり。商品の特性をどれだけ理解しているかが肝かなと思いました。

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最近って動画にしても音楽にしても「飛ばしてみる・聴く」ことが当たり前だから、冒頭ってとても大切ですよね。

吉野:そういった意味でもサムネイルや冒頭のビジュアルは腕の見せどころだと思います。


広報もしっかり!初日達成必須。やれることは全てやる

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吉野:これまでプロジェクトページの制作だけやってきたのですが、やはり実行者の公開前の仕込み・公開後の発信が成功に大きく関わってきます。
プロジェクトページのクオリティはもちろんですが、できる施策は全てやればプロジェクトが伸びることを実証できたかなと思います。

まず公開前に過去プロジェクトの活動レポートで事前告知をしました。公開前に先出しすることで応援購入を決意する準備をしてもらうイメージです。


そしてSNSアカウントで具体的な公開時間、早割の価格なども公表してMakuakeの活レポに掲載。売り切れたものはグレーにしてリアルタイム感を出しました。


実施期間中は週1回程度活動レポートを投稿することで、Makuakeトップページに表示されます。

さらにPRTIMESやSNS活用は広報である木山さんにお願いして、noteも描いてもらったりあらゆることをお願いしました。

木山:依頼上手、巻き込み上手なのは本当に見習うべきポイントだなと。「絶対成功させたいのでお力添えいただけませんか?」って感じでメッセージ来ていましたね。本当に素晴らしいなと思いました。


強みは写真+αの「クリエイティブ力」

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木山:これからMakuakeの制作をする人たちに伝えたいTIPSなどありますか?

吉野:やはり成功しているプロジェクトを沢山みたり、Makuakeでヒットしているプロジェクトを知ることが大事かなと。
例えば今回フライパンで検索したら21件中8件が、私たちが制作したプロジェクトで、どれも大幅に達成していました。なので基本的に見せ方の方向性としては間違いなかったなと。商品名でリサーチするのもいいですが、例えばアウトドアなどジャンルで幅広く検索して、成功しているプロジェクトを分析するのもおすすめです。

木山:リサーチとお肉だいじですよね(笑)

吉野:あとは目で見てわかるサーモグラフィー画像やGIF動画も、なくてはならない存在ですね。
グラフィックで見せる図解も私たちの強みだなと。薄さや重さもはかりやメジャーや小指を入れる映り込みに意味を持たせる。美味しく食べているシーン写真も必ず。

木山:私はいつも食べる係をしております。

吉野:そうですね、いつも素敵な表情ありがとうございます!

人の心を考える。プロダクトの魅力を伝える

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木山:最後に今後挑戦したいことなどお聞きしたいのですが、どんなプロダクトにチャレンジしたいですか?

吉野:やはり「撮っていて楽しいプロダクトのプロジェクト」は、成功させたいですね。「撮っていて楽しいプロダクト」というのは、開発者のこだわりや機能性がぎゅっと詰まっていて、更にそれが美しいカタチに落とし込まれている物のことで、応援購入することで満たされる暮らしがあると思うんですよ。

木山:いい買い物ってそういうものですよね。

吉野:みんなどんな答えが欲しいのかな?ってひとの心を考えながら、生活がよくなるイメージを作っています。Makuakeでのお買い物は誰かへの応援であると同時に自分への投資だと思います。


本当にいいサービスですし、私たちはチームで成長してきたところがあるので知見も幅広いです。
これからも世に出るべきものが生まれる世界をサポートしていけたらなと思います。


5月17日公開!人気プロジェクトの第3弾はこちらから

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