「天からの梯子」hiyo

北海道にある北見神愛キリスト教会と紋別神召キリスト教会の牧師です。牧師として思ったり感…

「天からの梯子」hiyo

北海道にある北見神愛キリスト教会と紋別神召キリスト教会の牧師です。牧師として思ったり感じたりしたことなどをエッセイとして、読んでくださる方々のお一人が、少しでも天を仰ぐもの、神の恵みといつくしみを覚えるものになればと祈りつつ綴ります。火、木、土の週3回、UPする予定です。

マガジン

  • バイブル・メッセージの断片集

    毎週火曜日に、2日前の日曜日の様子に触れつつ、礼拝でのバイブル・メッセージの断片集をお届けします。説教全体を要約したものではなく、つまみ食いのような形での紹介なので、断片集ということですね。全編を味わいたい方は、ぜひ礼拝へご出席ください!

  • 函館から北見へ(義母との同居)

    2021年11月に函館から北見へお迎えした妻の母(義母)との同居生活で、思ったり感じたりしたことを綴ります。

  • 読んできた本のこと

    読んできた本の感想などです。

最近の記事

【#276】暗いからこそ

リーダーシップ  先週、栃木で開かれた聖書神学校の研修会に行ってきました。研修会で話し合われることについて、祈って備えていきました。大切なことがらなので、トップダウンではなく皆で話し合う時を持つことを希望し、実現に至りました。様々な意見が出る中で、1つの方向性を確認することができました。またもう1つのことについても、建設的かつ協力的な意見が多く出され、良いひと時となりました。  リーダーシップのあり方には、様々なものがあるでしょう。事と状況によりますが、私自身は大切なこと

    • 【#275】譜面台

      趣味  昨日の祈祷会で短い自己紹介をしてもらった時に、妻が「趣味は油絵です」と言ったので、私とK君が大きな声で「えぇ!!」と言いました。K君は妻が油絵を描いていたことを全く知りません。K君以外でも、果たして知っている人がどれだけいるでしょうか。私も妻が油絵を描いているところを見たことはありません。妻の作品はリビングに飾っていますが。妻いわく、「引退したら聖画を描く」そうです。果たしてその日が来るのかどうか・・・。  私は北海道に来て「趣味はジョギングとDIYです」と言って

      • 【#274】加減(メッセージの断片集89)

        7月14日(日)の様子  今年になって、誕生月の方にどのようにして教会に導かれ、主イエスを信じるようになり、その後どのような歩みとなったのかという体験談を語っていただいています。教会の中では「救いの証し」と呼んでいます。自分自身の体験談を語っているのですが、証しは基本的に主なる神が私にしてくださったことを語るので、主イエスを証ししていることになります。  この日はSさんが、かつて裏切られて大いに傷ついたこと、その人に復讐したいという思いでいっぱいだったこと、しかし主イエス

        • 【#273】立てば芍薬

          6月の薪ストーブ  薪ストーブの前に大きな猫が陣取って寝そべっている日曜日の夕方、窓の外に見えるはずの大きくそびえる名峰・斜里岳も雨雲や霧に隠れていました(TOP画像)。薪ストーブが点いていたことが信じられないくらいに、今となってはかなり前のように思う6月23日、清里町でオホーツクブランチ礼拝を捧げました。 当たり前のことではなく  礼拝後は皆さんでチラシ寿司をいただきながら、いろんなことを話し合い、良いお交わりの時となりました。最後に一言ずつ、恵みの分かち合いをしまし

        【#276】暗いからこそ

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        • バイブル・メッセージの断片集
          89本
        • 函館から北見へ(義母との同居)
          7本
        • 読んできた本のこと
          2本

