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【#298】風の中で

風を切って

 今月初め、深川へ出かけました。8月に教区のサマーキャンプで使った同じ施設で、教区会に出席するためです。妻はお義母さんと一緒に留守番ということで、片道約200km、車で3時間を一人でドライブしました。

 我が北見市は日本の1718自治体の中で4番目に広い面積で(人口密度は1141位!)、東の石北峠から西のオホーツク海まで110kmの距離があります。110kmというのは、東京駅から箱根までの距離に相当するそうです。

 あまりにも天気が良かったので、北見市の一番東、石北峠(TOP画像)で久しぶりに車を停めて一息つきました。すると、内地からツーリングされている方がおられ、しばし談笑。大洗からフェリーに乗って苫小牧に着き、今回、初めて北見を走るそうです。オーストラリアで販売されている珍しいバイクで、さわやかな風を切って北見路を走られます。

▲ 石北峠(2024年9月9日)

米どころ

 米どころの深川に行くので、「お米があったら買ってきて」と妻に言われました。「無いんじゃないかなあ」「いや、さすがに深川にはあるだろう」「そうかなあ」と、花占いの花びらをちぎるような気持ちで、その名も「ライスランドふかがわ」という道の駅に行きました。すると・・・

▲ 入荷未定(2024年9月9日)

 はい、完売でした。しかも「新米入荷までしばらくお待ち下さい」とのこと。新米まで、あともう少しですね。

 深川が米どころだと知っていました。てっきり、全道一の生産量なのだと思っていましたら、全道3位の産出額とのこと。なんと1位は旭川、2位は岩見沢でした。収穫量では岩見沢が1位、旭川が2位、深川が3位でした。「岩見沢市など空知から旭川市などの上川地方にかけてが、北海道の米どころ」なのだそうです。北海道の場合、雪の多い地域が米どころになっているようです。

▲ 画像をクリックすると詳しい資料のページが見られます。


そよ風

 教区会の帰り、石北峠を通り越してしばらく走り、久しぶりにMさんのお店に立ち寄りました。美味しいコーヒーをいただきながら、お店の常連客とも話しをし、旅の疲れ(?)が和らぐようでした。地元の中学生がソフトクリームを注文し、ワイワイガヤガヤと放課後を楽しく過ごしていました。

▲ Mさんと3人の中学生

 Mさんが車で40分かかる私たちの教会からご自宅近くの教会へ行くことを申し出られた時は、心のなかにすきま風が吹いてくるような思いになりました。それでも、どこに出しても恥ずかしくないMさんを皆さんで祝福して送り出しました。「冷房がなくても、いい風が入ってくるんです」とMさんが言われるように、やさしくて気持ちのいい風が店内を通り抜けていました。

 今回のドライブでは、佐藤達彦君のCDを車の中で聞いていて、「風の中で」という曲の歌詞が心にとまりました。

何もない毎日にぼやくこともあるけど
何もない毎日はこんなにもうれしくて
何気ない一言で傷ついたりするけど
何気ない一言で元気をもらえた

そよ風のように静かにふいている
さり気のない人でいたい
ふとした時に心に感じる
風の中で生きていきたい

目を閉じて数えればこんなにもたくさんの
優しさや暖かさ心にあふれている
飾らずに気取らずに強がったりもせずに
ありのままそのままの自分でいられる

そよ風のように静かにふいている
愛の中を歩いていこう
ふとした時に心に感じる
風の中で愛の中で

佐藤達彦CD「WITH FRIEND」より

 さあ、明日は紋別に出かけての主日礼拝です。今朝の北見の最低気温は5度でした。紋別では明日、Nさんがストーブを点けているかもしれません!

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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