はじまりはDIYキット。ドイツ修行を経て「松阪牛レザー」を使った革財布を作るまで
国産高級時計のレザーベルトを90年に渡り製造してきた老舗メーカー「バンビ」より、松阪牛レザーを贅沢に使用した「グレディア スマートウォレット」の先行販売が、2019年11月22日よりMakuakeにてスタートしました。
バンビは90年前から国産高級時計の革ベルトを作り続けている老舗メーカーです。10年前から革小物製造に取り組みはじめ「バンビでしか作れないものを作ろう」と3年かけて三重県松阪食肉公社と交渉をし、松阪牛を使ったレザー小物づくりをスタートしました。
いよいよキャッシュレス時代が身近になったと感じる今にぴったりの「縦型財布」
経済産業省がキャッシュレス決済を推奨するようになったこともあり、みなさんの周りでもキャッシュレス対応のお店がグンと増えませんでしたか?ATMに行く回数も現金を使う頻度も減り、1年前とは確実に、お財布との付き合い方も変わってきましたよね。
そんな中、改めて考えてみるとその財布の大きさ、必要でしょうか。
もしかして、今まで使っていた財布じゃなくてもいいかもしれない…
とはいっても、恥ずかしくない大人の上質な財布はないものか…
そんな思いからデザインを薄く縦型に再構築し、牛革の種類にこだわった信頼の「松阪牛レザー」のスマートウォレットが誕生しました。
高級食材としてはおなじみの「松阪牛」ですが、革自体は国内の流通はほとんどなく、私たち「バンビ」だけが扱える希少にして最高峰のレザーなのです。
時計やバッグ、靴などの革製品はいつの時代も上質な雰囲気を醸し出してくれるもの。
革が好き。革の匂いがたまらない……といった方も多いのでは?
今回はバンビでものづくりに取り組む、
「革が好き」というまっすぐな心を持つ3人の職人さんをご紹介します。
はじまりはDIYキットから
はじまりは「ホームセンターのDIYキットだったんです。」そう話をしてくれたのはバンビの竹村さん。竹村さんは、趣味が高じて「気づいたらドイツへ留学してしまった。」と笑いながら4年間のドイツ生活を振り返ります。
革職人に弟子入りをしドイツの国家資格「ゲゼレ」を取得しました。マイスターを目指すための必須資格で、職人としての技術力を認められた者に与えられます。
ドイツでの4年に渡る教育と訓練を受け「このままドイツでマイスターを目指すよりも、繊細なモノづくりを得意とする日本で、革を使ったモノづくりがしたい。」と思いドイツから日本へ帰国。
バンビ社内の工房「バンビマイスター」で革小物を作りはじめました。
モノづくりの姿に、一切の無駄がない竹村さん。仕事に使う道具もDIYして使いやすく作業環境を整えていました。
工具にマグネットを付けたり、ケーブルを束ねる巻き物は自分でつくったという革のベルトだったりと、至る所につくり手の熱意を感じさせます。
バンビにしかできないものづくりを
(写真左から、竹村さん、矢野さん、菊池さん)
ドイツで修行を積んだ竹村さんと共にバンビの工房「バンビマイスター」で、楽しそうにモノづくりに取り組むメンバーが菊池さん、矢野さんです。
年齢もバックグラウンドも違う3人が、職人の道を選んだのは「好きなものを仕事にしたい」という思いがあったから。
もっと大きな革小物をつくりたい
菊池さんはもともと靴の修理工として働いていました。「靴もいいけれど、修理よりもつくり手になりたい。もっと直接、革に触れたい。」と思いバンビに入社しました。
革に触れていた仕事をしていたにも関わらず、もっと大きなものに挑戦したいという志がものづくりの姿勢に宿っています。
異業種からでも職人へ
ドイツへ修行に行った竹村さんと同様にホームセンターのDIYキットを買い、自分だけの革小物を作ったことがきっかけで、どんどん革の世界へ。医薬品製造メーカーで勤務していたという矢野さんは、「好きなことを仕事にしたいと思ったんです。」と屈託のない笑顔で転職の理由を話してくれた。
矢野さんは、仕事でのモノづくり以外にも自分用のリュックを作ったり、革靴の教室に通ったりと創作意欲が強い。
繊細な手仕事で作られる日本の革小物は、海外製の革小物では見られないディテールが美しい。
つくるようになってからモノの見方が変わり、より革小物の楽しみ方がふえた、と言います。
「育てるよろこび」が革小物の魅力
3人とも革好きなのはもちろん靴とデニムが好きで、休みの日はもっぱら自分用の革小物を作ったり、革の手入れをしたりしているのだとか。
好きなものを作れるし、手入れをして長く使う楽しみを知っているから「あれもこれも欲しい」とならないですね。と3人で話す姿は本当に革が好きなんだな、という気持ちが伝わってきます。「僕たちデニムも好きなんですけど、革にしてもデニムにしても“育てるよろこび”を教えてくれるんです。」と語ってくれました。
90年の歳月が生んだ老舗企業の新たな挑戦
創業90年のモノづくり企業「バンビ」は、国産高級時計の革ベルトをつくり続けてきた歴史ある会社。創業100年を目前に、日本のものづくり業界に貢献できるモノづくりを自ら発信していきたい。と新しく工房「バンビマイスター」を立ち上げ、オリジナルの革小物づくりを10年前から始めました。
特に今回の「グレディア スマートウォレット」に使われる松阪牛の革自体も扱えるのは、90年という長い歴史とつながりがあったから実現しました。
レザー小物の醍醐味には、経年変化を楽しむ心
3年かけて交渉し、分けてもらった松阪牛の革はバンビでしか扱うことができません。牛革でありながらも醸し出すツヤは、まるで馬の革「コードバン」のように気品と重みのある光沢を宿しています。
使いはじめは写真左のようにマットな質感、そして使い続けることでお手入れナシでも写真右のようなツヤがでます。
近年メイドインジャパンのモノづくりは、後継者不足で悩まされているのも事実ではあります。しかしモノづくりが好きな若者は間違いなく日本に、そしてバンビにはいて、これからさらに100年続くものづくりのスタートを彼らが担っているのです。
好きなものに魅せられて、好きなものに囲まれて、好きなものをつくり仕事にする。これ以上に理想の人生があるでしょうか。はじまりはホームセンターのDIYキットから、と聞くと自分でもできるかもと思いますよね。
「グレディア スマートウォレット」はお財布でありながらも、小さな希望。未来への切符のようにも感じます。
ぜひあなたの胸元にそっとお守りのように忍ばせて。これから育てる喜びを感じてみませんか?
グレディア スマートウォレットの魅力
・縦型のカード収納ってとってもラク
・光沢と重厚感のある松阪牛レザー仕様
・老舗メーカーが手掛ける日本製の確かな品質
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