craftjourney

アジアを中心に自分たちの目と手で厳選した布、職人たちの手仕事の良さを使いやすい小物に仕…

craftjourney

アジアを中心に自分たちの目と手で厳選した布、職人たちの手仕事の良さを使いやすい小物に仕立てています。オンラインショップ⇒https://craftjourney.theshop.jp/ 製作はバティック染織集団「kunang-kunang」が行っています。

最近の記事

出来るだけ「無駄(ゴミ)」にしない!生産者と共に考える(その2-3)

大根の葉っぱから安定した色は出せるか? 大根農家の主である旦那さんいわく、「大根を抜いたりする作業をしている最中に、洋服などについた大根から出る液体は、洗濯しても絶対に落ちなくて、黄色い色をしている。」というお話を聞きました。 その話から、色素については結構強そうだという期待はあるものの、気になるのがその「黄色」という色の情報。 …もしかしてたくあんやつぼ漬けのようなあの「黄色」なんだろうか? ※ちなみに、たくあんやつぼ漬けは、「クチナシ」の色素を添加しています! そんな

    • 出来るだけ「無駄(ゴミ)」にしない!生産者と共に考える(その2-2)

      染色実験スタート・タンパク質と向き合う 果たして、大根の葉っぱから、商品になりうるような「色素」は取り出せるのだろうか?? 商品としては使わない大根の葉の分を大量に頂き、私たちの「大根染め実験」がスタートいたしました。 いわゆる「草木染」のテキストやネットの情報を探してみても、 「大根の草木染」についての情報はそんなに多く出てきません。 思うに、「食べられる」物である大根をわざわざ染色の材料にはしなかったのでしょう。 それこそ「もったいない」という考え方が、そこには存在し

      • 出来るだけ「無駄(ゴミ)」にしない!生産者と共に考える(その2-1)

        長年の友人である「たねやの嫁」さん。彼女が大根農家に嫁いでから、年末の大根収穫を一つのイベントとして楽しみにしていますが、収穫させていただく大根は、市場にはもう出せないものたちなんだそうです。 とても美味しく、地元では絶対に買えないような大きくみずみずしい大根なのに、「なぜ市場に出せないのだろう?」という素直な疑問がそこに。 当たり前のようにスーパーで出来るだけ安いものを探して購入している「消費者」としての視点しかもっていなかった私にとっては、「農家さん」側のイロイロな事情

        • 出来るだけ「無駄(ゴミ)」にしない!生産者と共に考える。(その1)

          神奈川・小田原にて「ティーファクトリー如春園」を運営していらっしゃる小倉夫妻は、まだお茶畑を運用し始めたころからお世話になっております。 お茶を使った染めのワークショップなども行わせていただきました。 畑のお仕事をお手伝いさせていただいた時に感じたのは、商品となる大切な実り以外にも「使わない実り」があるということ。 その使わない部分を活用して、そこから「色」をいただき、布に染め込むことで、少しでも「使わない実り」が無駄にならないようなことができたらいいな・・・。 そんな思い

        出来るだけ「無駄(ゴミ)」にしない!生産者と共に考える(その2-3)

        • 出来るだけ「無駄(ゴミ)」にしない!生産者と共に考える(その2-2)

        • 出来るだけ「無駄(ゴミ)」にしない!生産者と共に考える(その2-1)

        • 出来るだけ「無駄(ゴミ)」にしない!生産者と共に考える。(その1)

          私たちの紹介

          はじめまして。 私たちは、インドネシア・ジャワ島で古くからおこなわれているバティック(ろうけつ染め)をライフワークとして活動しています。 2001年、ジョグジャカルタ(ジャワ島の古都)で職人さんから直にその技法を学んでから、バティックを通じてたくさんの人たちとの交流がありました。 その後、ろうけつ染めのルーツ、その土地で栄えた布づくりの在り方、生活文化などを自分たちの目や肌で直接感じ取ることを目的に、東南アジア・南アジアの各地を視察してきました。 今は技術向上により、手間

          私たちの紹介