ビール天国
昨日、ビールのお風呂に入る夢を見ました。いつか現実になると思います。
ポートランド大好き kosukeです。
今回は僕の経験ではなく、
アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドが
「ビアヴァーナ」と言われる理由をいくつか書いていきたいと思います。
まず、ビールって何でできているか知っていますか?
麦です。正確には麦芽が主原料です。あと 水、ホップ、酵母。
この4種類があればビールが作れます。
そして、ビールには大きく分けて2種類に大別されます。エールビールとラガービール。 これは酵母の違いで、ビールのアルコールを作り出す段階で、上に浮き上がってくる酵母(上面発酵)、沈んでいく酵母(下面発酵)のどちらかを使うかによってビールの味、香り、泡立ち、色々変わってきます。
上面発酵が、エール。下面発酵がラガーです。
日本のスーパーで売っているビールの9割以上はラガーです。
クラフトビールブルワリーは、ほぼエールビールをつくります。それは、エールビールの方が香り、味、色々な面で多様性を生み出せるからです。
では、ポートランドの話に戻します。
ポートランドには70軒以上のブルワリーが存在しています。これは地球上の街で最も多いブルワリーの数らしいです。街にブルワリーが密集しているってことですね。ポートランドはさほど大きい都市ではないので、すぐブルワリーが見つかります。街自体も徒歩で移動できるように設計されているので、歩いてブルワリーのハシゴなんかも余裕です。
歴史の長いクラフトビール文化。
今でこそクラフトビールブームは全米、世界に派生していますが、ポートランドのマイクロブルワリーは1980年代から勢いがあります。
中でも、マクメナメンズとウィッドマーブラザーズの二つはポートランドのクラフトビールのパイオニアと言って過言ではないでしょう。
年中ビールのイベント。
一年を通して、ビールの話題に事欠かないのがポートランドです。何かしらのイベントがあるはずです。
新しいホップで作ったビールのイベント、
ビールとコーヒーのコラボイベント、
フルーツビールのイベント
ブルワリーの規模が極小なブルワリーだけを集めたイベント、
オレゴンのすべてのブルワリーを集めたフェスティバル
ポートランドビールだけのフェスティバル などなど。
各ブルワリーが開催しているツアーも面白いです。みんなで自転車をこいで街を巡るビールツアー、ガイド付きのビールツアーなど、
僕の知らない奇抜なツアーもあるはずなので、楽しみは無限です。
原料は地元産
これが一番でしょう!美味しい料理もおいしいビールも原料が大事です。
ポートランドのあるアメリカ北西部は全米最大のホップの産地です。麦も大量に取れます。水は、オレゴン最大の山、Mt.フッドからのきれいな水。コロンビア川、ウィラメット川も水資源には役立っています。大自然のオレゴンだからこその原料が多くあります。
おいしいビールが出来るはずだわ!(^^)!
ポートランダーが地元のビールを愛する
これはけっこう大事です。住民みんながビール好き。それだけでこの街が「ビアヴァーナ」になる理由です。しかも、ブルワリーが多くありながらも、敵対というか、あそこのビールは美味しくないとかのディスを言わない。聞いたことない。共に美味しいビールをつくり続けよう!
だから、「ビアヴァーナ」なんですね。みんなで美味しいビールを飲もうよーって、オープンな人ばかりだから。
ポートランド気質、人を気にしない自分の好きを追求する
クラフトビールには色んな味があります。香り、色、アルコール度数、苦み、こんな多様な飲み物を作り出す。ブルワーの気質、インスピレーションがおいしいビールをこの世に生み出します。
人を気にして、こんなことやったら変だよなとか、常識的にビールにこんな副原料入れちゃダメだろとか、そんなことは思ってない。
「Keep WEIRD」の街なので何やっても大丈夫。
こんな街の、ビールをぜひ現地で飲んでください。「ビールに旅はさせるな」って格言があるくらいなので
ポートランド大好き kosukeでした。
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