        記事

          【#272】大阪国際空港(伊丹)にて

           先月、浜名湖と実家に行ってきた際、大阪国際空港(伊丹)を利用しました。大阪の実家には、関西国際空港を利用する方が電車で一本(30分弱)で行けるので便利なのです。伊丹の場合、乗車時間は43分程なのですが、電車とバスの乗り継ぎがあり、荷物を持ちながらのひと手間がかかります。しかし飛行機も女満別からの直行便が無いので、羽田か新千歳で乗り継ぎをするのでその時間、また料金などの関係で、伊丹を利用することもあります。  その伊丹空港は、大規模な改修工事が終わったからか、新しくなってい

          【#272】大阪国際空港(伊丹)にて

          【#271】潤されて(メッセージの断片集88)

          7月7日(日)の様子  いくら北海道が暑いと言っても、内地では40度に至るほどの気温なので、こちらにいて暑いとは言ってはおれないのですが、言ってしまいますね💦  6月は一週間の中で暖房をつける日もあれば、冷房をつける日もありました。「シクラメンが咲いた〜」と妻が驚いていました。6月に寒さが続いたことで、シクラメンが季節を間違えたようです。  さすがに7月に入ってからは暑い日ばかりが続き、シクラメンも季節を間違えたことを悟ったようで、2輪以上は増えませんでした。  先月

          【#271】潤されて(メッセージの断片集88)

          【#270】ナイスチームワーク

          ミルトス  祈祷団のY先生は旧祈祷聖会を実施していた、今はもう使われなくなっている浜名福音荘で洗礼を受け、また聖霊のバプテスマも受けられています。Y先生いわく、「浜名湖は私にとって聖地です」とのこと(エルサレムじゃなかったのですね)。そのY先生が聖会の受付を担ってくださるようになって、私はとっても助かっています。  3日間の聖会を終えて帰る時、Y先生が植木鉢を車に積まれているのです。「んん? 会場にあった観葉植物を貰い受けたのかな?」と思っていましたら、なんとご自身の鉢を

          【#270】ナイスチームワーク

          【#269】感想など

           第18回NEW断食祈祷聖会に、現地で参加された方々とオンラインで参加された方々から寄せられた感想の一部を紹介します。 とりなす  誰かのためにとりなして祈ること、それこそ愛ですね。とりなしの祈りが伴わない愛は、やがてずれたり歪んだりしていくでしょう。 深まるもの  「同じ釜の飯を食う」ことで絆が深まります。しかし同じ釜の飯を食うことなく、リバイバルのために共に食を捧げて祈ることができる間柄も、特別な思いが深まります。(3日目の朝に同じ釜の飯であるおかゆを一緒に食べま

          【#268】神の国は広がる(メッセージの断片集87)

          6月30日(日)の様子  紋別に向かう朝、朝から昼寝をしている牛たちを横目に、信号のない道路を颯爽と車で突き進んでいました。するといつもは人影なんてない道路に、多くの人々がいるではありませんか。何事かと思い目を凝らして眺めていると、サロマ湖100キロウルトラマラソンの日だったのです。  よりによって暑いでした。当初は6月末の北海道は走りやすいだろうと計画されたのだと推察しますが、最近は北海道の本州化が進んでいますね。仮装しながら走っているランナーの皆さんも、大変です。沿道

          【#268】神の国は広がる(メッセージの断片集87)

          【#267】真っすぐで純粋

          U先生のデビュー  昨年の浜名湖のNEW断食祈祷聖会で、鮮烈な祈祷団デビューをされたU先生。今年の聖会1は私が司会、U先生がメッセンジャーということで、私が昨年のエピソード(2日目の夜、寝過ごしてしまったこと)に触れるだろうと多くの方々が期待されていたようです。ところが期待されると、敢えてそれに触れないで、その期待を上回りたいという気持ちが湧いてくるから不思議なものです。昨年のことには触れないでいろいろとお話しをしたU先生の紹介は、まずまずの手応えでした。  しかしU先生

