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24歳の読書感想文「言語化力」著:三浦崇宏

10代の若者が聴くような音楽をTikTokとAppleMusicで仕入れて聴いている24歳のカタヒラレンです。気持ちはずっと10代です!(ただ、厨二病が抜けないだけ)

数週間前に発売された三浦さんの本「言語化力」を読んだので、今日は感想をお話したいと思います〜。

この本は広告代理店で様々な経験をしてきた三浦さんが、想いや現象を言葉にする力の大きさを伝えてくれる本です。自分しか分からない信念を相手に可能な限りズレなく伝えることから逃げてはいけないことだったり、その言葉にする方法論を教えてくれたりします。印象に残る言葉、一生伝わる言葉の作り方も紹介してくれています。自分の気持ちを言葉にすることが苦手な人、説明が苦手な人はモチベーションを再確認するために買って損しない本だと思います。



感想


ちょうど1年前からnoteを始めましたが、始めた理由がまさに「言語化力の向上」でした。僕は圧倒的に右脳型人間のため、人にモノゴトを説明するとき擬音語を多用してしまい、相手を混乱させてしまいます。

大学時代、塾のバイトで中学生に数学を教えるとき、

僕「この方程式だと、数直線がビシッってなるでしょ?そしたら、もうこんな感じにグラフ見ればいいから〜〜〜」

生徒「は?」

みたいなことがよくあり、苦労した思い出があります。
noteを書き始めて、少しだけ言語化することがうまくなった気がします。文章の構成能力はともかく、使う言葉の種類が増えました。特に今まで使わなかった接続詞と形容詞がカラダに馴染んだことは大きな成長です。

つまり、感想は「noteで記事を書いてみよう!そしたら言語化がうまくなるぜ」です。笑


P.S
今回の本、悪くなかったんですが、イマイチ印象に残らなかった本でした。これは多分、広告の畑からやってきた人間の性なのでしょうが、発売前の期待値を上げすぎたんだと思います。僕の師匠(勝手に師匠と呼んでいるだけ)の西野亮廣は「満足度 - 期待値を+に設計しておかないと、次はない」と言います。

それを踏まえるとやっぱり「言語化力」は、発売前からの期待度が高すぎた。著者もすごくパワーのある方で、「何かすげえことを言ってくれるんだろう」という期待を必要以上に生ませてしまいます。

おじさんみたいな話ですが、今はネットで本音の意見を聴きやすくなったので、宣伝をやりすぎなくても、本当に良い内容は売れるんじゃないかなと。
最近でいうと、「ファクトフルネス」。一番の好例は、「嫌われる勇気」。
「売れてるモノが売れる。並んでいるお店に人は並ぶ。」というのは、装置としては強力ですが、「コンテンツの質が良い、または良い印象を与えた」という裏付けがないと根本が崩れるので、そこのパラメータにバランスを持たせる設計が必要だったのかもしれません。ま、初速が欲しいのかベストセラーにしたいのかで戦略は真逆になるのでしょうが・・・。

こんなこと三浦さんは余裕で分かっていると思うし、もっと違う想定があったと思うのでこれからも応援します。やっぱり、他人の挑戦を応援しながら自ら挑戦を続けている方の姿勢には感動しますね。

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