          【#267】真っすぐで純粋

          【#266】最後の晩餐の数々

          北見での晩餐  NEW断食祈祷聖会(6/17-19)に参加するために、浜名湖に出かけていました。例年この機会を利用して、行きと帰りに大阪の実家に寄ることにしています。前日の日曜日、礼拝を終えて北見での最後の晩餐(昼食ですが!)として、デザートにメロンをいただきました。適度に冷えていて、とても上品な味でした。今年2回目のメロンなのですが、お義母さんは「いやぁ、初めて食べる。美味しいねぇ」と、毎回新鮮な思いでいただいておりました。  日曜日午後の飛行機に乗って、大阪へ向かいま

          【#266】最後の晩餐の数々

          【#265】白黒はっきりつけるよりも(メッセージの断片集86)

          6月23日(日)の様子  上記のTOP画像は、先週の祈祷聖会で訪れた浜名湖です。「ちょっと失敗したなあ」と思ったことは、「使徒Acts 28:20」の御言葉を左寄せにしてしまったことです。左下にベンチがあるので、バランスが良くないですね。気づいた時には、皆さんが集まって来ていたので、「あ、いいかあ」とそのままにしました。  礼拝では浜名湖の祈祷聖会に出席された2名の方に、証しをしてもらいました。1人はわざわざ浜名湖まで出かけて現地参加したK君、もう1人は家庭と教会とでオン

          【#265】白黒はっきりつけるよりも(メッセージの断片集86)

          【#264】はるばる行って来たぜ函館

          ああああ・・・  函館シリーズも今回で最後です。教区修養会の2日目、元町にある教会群を散策した後(TOP画像は函館ハリストス正教会)、五稜郭に向かいました。五稜郭タワーに登るグループと、箱館奉行所を見るグループに分かれ、私は五稜郭タワーには何度か登っているので、今回は初めて箱館奉行所に行きました。驚いたことは、関西出身のI先生が、歴女になっておられたことです。私が元社会科教師ということもあり、「幕末の諸外国による日本への干渉についてどう思いますか?」と問われ、「ああああ・・

          【#264】はるばる行って来たぜ函館

          【#263】はるばる来たぜ函館

          ふつふつと  先週土曜日の記事の続きです(「【#261】はるばる行くぜ函館」)。日曜日に札幌へ向かい、月曜日にS先生ご夫妻と函館へ向かいました。途中、熊がたまに出るという札幌の教会の納骨堂に寄った後、洞爺湖で昼食を食べました。このスポットはS道先生も来たことがないらしく、洞爺湖を3人で愛でました。  函館の教会に着き、会堂の席に座った時、様々な思いが迫ってきました。大阪から単身で函館の教会に遣わされたI先生が、この会堂で御言葉を語られていること、心を注いで祈られていること

          【#263】はるばる来たぜ函館

          【#262】勇気づけられる(メッセージの断片集85)

          6月16日(日)の様子  大学院生のY君は、先月から夜勤のアルバイトを始めました。土曜日の夜に明日バイトが入る時は、パワーポイント操作の奉仕は岡山から来ている大学生のH君が担当します。1回目の時は、ページめくりが少し遅れる時もありましたが、2回目の16日は順調に操作してくれました。1度、次の賛美の歌い出しの時にうっかりしてついていけなかったこと、メッセージの時にフライングで早くに画像を出したことがありましたが、充分な許容範囲です。H君、よく頑張りました。  この日は父の日

          【#262】勇気づけられる(メッセージの断片集85)

          【#261】はるばる行くぜ函館

          まずは札幌へ  今年の教区修養会(6/3-5)は、函館での開催でした。ちょっとハードスケジュールが続いている(あるいは続く)ので、どうしたものかなあと思っていました。しかし昨年の利尻島への修養会を欠席しています。2年連続の欠席は良くないだろうということ、また北海道教区の中で一番遠い函館の教会なのですが、主管をしている教会でもあるので、思い切って参加しました。  北見から函館までは、片道約600km。以前は1日で片道を車で移動したこともありましたが、その後、数日間はずーっと

          【#261】はるばる行くぜ函館